米オクラホマ州で、今年5月に1歳4か月の息子を5時間以上も車の中に放置したままカジノで遊んでいた女が起訴された。女は当初、警察に対し「20分だけ車から離れていた」と主張していたが、カジノで5時間以上も過ごしていた事実が防犯カメラにより確認されたという。米ニュースメディア『The News on 6』などが伝えた。
育児放棄の疑いで起訴されたのは、デイシー・イェーガー(Dacie Yeager)だ。5月31日、米オクラホマ州カトゥーサにあるホテル「Hard Rock Hotel & Casino」の駐車場で、エンジンがかかったままの車を警備員が発見した。車内を確認すると、幼い男児が1人だけで放置されていることが分かった。
車には鍵がかかっていたため男児を助けることはできず、保護者が現れる様子もなかったため、警備員はカトゥーサ警察に通報した。しばらくして警察官が到着し、車の持ち主で男児の母親であるデイシーがカジノから走って出てきた。
当時の様子は警察官のボディカメラが捉えており、「なぜ子どもを車に置き去りにしたんだ?」とデイシーに問う警察官の声が聞こえる。デイシーが「父親を探しに行っていたんです」と答えると、警察官は「これは刑務所送りになるような行為だ。なぜ子どもを置いていったんだ?」と怒りをあらわにしている。
デイシーは「父親を探しに出ていたんです」と繰り返し説明し、話の途中で車のそばに向かった。取り乱していたデイシーに、警察官は「子どもが無事か確かめなきゃいけない。車の鍵を開けて」と指示した。ドアが開き、警備員とみられる女性が赤ちゃんを抱き上げて無事を確認し、デイシーに渡した。
デイシーによると、息子は健康上の問題があり、栄養チューブを常に装着しているということだった。しかし男児を発見した時、チューブは外れていたという。
警察の取り調べを受けたデイシーは、辻褄の合わない話をしていたそうだ。警察がカジノの防犯カメラを確認したところ、午前9時半にデイシーがカジノへ入っていく姿が捉えられていた。その後、出てくる姿は映っておらず、警察のもとにデイシーが駆け寄ったのは、午後2時50分のことだった。
デイシーは警察に「20分くらいしか車から離れていない」と話したが、防犯カメラの映像によれば5時間以上もカジノで過ごしていたことになる。病院に運ばれた男児は、オムツを外すと汚れていたそうだ。
また、デイシーは「子どもをうっかり車に置いていってしまった」とも主張したが、警察は意図的な行為とみて、デイシーを育児放棄の疑いで起訴し、勾留した。現在のデイシーは保釈されたと報じられている。
カトゥーサ警察のルーニー・ベナイト署長(Ronnie Benight)は、「なんて無責任なんだ。何か困っているのなら助けを求めなさい。特に子どもを危険にさらすようなことなら、なおさらです。誰かが車を壊して盗むかもしれないし、車が動かなくなって、エアコンが止まってしまう可能性もあるんです」とコメントした。
今回のニュースに、人々からは「この男の子は、こんな扱いを受けるために生まれたわけじゃない」「幼い子を車に5時間も放置するなんて、信じられない」「誰かに連れ去られてしまっていたかもしれないよ」「子どもがそんなに邪魔なら、養子に出せばいいのに」などといった声が寄せられた。
ちなみに2020年10月には米ネバダ州で、車内に閉じ込められた1歳女児を救出するために警察官が窓を割ろうとしたところ、父親が「修理代がない」と拒否したため、女児は亡くなってしまった。
画像は『The News on 6 「BODY CAMERA VIDEO SHOWS POLICE INTERACT WITH WOMAN ACCUSED OF LEAVING CHILD IN CAR WHILE INSIDE CASINO」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
育児放棄の疑いで起訴されたのは、デイシー・イェーガー(Dacie Yeager)だ。5月31日、米オクラホマ州カトゥーサにあるホテル「Hard Rock Hotel & Casino」の駐車場で、エンジンがかかったままの車を警備員が発見した。車内を確認すると、幼い男児が1人だけで放置されていることが分かった。
車には鍵がかかっていたため男児を助けることはできず、保護者が現れる様子もなかったため、警備員はカトゥーサ警察に通報した。しばらくして警察官が到着し、車の持ち主で男児の母親であるデイシーがカジノから走って出てきた。
当時の様子は警察官のボディカメラが捉えており、「なぜ子どもを車に置き去りにしたんだ?」とデイシーに問う警察官の声が聞こえる。デイシーが「父親を探しに行っていたんです」と答えると、警察官は「これは刑務所送りになるような行為だ。なぜ子どもを置いていったんだ?」と怒りをあらわにしている。
デイシーは「父親を探しに出ていたんです」と繰り返し説明し、話の途中で車のそばに向かった。取り乱していたデイシーに、警察官は「子どもが無事か確かめなきゃいけない。車の鍵を開けて」と指示した。ドアが開き、警備員とみられる女性が赤ちゃんを抱き上げて無事を確認し、デイシーに渡した。
デイシーによると、息子は健康上の問題があり、栄養チューブを常に装着しているということだった。しかし男児を発見した時、チューブは外れていたという。
警察の取り調べを受けたデイシーは、辻褄の合わない話をしていたそうだ。警察がカジノの防犯カメラを確認したところ、午前9時半にデイシーがカジノへ入っていく姿が捉えられていた。その後、出てくる姿は映っておらず、警察のもとにデイシーが駆け寄ったのは、午後2時50分のことだった。
デイシーは警察に「20分くらいしか車から離れていない」と話したが、防犯カメラの映像によれば5時間以上もカジノで過ごしていたことになる。病院に運ばれた男児は、オムツを外すと汚れていたそうだ。
また、デイシーは「子どもをうっかり車に置いていってしまった」とも主張したが、警察は意図的な行為とみて、デイシーを育児放棄の疑いで起訴し、勾留した。現在のデイシーは保釈されたと報じられている。
カトゥーサ警察のルーニー・ベナイト署長(Ronnie Benight)は、「なんて無責任なんだ。何か困っているのなら助けを求めなさい。特に子どもを危険にさらすようなことなら、なおさらです。誰かが車を壊して盗むかもしれないし、車が動かなくなって、エアコンが止まってしまう可能性もあるんです」とコメントした。
今回のニュースに、人々からは「この男の子は、こんな扱いを受けるために生まれたわけじゃない」「幼い子を車に5時間も放置するなんて、信じられない」「誰かに連れ去られてしまっていたかもしれないよ」「子どもがそんなに邪魔なら、養子に出せばいいのに」などといった声が寄せられた。
ちなみに2020年10月には米ネバダ州で、車内に閉じ込められた1歳女児を救出するために警察官が窓を割ろうとしたところ、父親が「修理代がない」と拒否したため、女児は亡くなってしまった。
画像は『The News on 6 「BODY CAMERA VIDEO SHOWS POLICE INTERACT WITH WOMAN ACCUSED OF LEAVING CHILD IN CAR WHILE INSIDE CASINO」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)