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【海外発!Breaking News】外壁から顔を出す2匹のヘビを発見した男性、その正体を知って驚愕(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年7月14日 17時14分

アメリカ在住のある男性が、外壁から顔を出す珍しい2匹のヘビを見つけた。カメラを回して近づいたところ、それが全くの別物であることに気付き、驚いたという。男性が見たのは、一体何だったのだろうか。

米アーカンソー州で店を経営するヴィカス・チョーハンさん(Vikash Chauhan)はある日、店の外にある灰色のレンガ壁の背後から2匹のヘビが顔を出しているのを目にして、カメラを回した。

それは双頭のヘビのようにも見えるが、ジグザグの模様と大きな目が特徴的で、ヴィカスさんは「どうしてこんなところにヘビがいるのだろう」と不思議に思ったという。そして近づいてみたところ、それが昆虫であることに気付いて驚愕したそうで、当時のことを「本当に衝撃的だったよ」と振り返る。

実はヴィカスさん、体表の模様にすっかり騙されてしまったようで、この時の動画を今年5月、「アメリカの蝶」と言葉を添えてInstagramにシェアした。その後、動画が動物専門ネットサイト『The Dodo』の目に留まり、この個体がヘビでも蝶でもなく、「セクロピアサン(Cecropia moth)」と呼ばれる大型の蛾で、北米の在来種であることが判明した。



アーカンソー大学で生命科学の講師をしているドクター、オースティン・K・ジョーンズ氏(Dr. Austin K. Jones)によると、近年はセクロピアサンを見つけることが難しくなっているそうで、この動画には「これは素晴らしい発見だよ」とコメント。セクロピアサンについて、アジア全域に生息する世界最大級の蛾「アトラス蛾(アタカス・アトラス)」によく似ていると述べ、こう明かしていた。

「セクロピアサンの先端近くにある眼状紋(目玉模様)は、『ヘビを模している』と言われている。また、わずかではあるものの『蛾(自分)よりももっと恐ろしい何かに似せている』という仮説もあるようだ。」

ちなみに眼状紋は「天敵に恐怖感を与えることで捕食を逃れる効果がある」などと言われ、自分の天敵(鳥)の天敵(ヘビ)を自らの体で表現しているという。



ヴィカスさんが撮影した動画に騙された人は数多く、Instagramには「ヘビにしか見えない」「ロマンチックなヘビのカップルだと思ったわ」「双頭ヘビだと思った」「これはパナマではフクロウの眼として知られているんだ」「これぞ自然淘汰による進化例だよ」といったコメントが寄せられていた。

なお目の錯覚といえば今年4月、Xにロックコンサートを鑑賞する女性の後ろ姿の写真が投稿されて話題となった。女性がTバックをはいているように見えるが実際は違っており、「思わず二度見した」という声があがっていた。

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画像は『The Dodo 「Sneaky ‘Snakes’ Peeking Around Corner Aren’t What They Appear To Be」(VIKASH CHAUHAN)』『Neha Neha Instagram』『Commonweeder 「Cecropia Moth - Largest Native Moth in North America」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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