インドネシア、カリマンタン島ポンティアナックのジムで今月中旬、ランニングマシンを使用していた女性(22)が3階の窓から転落し死亡する事故が発生した。マシンのすぐ後ろには大きな窓があり、1時間以上前から開いていたという。当時の監視カメラの映像とともに、英ニュースメディア『The Sun』などが伝えた。
事故が起きたのは今月18日午後1時頃(一部報道では1時半頃)で、女性はジム内のランニングマシンで30分ほど走った後、速度を落として歩き始めたところだった。
当時の動画では、女性のランニングマシンの背後にある幅90センチの大きな窓が開いているのが分かり、女性はゆっくりと歩きながら首に巻いたタオルを手に取り、顔を覆って拭いている。ところがその直後、後方に流されて体勢を崩し、ベルトコンベアから落下。窓枠に手をかけるも、後ろ向きの状態で外のコンクリートの上に転落した。
ボーイフレンドらと一緒にジムに来ていた女性はその日、「2階で一緒にエクササイズをしよう」という誘いを断り、3階のランニングマシンを使用していて悲劇に見舞われた。女性は顔や体に青痣があったほか頭部に重傷を負っていたそうで、病院に緊急搬送されたものの命は助からなかった。脳出血がひどく、検死報告書によると、頭部の打撲傷と裂傷が広範囲に及んでいたという。
この事故を受け、ジム側は女性の家族に謝罪し、3日間の営業停止処分となった。またポンティアナック市警察の犯罪捜査部門は、ジム側に過失があったとして捜査を開始。同警察署長のアントニウス・トライアス・クンクロジャティ氏(Antonius Trias Kuncurojati)は、ランニングマシンが窓から約60センチ(2フィート)しか離れていなかったこと、窓枠下部分から床までが30センチしかなかったことなどが危険な状況を生み出したと指摘した。
さらに問題の窓は、普段は施錠されておらず、誰でも開けられる状態になっていたことも判明。監視カメラの映像により、4月からジムの会員だったある女性が正午頃、事故が起きた窓を開けていたことも明らかにされた。
女性は「ジム内の換気のため、よく窓が開いているのを目にしていた。『窓を開けてはいけない』という注意書きはなく、禁止もされていなかった」と語っているそうで、ジムのマネージャーは「以前は窓を開けないように注意を促すシールが貼ってあった。ただそれが剥がれてしまい、窓にペンで警告文を書いていたが、消されてしまったか薄くなってしまったようだ」と弁明した。
捜査は今も継続中のことだが、今回の事故には次のようなコメントが寄せられた。
「ほとんどのジムは安全のために開閉できず、プレキシガラスを使用している。」
「危険極まりない。なぜ、ランニングマシンが窓に面して設置されていなかったのか。そうすれば景色を楽しむこともできるのに。」
「これはジム側の重大な過失。亡くなった女性や家族のことを思うと心が痛む。」
「まるで起こるべくして起きた事故。」
「これまでランニングマシンから転落する人を何度も見てきた。マシンの背後の窓を開けるなんて信じられない。防げた事故だ。」
ちなみに2022年にはブラジルで、23歳の女性がジップラインのジャンプ台から転落し死亡した。ジャンプ台には穴が開いており、女性はジャンプ台に上がった直後に穴から落ちたという。
画像は『The Sun 「GYM TRAGEDY Horror moment gym-goer is thrown to her death out of window after she falls off treadmill that’s going too fast」(Credit: Newsflash)』『New York Post 「Fitness fanatic, 22, falls off treadmill before plummeting to her death out of third-story window」(Newsflash)』『The Mirror 「Eerie final photo of nurse who fell to her death shows her climbing up dodgy zip line」(Image: Newsflash)』『Mossos X「Tan important és portar el sistema de retenció infantil com utilitzar-lo.」』『The Daily Star 「Woman dies falling from ferris wheel meant for children in front of horrified onlookers」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
事故が起きたのは今月18日午後1時頃(一部報道では1時半頃)で、女性はジム内のランニングマシンで30分ほど走った後、速度を落として歩き始めたところだった。
当時の動画では、女性のランニングマシンの背後にある幅90センチの大きな窓が開いているのが分かり、女性はゆっくりと歩きながら首に巻いたタオルを手に取り、顔を覆って拭いている。ところがその直後、後方に流されて体勢を崩し、ベルトコンベアから落下。窓枠に手をかけるも、後ろ向きの状態で外のコンクリートの上に転落した。
ボーイフレンドらと一緒にジムに来ていた女性はその日、「2階で一緒にエクササイズをしよう」という誘いを断り、3階のランニングマシンを使用していて悲劇に見舞われた。女性は顔や体に青痣があったほか頭部に重傷を負っていたそうで、病院に緊急搬送されたものの命は助からなかった。脳出血がひどく、検死報告書によると、頭部の打撲傷と裂傷が広範囲に及んでいたという。
この事故を受け、ジム側は女性の家族に謝罪し、3日間の営業停止処分となった。またポンティアナック市警察の犯罪捜査部門は、ジム側に過失があったとして捜査を開始。同警察署長のアントニウス・トライアス・クンクロジャティ氏(Antonius Trias Kuncurojati)は、ランニングマシンが窓から約60センチ(2フィート)しか離れていなかったこと、窓枠下部分から床までが30センチしかなかったことなどが危険な状況を生み出したと指摘した。
さらに問題の窓は、普段は施錠されておらず、誰でも開けられる状態になっていたことも判明。監視カメラの映像により、4月からジムの会員だったある女性が正午頃、事故が起きた窓を開けていたことも明らかにされた。
女性は「ジム内の換気のため、よく窓が開いているのを目にしていた。『窓を開けてはいけない』という注意書きはなく、禁止もされていなかった」と語っているそうで、ジムのマネージャーは「以前は窓を開けないように注意を促すシールが貼ってあった。ただそれが剥がれてしまい、窓にペンで警告文を書いていたが、消されてしまったか薄くなってしまったようだ」と弁明した。
捜査は今も継続中のことだが、今回の事故には次のようなコメントが寄せられた。
「ほとんどのジムは安全のために開閉できず、プレキシガラスを使用している。」
「危険極まりない。なぜ、ランニングマシンが窓に面して設置されていなかったのか。そうすれば景色を楽しむこともできるのに。」
「これはジム側の重大な過失。亡くなった女性や家族のことを思うと心が痛む。」
「まるで起こるべくして起きた事故。」
「これまでランニングマシンから転落する人を何度も見てきた。マシンの背後の窓を開けるなんて信じられない。防げた事故だ。」
ちなみに2022年にはブラジルで、23歳の女性がジップラインのジャンプ台から転落し死亡した。ジャンプ台には穴が開いており、女性はジャンプ台に上がった直後に穴から落ちたという。
画像は『The Sun 「GYM TRAGEDY Horror moment gym-goer is thrown to her death out of window after she falls off treadmill that’s going too fast」(Credit: Newsflash)』『New York Post 「Fitness fanatic, 22, falls off treadmill before plummeting to her death out of third-story window」(Newsflash)』『The Mirror 「Eerie final photo of nurse who fell to her death shows her climbing up dodgy zip line」(Image: Newsflash)』『Mossos X「Tan important és portar el sistema de retenció infantil com utilitzar-lo.」』『The Daily Star 「Woman dies falling from ferris wheel meant for children in front of horrified onlookers」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)