カニエ・ウェスト(47)が、元従業員に訴えられた。裁判所に提出された書類によると、元従業員らは上司から「奴隷」と呼ばれたり、超過勤務を強いられたという。また、従業員には未成年者もいたが、カニエの妻ビアンカさん(29)から成人向けのビデオが送られてくることもあったそうだ。
ラッパーのカニエ・ウェストは、自身が手がけるブランド「YEEZY」を設立するなど経営者としても知られる。そんなカニエが、元従業員から「強制労働や差別的な言葉をかけられた」と訴えられたことが明らかになった。
米メディア『TMZ』が入手した裁判所への提出書類によると、カニエは自身の新しい2枚のアルバム『Vultures』『Vultures 2』のプロモーションのために「Apple Music」や「Spotify」などに費用を払いたくないという理由から、自身で音楽ストリーミングサービス「YZYVSN」を立ち上げる計画を立てていたそうだ。
そのサービス開発のため、カニエは自身の会社で当時、CoS(チーフ・オブ・スタッフ)を務めていたジャーナリストのマイロ・ヤノプルス氏(39)と共に、一番年下は14歳という未成年者を含む8人のアフリカ系アメリカ人を雇い、マイロ氏は音楽ストリーミングサービスのアプリを完成したら12万ドル(約1940万円)を報酬として支払うと約束していたという。
しかし元従業員は、カニエたちから「強制労働、残酷で非人間的、そして屈辱的な扱いをされた」として訴訟を起こした。
提出書類によると、勤務はZoomなどを使い、カニエらとコミュニケーションを取りながら行われたが、長時間労働を強いられて寝る時間も与えられず、白人の上司から日常的に差別用語で罵られたという。さらに年齢、人種、性的指向、出身国を揶揄され、中には「奴隷」と呼ばれていたメンバーもいたそうだ。
マイロ氏が未成年者のことを「学校の狙撃犯」と呼んだり、カニエも雇う際に「秘密保持契約に署名しなければクビにする」と脅したこともあったようだ。また当時、アダルト動画の会社を設立しようと動いていたカニエと妻ビアンカ・センソリさんは、未成年者がいながらもアダルト動画にアクセスできるURLを送りつけたという。
元従業員はカニエとマイロ氏を訴え、未払いの給料や超過分の労働、また精神的苦痛に対しての損害賠償の支払いなどを求めている。ちなみに、ビアンカさんは訴えられていない。
この件について、カニエは正式なコメントを発表していない。一方、すでにカニエの会社を退職しているマイロ氏は、Xでこのように綴っている。
「カニエの会社『YEEZY』で正社員で雇用してもらえなかったって不満のある、無能な黒人の開発者によってくだらない訴訟が起こされた。」
「後日、カメラの前でこの裁判書類を一文ずつ説明するよ。今までこんなに嘘が並べられた文書は見たことがない。」
マイロ氏は投稿の最後に「1円も払う気はない」と述べ、闘う姿勢を見せている。
画像2、3枚目は『nssmagazine Instagram「EXCLUSIVE: Ye and Bianca backstage yesterday at the @prototypes.ch SS25 fashion show.」』『Milo Yiannopoulos 2024年6月29日付X「Cheeto dust」』より
(TechinsightJapan編集部 Tina)
ラッパーのカニエ・ウェストは、自身が手がけるブランド「YEEZY」を設立するなど経営者としても知られる。そんなカニエが、元従業員から「強制労働や差別的な言葉をかけられた」と訴えられたことが明らかになった。
米メディア『TMZ』が入手した裁判所への提出書類によると、カニエは自身の新しい2枚のアルバム『Vultures』『Vultures 2』のプロモーションのために「Apple Music」や「Spotify」などに費用を払いたくないという理由から、自身で音楽ストリーミングサービス「YZYVSN」を立ち上げる計画を立てていたそうだ。
そのサービス開発のため、カニエは自身の会社で当時、CoS(チーフ・オブ・スタッフ)を務めていたジャーナリストのマイロ・ヤノプルス氏(39)と共に、一番年下は14歳という未成年者を含む8人のアフリカ系アメリカ人を雇い、マイロ氏は音楽ストリーミングサービスのアプリを完成したら12万ドル(約1940万円)を報酬として支払うと約束していたという。
しかし元従業員は、カニエたちから「強制労働、残酷で非人間的、そして屈辱的な扱いをされた」として訴訟を起こした。
提出書類によると、勤務はZoomなどを使い、カニエらとコミュニケーションを取りながら行われたが、長時間労働を強いられて寝る時間も与えられず、白人の上司から日常的に差別用語で罵られたという。さらに年齢、人種、性的指向、出身国を揶揄され、中には「奴隷」と呼ばれていたメンバーもいたそうだ。
マイロ氏が未成年者のことを「学校の狙撃犯」と呼んだり、カニエも雇う際に「秘密保持契約に署名しなければクビにする」と脅したこともあったようだ。また当時、アダルト動画の会社を設立しようと動いていたカニエと妻ビアンカ・センソリさんは、未成年者がいながらもアダルト動画にアクセスできるURLを送りつけたという。
元従業員はカニエとマイロ氏を訴え、未払いの給料や超過分の労働、また精神的苦痛に対しての損害賠償の支払いなどを求めている。ちなみに、ビアンカさんは訴えられていない。
この件について、カニエは正式なコメントを発表していない。一方、すでにカニエの会社を退職しているマイロ氏は、Xでこのように綴っている。
「カニエの会社『YEEZY』で正社員で雇用してもらえなかったって不満のある、無能な黒人の開発者によってくだらない訴訟が起こされた。」
「後日、カメラの前でこの裁判書類を一文ずつ説明するよ。今までこんなに嘘が並べられた文書は見たことがない。」
マイロ氏は投稿の最後に「1円も払う気はない」と述べ、闘う姿勢を見せている。
画像2、3枚目は『nssmagazine Instagram「EXCLUSIVE: Ye and Bianca backstage yesterday at the @prototypes.ch SS25 fashion show.」』『Milo Yiannopoulos 2024年6月29日付X「Cheeto dust」』より
(TechinsightJapan編集部 Tina)