イラン南部の空港で3日、航空整備士の男性が試運転中だったエンジンに吸い込まれて死亡した。男性は整備を終えた後、エンジン周辺に置き忘れた工具を取りに戻ったところ事故にあったという。痛ましいニュースをドイツのニュースメディア『Bild』などが伝えた。
イラン南部のチャーバハール・コナーラク空港で3日朝、地元の航空整備士アボルファズル・アミリさん(Abolfazl Amiri、26)が飛行機のエンジンに吸い込まれて死亡した。
同機はイランの航空会社「バレシュ・エアラインズ」が運航し、首都テヘランから午前7時15分に到着したばかりのボーイング737-500型機で、アボルファズルさんは乗客・乗員全員が降機後に整備作業を行った。
そして整備終了後、同機はエンジンの空気の流れをコントロールするためのカバー「カウルフラップ」を開けたまま、右側エンジンの試運転を開始。現場では当時、エンジン周りの安全を確保するため、立ち入り禁止区域が設定された。
ところがアボルファズルさんはその後、整備用工具をエンジン周辺に置き忘れたことに気付き、高速で回転するタービンに接近するという致命的なミスを犯し、エンジン内に一気に吸い込まれて即死した。
エンジンはその直後、火を吹き始めたそうで、現場には救急隊らが駆けつけて対応し、遺体を回収した。
なおこの事故に関しては現在、イラン航空当局による調査が行われているが、今回のニュースに人々は「悲しい事故」「かわいそうだが整備士のミス」「これはブレンダーの中に落ちてしまったようなもの。悲劇としか言いようがない」「苦しまないで逝ったことを願う」「安らかに」といった感想を寄せていた。
ちなみにオランダのスキポール国際空港でも今年5月、飛行機のエンジンに人間が吸い込まれる事故が起きており、目撃者は「自分で飛び込んだようだった」「地獄のような音だった」と証言していた。
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画像は『BILD.de 「Mechaniker von Triebwerk angesaugt - tot」(Foto: Privat)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
イラン南部のチャーバハール・コナーラク空港で3日朝、地元の航空整備士アボルファズル・アミリさん(Abolfazl Amiri、26)が飛行機のエンジンに吸い込まれて死亡した。
同機はイランの航空会社「バレシュ・エアラインズ」が運航し、首都テヘランから午前7時15分に到着したばかりのボーイング737-500型機で、アボルファズルさんは乗客・乗員全員が降機後に整備作業を行った。
そして整備終了後、同機はエンジンの空気の流れをコントロールするためのカバー「カウルフラップ」を開けたまま、右側エンジンの試運転を開始。現場では当時、エンジン周りの安全を確保するため、立ち入り禁止区域が設定された。
ところがアボルファズルさんはその後、整備用工具をエンジン周辺に置き忘れたことに気付き、高速で回転するタービンに接近するという致命的なミスを犯し、エンジン内に一気に吸い込まれて即死した。
エンジンはその直後、火を吹き始めたそうで、現場には救急隊らが駆けつけて対応し、遺体を回収した。
なおこの事故に関しては現在、イラン航空当局による調査が行われているが、今回のニュースに人々は「悲しい事故」「かわいそうだが整備士のミス」「これはブレンダーの中に落ちてしまったようなもの。悲劇としか言いようがない」「苦しまないで逝ったことを願う」「安らかに」といった感想を寄せていた。
ちなみにオランダのスキポール国際空港でも今年5月、飛行機のエンジンに人間が吸い込まれる事故が起きており、目撃者は「自分で飛び込んだようだった」「地獄のような音だった」と証言していた。
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