韓国の空港を離陸した大韓航空機が、機内の与圧に問題が生じる事故が発生した。これにより、乗客らが鼻血を出すなどの症状に苦しむことになったという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
今月22日、韓国・仁川広域市中区にある仁川国際空港を午後4時45分に離陸した大韓航空のボーイング737-8型機が、程なくして同空港に引き返した。同機は台湾の台中に向かっていたが、約50分後に韓国最南端にある済州島の上空で機内の圧力を調整する与圧システムに問題が生じたという。
当時、同機は3万フィート(約9144メートル)以上の高度で飛行していたが、機内の酸素濃度を正常に保つため、9000フィート(約2743メートル)の高さまで急降下することとなった。この急降下によって125人の乗客の中には鼻血が出たり、耳の痛みを訴える人が現れた。
そのため同機は仁川国際空港に引き返すことになったが、乗客が機内の様子を撮影した動画には、天井からぶら下がっている酸素マスクをつけ、不安そうな面持ちの乗客らの姿が映っていた。
今回、与圧に問題が生じた原因は明らかになっていないが、韓国国土交通部によると、操縦室で与圧システムの警告が確認されたため、パイロットが機内の酸素濃度を保つ手段として急降下を行ったとのことだ。同機に乗っていたある乗客は、突然の急降下によって「まるでジェットコースターに乗っている時のG(重力加速度)の負荷がかかったような状態だった」と語っている。
航空関連情報のウェブサイト『PYOK』によると、午後7時38分に同機が仁川国際空港へ戻った後、乗客のうち16人が病院に搬送されたという。しかしながら、今回大きな混乱を招いたにもかかわらず、乗客の中に重傷者は出なかったそうだ。
画像は『Daily Mail TikTok「Terrified passengers aboard a Korean Airlines Boeing 737 Max 8 were forced to use oxygen masks following a cabin pressure failure.」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
今月22日、韓国・仁川広域市中区にある仁川国際空港を午後4時45分に離陸した大韓航空のボーイング737-8型機が、程なくして同空港に引き返した。同機は台湾の台中に向かっていたが、約50分後に韓国最南端にある済州島の上空で機内の圧力を調整する与圧システムに問題が生じたという。
当時、同機は3万フィート(約9144メートル)以上の高度で飛行していたが、機内の酸素濃度を正常に保つため、9000フィート(約2743メートル)の高さまで急降下することとなった。この急降下によって125人の乗客の中には鼻血が出たり、耳の痛みを訴える人が現れた。
そのため同機は仁川国際空港に引き返すことになったが、乗客が機内の様子を撮影した動画には、天井からぶら下がっている酸素マスクをつけ、不安そうな面持ちの乗客らの姿が映っていた。
今回、与圧に問題が生じた原因は明らかになっていないが、韓国国土交通部によると、操縦室で与圧システムの警告が確認されたため、パイロットが機内の酸素濃度を保つ手段として急降下を行ったとのことだ。同機に乗っていたある乗客は、突然の急降下によって「まるでジェットコースターに乗っている時のG(重力加速度)の負荷がかかったような状態だった」と語っている。
航空関連情報のウェブサイト『PYOK』によると、午後7時38分に同機が仁川国際空港へ戻った後、乗客のうち16人が病院に搬送されたという。しかしながら、今回大きな混乱を招いたにもかかわらず、乗客の中に重傷者は出なかったそうだ。
画像は『Daily Mail TikTok「Terrified passengers aboard a Korean Airlines Boeing 737 Max 8 were forced to use oxygen masks following a cabin pressure failure.」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)