夏本番を前にしたこの時期、ロシアのあるカップルがビーチを訪れて海水浴を楽しんでいた。しかし荒波によって、女性が浅瀬から一気に沖合へと流されてしまった。当時のカップルの様子を撮影した動画はSNSで拡散され、海の恐ろしさを人々に知らしめることとなった。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えている。
ロシアのソチにあるリビエラビーチで現地時間16日午前5時頃、リペツク州出身のダイアナ・ベリャーエワさん(Diana Belyaeva、20)が、ボーイフレンドのアンドレイさん(Andrey、31)と一緒に浅瀬を歩いていたところ、高波にさらわれて沖合に流された。
ロシアのニュースメディア『Телеканал ЛенТВ24』によると、ダイアナさんは振付師になるという夢を持っており、今回の旅行資金のために配車アプリでタクシードライバーのアルバイトをしていたという。彼女はアンドレイさんとの旅行を楽しみにしていたようだ。
2人は列車でソチに到着し、ビーチで少し遊んだ後、ナイトクラブで夜明けまで過ごしたという。クラブが閉店した後に2人は再びビーチへ向かったが、その日は悪天候で岸辺に波が激しく打ち寄せていた。ダイアナさんとアンドレイさんは浅瀬に立っていたが、突然波に足元をさらわれ、2人はその場に倒れ込んでしまった。
さらに追い打ちをかけるように波が勢いよく引いたため、ダイアナさんはそのまま波にさらわれて沖合へと一気に流されてしまったのだ。アンドレイさんは後から打ち寄せる波がダイアナさんを押し戻してくれると期待していたが、彼女は波に揉まれながら岸からますます離れていった。
慌てたアンドレイさんは、海に飛び込んで助けに向かおうとするも高波に行く手を阻まれ、何もできない状態だった。当時の様子は同じビーチにいた人が撮影しており、その動画がSNSに拡散されると、アンドレイさんや撮影者に対して非難の声があがった。
「ボーイフレンドが危険な海での海水浴に誘ったんだろう。」
「男性たちは、ただ突っ立ったまま女性の死を見ていただけ。」
「何が起こっているのか、スマートフォンでただ撮影している人がいるなんて!」
『Телеканал ЛенТВ24』によると、ダイアナさんが行方不明になってから救助隊による懸命な捜索が行われたが、現地時間20日にリビエラビーチから2キロ離れた場所で、ダイアナさんは変わり果てた姿で発見された。のちにアンドレイさんは、地元メディアに対して「浅瀬にいた時は、それほど波が大きくないと思ってました。でも危険だと思って岸に戻ろうとしたら、その途中で波にさらわれてしまったんです」と語った。
一方、最後までダイアナさんが無事であることを信じていた彼女の家族は、遺体が発見された後も彼女の死を受け入れることができずにいるようだ。ロシアのニュースメディア『Московский Комсомолец』によると、ダイアナさんの遺体は火葬されたものの葬儀は行われていないという。ダイアナさんの友人は、「家族はダイアナがずっと生きていると思っていたいようで、葬儀もせず墓も作らないと決めたようです」と明かしている。
画像は『The Sun 「BEACH HORROR Tragic moment woman is swept out to sea to her death just seconds after romantic kiss with boyfriend on the beach」(Credit: East2West)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
ロシアのソチにあるリビエラビーチで現地時間16日午前5時頃、リペツク州出身のダイアナ・ベリャーエワさん(Diana Belyaeva、20)が、ボーイフレンドのアンドレイさん(Andrey、31)と一緒に浅瀬を歩いていたところ、高波にさらわれて沖合に流された。
ロシアのニュースメディア『Телеканал ЛенТВ24』によると、ダイアナさんは振付師になるという夢を持っており、今回の旅行資金のために配車アプリでタクシードライバーのアルバイトをしていたという。彼女はアンドレイさんとの旅行を楽しみにしていたようだ。
2人は列車でソチに到着し、ビーチで少し遊んだ後、ナイトクラブで夜明けまで過ごしたという。クラブが閉店した後に2人は再びビーチへ向かったが、その日は悪天候で岸辺に波が激しく打ち寄せていた。ダイアナさんとアンドレイさんは浅瀬に立っていたが、突然波に足元をさらわれ、2人はその場に倒れ込んでしまった。
さらに追い打ちをかけるように波が勢いよく引いたため、ダイアナさんはそのまま波にさらわれて沖合へと一気に流されてしまったのだ。アンドレイさんは後から打ち寄せる波がダイアナさんを押し戻してくれると期待していたが、彼女は波に揉まれながら岸からますます離れていった。
慌てたアンドレイさんは、海に飛び込んで助けに向かおうとするも高波に行く手を阻まれ、何もできない状態だった。当時の様子は同じビーチにいた人が撮影しており、その動画がSNSに拡散されると、アンドレイさんや撮影者に対して非難の声があがった。
「ボーイフレンドが危険な海での海水浴に誘ったんだろう。」
「男性たちは、ただ突っ立ったまま女性の死を見ていただけ。」
「何が起こっているのか、スマートフォンでただ撮影している人がいるなんて!」
『Телеканал ЛенТВ24』によると、ダイアナさんが行方不明になってから救助隊による懸命な捜索が行われたが、現地時間20日にリビエラビーチから2キロ離れた場所で、ダイアナさんは変わり果てた姿で発見された。のちにアンドレイさんは、地元メディアに対して「浅瀬にいた時は、それほど波が大きくないと思ってました。でも危険だと思って岸に戻ろうとしたら、その途中で波にさらわれてしまったんです」と語った。
一方、最後までダイアナさんが無事であることを信じていた彼女の家族は、遺体が発見された後も彼女の死を受け入れることができずにいるようだ。ロシアのニュースメディア『Московский Комсомолец』によると、ダイアナさんの遺体は火葬されたものの葬儀は行われていないという。ダイアナさんの友人は、「家族はダイアナがずっと生きていると思っていたいようで、葬儀もせず墓も作らないと決めたようです」と明かしている。
画像は『The Sun 「BEACH HORROR Tragic moment woman is swept out to sea to her death just seconds after romantic kiss with boyfriend on the beach」(Credit: East2West)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)