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【海外発!Breaking News】「母は強し!」巨大ワシに子を奪われたアザラシ、立ち向かって取り戻す(カナダ)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年6月23日 20時55分

米国の国鳥で肉食のハクトウワシは、大きいもので体重7キロ、翼長は2メートルにもなるという。そんなハクトウワシに我が子を襲われた母アザラシが、子を取り戻そうと勇敢に立ち向かう姿が今月中旬、カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバー島北東部ポート・マクニール沖合で撮影された。TikTokに投稿された映像を、動画プラットフォーム『Rumble』などが公開して話題になっている。

カナダのマニトバ州出身で、バンクーバー島北部にてトラベルナース(応援看護師)として働くアマンダさん(Amanda)は15日朝、隣人に誘われて船釣りに出かけた。そしてポート・マクニール沖合の小さな島まで来ると、水面から1メートルほどの岩場の上にハクトウワシが降り立つのを目撃し、思わずカメラを回したという。

当時の動画では、岩場から辺りを見回すハクトウワシと、その様子を斜め下の低い岩からうかがう成体のアザラシが見て取れ、しばらくするとハクトウワシが羽をバタバタさせて動き始める。

するとアマンダさんは、子アザラシがハクトウワシの鋭いかぎ爪に頭を押さえつけられ、岩場から体半分がぶら下がった状態でもがいていることに気付き、「オーマイガー。あれはアザラシの赤ちゃんかしら? あれは赤ちゃんだわ! なんてことなの」と呟いている。

子アザラシは必死に体をくねらせて抵抗しており、見かねた母アザラシは水中に潜り、我が子の真下に移動。水面から体を出すと、我が子の後肢を引っ張り始めた。



一方のハクトウワシは、子アザラシを岩の上に引き上げようとしているが、母アザラシも負けずと後肢を引っ張り続ける。そうしてしばらくすると、ハクトウワシは子アザラシを掴み続けていることができなくなって落としてしまい、親子は水中へと消えていった。

アマンダさんはその直後、「母アザラシは子を取り戻したわ。あの子が無事だといいけど」と心配そうに述べ、コメント欄には「もし母アザラシがあの子を助けることができなかったら、私はきっと泣いていたわ」と綴っていた。

そしてこの動画の視聴者は、「これぞ母の愛!」「母の愛ほど強いものはない」「あんな場面を良く捉えたわね」「ハクトウワシのかぎ爪は大きくて鋭いからね。子アザラシはもしかしたら生き残れなかったかもしれないね」「子アザラシの無事を祈るよ」「パート2をよろしく」といったコメントを寄せていた。

なおバンクーバーの地元紙によると、アザラシの子育て期は3月から7月だそうで、アマンダさんはフォローアップ動画を投稿してこのように説明した。

「私たちの船は岩場まで遠く、水中は岩だらけで近づくことができなかったの。でも親子が逃げてから数分後、ボートの反対側で親子が水面から頭を出すのを目撃したし、当時の動画もあるわよ。もしかしたらただの偶然にすぎないかもしれないけれど、私たちは希望を持っているわ!」

ちなみに過去には、米アラスカ州で野犬が巨大ワシに襲われる様子が捉えられ、TikTokで話題となった。野犬は鋭いかぎ爪で喉を押さえつけられていたが、仲間が助け出したという。



画像は『Daily Mail Video Facebook「Mother seal saves her pup from clutches of bald eagle」』『Yahoo News UK 「Mother seal saves her pup from the clutches of a bald eagle」』『Johon EchoHawk Atkin TikTok「#Eagle trying to take down a #RezDog.」』『Adorable Paws Facebook「A crying mother cat brought her dying kitten to a man. Just unbelieveble!」』『Marco Antonio Greminger Céspedes Facebook「El corazón de una madre es el más hermoso lugar para un hijo」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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