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【海外発!Breaking News】早朝に発生した火災、原因となった愛犬の行動が監視カメラで発覚(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年7月10日 20時55分

米コロラド州の民家で先月26日早朝、火災が発生した。住人は煙を吸って病院に運ばれたが、家全体に燃え広がる前に消火した。のちに消防署が出火原因を調べるため監視カメラを確認すると、そこには犬がコンロに火をつける姿があったという。米ニュースメディア『USA TODAY』などが伝えている。

米コロラド州のコロラド・スプリングス消防署に先月26日午前4時43分、火災の通報が入った。通報は火災が発生した民家の住人からのもので、「キッチンのコンロから出火し、自分たちで消火した」と説明したそうだ。

通報を受けた4分後に消防隊員らが民家に駆けつけると、住人の話通り、火は消し止められていた。当時、就寝していた住人は、Apple社のスマートスピーカー「HomePod」が高熱を検知したとアラームを発し、それで目を覚ました。階下のキッチンを確認しにいくと、大きな炎に包まれていたという。

消防署が出火原因の調査を行うため、室内に設置されていた監視カメラの映像を確認すると、驚きの事実が判明した。

その映像には、静まり返ったキッチンが映っている。しかし画面左側に、コンロ部分に前足をかけて、その上に置いてあった箱のニオイを嗅ぐ犬の姿が捉えられていた。

そして犬がコンロを離れた直後、コンロの1つが光を放ち始めた。犬が前足をかけた時に、偶然にもコンロのスイッチがオンになってしまったのだ。しかも不運なことに、熱されたコンロの上には可燃性の箱が置いてあり、箱が燃え始めてしまった。



しばらくすると天井に届くほどの大きな炎となって煙が充満し、警報音が鳴り響くキッチンの様子が映った。火災に気づいた住人が、上の階からドタドタとキッチンへ降りてくる足音も録音されていた。

住人は消火の際に煙を吸ってしまい病院に運ばれたが、他の住人や犬にケガはなかったと報じられている。



火災の影響で、2階部分が住める状態ではなくなってしまい、この家の持ち主の母親であるキム・スミスさん(Kim Smith)が、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを設置して、修繕費の募金を開始している。



今回の動画をFacebookでシェアしたコロラド・スプリングス消防署は、「今回のケースは、各寝室や各階、屋内外に煙探知機を設置すること、可燃物をコンロやオーブンから遠ざけておくこと、火災発生時に部屋からの脱出経路を2つ知っておくことなどの良い教訓となりました」と綴り、注意を呼びかけた。

この映像を見た人々からは、「これは恐ろしい」「コンロの上に燃える物を置くのは良くないね」「簡単につまみを操作できてしまうコンロのデザインがいけないかも」「うちではコンロのつまみカバーを使っているよ」などの声が寄せられている。



画像は『Colorado Springs Fire Department Facebook「#UPDATE: After learning more about the Apple HomePod we’ve discovered the HomePod likely heard the smoke alarms in the home」』『GoFundMe 「Support for family Home Recovery」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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