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【海外発!Breaking News】パスポートを紛失したため、見知らぬエジプト人の妻になっていたロシア人女性

TechinsightJapan 2024年7月7日 16時43分

ロシアのある女性は、パスポートを紛失したことで自分が見知らぬエジプト人の妻になっていたことを知り、愕然とした。女性は裁判所に出向いて婚姻の取り消しを訴えていたが、このほどようやく結婚を無効にすることができたという。ロシアのニュースメディア『KP.RU』などが伝えている。

露サンクトペテルブルク在住のエカテリーナさん(25)は、かねてからエジプト人の夫との婚姻の無効を裁判所に訴えていたが、このほどようやく認められた。エカテリーナさんはパスポートを紛失したことで、会ったことも話したこともないエジプト国籍のムスタファ(34)といつの間にか結婚したことになっていたのだ。

ロシアのニュースメディア『KP.RU』によると、エカテリーナさんは2021年の夏頃にパスポートを紛失し、地元警察に紛失届を出したものの、再発行はしていなかったようだ。そしてエカテリーナさんは、今年の初め頃にシングルマザーとして赤ちゃんを出産し、出生証明書の発行手続きをすることとなった。

ところがこの時、エカテリーナさんは2022年1月21日に自分が結婚しており、ムスタファの妻になっていることを知ったという。愕然としたエカテリーナさんだったが、婚姻の無効を訴えたことで検察の捜査が入ることになった。検察の調べを受けたムスタファは「妻と今は別居しているが、墓に入るまで彼女を愛している」と話していたというが、最終的にムスタファが婚姻を偽造していたことが判明した。

『KP.RU』によると、エカテリーナさんが紛失したパスポートは、当時ロシアを訪れていたムスタファの手に渡り、彼はエカテリーナさんのパスポートの証明写真に友人女性の写真を貼り付けて偽造し、その友人とともに役所を訪れて婚姻届の申請を行ったという。

その時、パスポートが偽造されたものだと職員は誰も気づかなかったそうだ。しかし、弁護士で家庭問題の専門家であるフィリップ・デメンコフ氏は「役所の職員の怠慢か、もしくは金銭を受け取って詐欺行為を黙認していたのではないか」と指摘している。

その後、ムスタファはロシアの市民権を取得してケータリングの仕事に就いていたが、今後は国外退去処分だけでなく、文書偽造の罪で刑事訴訟に直面すると報じられている。

画像は『KP.RU 「«Никогда не видела мужа»: Мать-одиночка из Петербурга расторгла брак с египтянином, который нашел ее паспорт и тайно женился на ней в ЗАГСе」(Фото: личная страница ВКонтакте)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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