Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】12階から投げ落とされた猫、脚や顎を骨折するも奇跡的に助かる(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年7月8日 16時23分

米ミネソタ州で先月24日、「マンションの12階から猫が投げ落とされた」という通報が動物保護管理局に届いた。猫は2本の脚や両顎を骨折する重傷を負ったものの、奇跡的に一命を取り留めた。現在は動物保護団体のもとで暮らしており、酷い目に遭ったにもかかわらず、喉を鳴らしてスタッフに甘えているという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。

米ミネソタ州スティルウォーターを拠点に活動する動物保護団体「Home For Life Animal Sanctuary(以下、HFL)」は今月2日、保護した猫に関する情報を公開した。

保護されたのは猫の“リュ(Rue、1)”で、同州ミネアポリスにあるマンションの12階バルコニーから投げ落とされ、コンクリートの地面に叩きつけられたという。

リュが落下した瞬間を目撃したステイシー・ハリスさん(Stacy Harris)は、「猫はコンクリートの上に落ちたんです。今、この話をしているだけでも心臓がドキドキします。だって猫が落ちたんですよ?」と信じ難い光景を目撃した当時を振り返る。

ステイシーさんは目撃していた近所の人と一緒に、同州の動物保護管理局へ通報した。リュは奇跡的に一命を取り留めたものの、2本の脚と上下の顎を骨折する重傷を負った。

同局はリュの面倒を見てくれる人を探したが、重傷で治療費は高額になることが予想されたため、名乗り出る人はいなかった。このままでは安楽死の選択肢しかなかったが、安楽死実施の数時間前にHFLが保護することを申し出た。

骨折部位を装具で固定したリュは、両顎を骨折して食べることができないため、鼻からチューブを通し、食事や水分を補給できるように処置を受けた。

負傷した翌日に動物病院から退院したリュは療養中、HFLのメンバーであるハイジ・プラスキさん(Heidi Pulaski)のもとで過ごすことになった。HFLに到着した当初、リュは非常に痛がっていたという。人間によって酷い目に遭ったはずのリュだったが、しばらくすると喉を鳴らし、抱っこしてもらいたがるようになった。

「こんな目に遭った子が再び人間を信用してくれるなんて、本当にすごいですよね」と、ハイジさんはリュの様子に驚いている。

HFLによると、今月3日にリュの骨折した両顎を固定するため、“革新的な処置”を行ったそうだ。処置には痛みを伴う手術や外付けの固定具は使用せず、人間専門の歯科医が協力し、上下の犬歯を接着するデバイスを用いて顎を固定させたそうだ。



またHFLは、リュを12階から投げ落とすという酷い扱いをした人に然るべき罰を受けるべきだと考え、情報を公開することにしたという。しかし、ミネソタ州動物保護管理局は「犯罪行為だという理由がない」とし、犯人の特定はされていないが捜査を終了したと報じられている。



ショッキングなこのニュースに、人々からは「12階から落ちても生き残ったなんて奇跡」「素晴らしい人たちに保護されて本当によかった」などといったコメントのほか、「こんなことをする人は最低だし、特定されるべき」「犯人を逮捕して犯罪歴を残してほしい」「猫をバルコニーから投げて起訴されないなんて信じられない」など、リュにこのような酷いことをした犯人への怒りの声が多数あがっている。



画像は『Home For Life Animal Sanctuary 「Press Release - Cat Thrown from 12-story Balcony In Minneapolis Survives to Find Her Home for Life」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

この記事の関連ニュース