女子テニスの元女王、セリーナ・ウィリアムズが第32回「ESPY賞授賞式」の司会を務めた際、ゲストのヘンリー王子とメーガン妃を笑いのネタにした。セリーナは最前列に座るヘンリー王子夫妻を指差してからかうと、夫妻はクスクスと笑っていたという。メーガン妃はセリーナと古くからの親友で、女優時代のブログでは「私達を何よりも結びつけているのは、果てしない野心かもしれない」と2人の共通点を綴っていた。
米ロサンゼルスのドルビー・シアターで現地時間11日、米スポーツTVネットワーク「ESPN」主催の第32回「ESPY賞授賞式(Excellence in Sports Performance Yearly Award)」が開催された。
同授賞式は過去1年間にスポーツ界で活躍したアスリートを称える式典で、「米スポーツ界のアカデミー賞」とも呼ばれている。
今年の授賞式は女子テニスの元世界王者セリーナ・ウィリアムズがホストを務め、ゲストとしてヘンリー王子とメーガン妃も出席した。
王子は「パット・ティルマン賞」の受賞が決まっていたが、多くの人々がこれに反発し、再考を求める嘆願書が提出されていた。
しかし、王子はこういった反発をものともせずメーガン妃と会場に現れ、レッドカーペットではセリーナと3人で並び、写真撮影をする場面もあった。
メーガン妃とセリーナは古くからの親友で、過去には妃がセリーナの試合を応援するため、全米オープンやウィンブルドン選手権に駆けつけたり、妃自身のポッドキャスト『Archetypes』の初回ゲストにセリーナを招くなどした。
そして今回の「ESPY賞授賞式」では、メーガン妃とヘンリー王子が最前列に着席し、ステージに現れたセリーナを拍手で歓迎した。
セリーナは式典の開幕スピーチを始めると、観客に向けてヘンリー王子夫妻を温かく歓迎するように呼びかけた。そして夫妻を堅苦しい形で紹介する代わりに、彼らを笑いのネタに変えて、会場の雰囲気を和ませたのだ。
セリーナはヘンリー王子夫妻を指差すと、2人の“存在感”をからかうようなジョークを放った。
「ヘンリーとメーガン、今夜はあまり呼吸をしないで。だって今夜は私が主役だから。あなた達が酸素を吸いすぎているという非難で、私の影が薄くなるのは避けたいから。」
ヘンリー王子夫妻はセリーナの冗談を受け止めたようで、クスクスと笑っていたという。
ヘンリー王子は「パット・ティルマン賞」を受賞することへの批判が高まっており、授賞式への出席には大きな注目が集まっていた。さらに、同伴したメーガン妃のファッションや振る舞いが話題になることも予想される。そのため、司会者という大役を担ったセリーナは、友人であるヘンリー王子夫妻に“主役の座”を奪われてしまうのではないかと心配したようだ。
メーガン妃とセリーナは、2010年に開催されたNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」の会場で出会った。
その後、2人は親友となり、2014年には女優時代のメーガン・マークル(当時)が、自身のブログ『The Tig』でセリーナとの友情についてこう綴っていた。
「私達は同い年で、激辛ソースを好み、ファッションが大好き。だけど、それ以上に私達を結び付けているのは、期待を超えるという信念。つまり、私達の果てしない野心なのかもしれない。」
2人はその後も“野心”という共通点で繋がっているようで、2022年にメーガン妃のポッドキャスト『Archetypes』で対談した際には、「女性の野心」について話題が盛り上がった。
メーガン妃が「どうやら野心というのは、女性にとってもの凄く恐ろしいことのようね。その背後にある否定的な感情を感じてしまった以上、それを感じないようにするのは本当に難しい」と言うと、セリーナはこう返していた。
「女性が野心的であったり、目標を持っていたり、それらを達成した時には間違いなく別の場所に分類されてしまう。目標達成の方法について、否定的な意味合いを持たれるのよ。」
セリーナは女子テニス協会(WTA)でシングルス73勝、ダブルス23勝を記録。シングルスとダブルスともに4大大会すべてを制覇した唯一の選手で、世界ランキング1位となった。2022年には引退を示唆したが、その後、復帰する可能性があるとも語っている。
プライベートでは、夫でインターネット起業家のアレクシス・オハニアン氏との間に長女アレクシス・オリンピアちゃん(6)と次女アディラ・リバーちゃん(生後11か月)をもうけている。
画像は『Serena Williams Instagram「It’s almost showtime」』『ESPN X「Paying tribute to our host’s Grand Slam winning fashion」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
米ロサンゼルスのドルビー・シアターで現地時間11日、米スポーツTVネットワーク「ESPN」主催の第32回「ESPY賞授賞式(Excellence in Sports Performance Yearly Award)」が開催された。
同授賞式は過去1年間にスポーツ界で活躍したアスリートを称える式典で、「米スポーツ界のアカデミー賞」とも呼ばれている。
今年の授賞式は女子テニスの元世界王者セリーナ・ウィリアムズがホストを務め、ゲストとしてヘンリー王子とメーガン妃も出席した。
王子は「パット・ティルマン賞」の受賞が決まっていたが、多くの人々がこれに反発し、再考を求める嘆願書が提出されていた。
しかし、王子はこういった反発をものともせずメーガン妃と会場に現れ、レッドカーペットではセリーナと3人で並び、写真撮影をする場面もあった。
メーガン妃とセリーナは古くからの親友で、過去には妃がセリーナの試合を応援するため、全米オープンやウィンブルドン選手権に駆けつけたり、妃自身のポッドキャスト『Archetypes』の初回ゲストにセリーナを招くなどした。
そして今回の「ESPY賞授賞式」では、メーガン妃とヘンリー王子が最前列に着席し、ステージに現れたセリーナを拍手で歓迎した。
セリーナは式典の開幕スピーチを始めると、観客に向けてヘンリー王子夫妻を温かく歓迎するように呼びかけた。そして夫妻を堅苦しい形で紹介する代わりに、彼らを笑いのネタに変えて、会場の雰囲気を和ませたのだ。
セリーナはヘンリー王子夫妻を指差すと、2人の“存在感”をからかうようなジョークを放った。
「ヘンリーとメーガン、今夜はあまり呼吸をしないで。だって今夜は私が主役だから。あなた達が酸素を吸いすぎているという非難で、私の影が薄くなるのは避けたいから。」
ヘンリー王子夫妻はセリーナの冗談を受け止めたようで、クスクスと笑っていたという。
ヘンリー王子は「パット・ティルマン賞」を受賞することへの批判が高まっており、授賞式への出席には大きな注目が集まっていた。さらに、同伴したメーガン妃のファッションや振る舞いが話題になることも予想される。そのため、司会者という大役を担ったセリーナは、友人であるヘンリー王子夫妻に“主役の座”を奪われてしまうのではないかと心配したようだ。
メーガン妃とセリーナは、2010年に開催されたNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」の会場で出会った。
その後、2人は親友となり、2014年には女優時代のメーガン・マークル(当時)が、自身のブログ『The Tig』でセリーナとの友情についてこう綴っていた。
「私達は同い年で、激辛ソースを好み、ファッションが大好き。だけど、それ以上に私達を結び付けているのは、期待を超えるという信念。つまり、私達の果てしない野心なのかもしれない。」
2人はその後も“野心”という共通点で繋がっているようで、2022年にメーガン妃のポッドキャスト『Archetypes』で対談した際には、「女性の野心」について話題が盛り上がった。
メーガン妃が「どうやら野心というのは、女性にとってもの凄く恐ろしいことのようね。その背後にある否定的な感情を感じてしまった以上、それを感じないようにするのは本当に難しい」と言うと、セリーナはこう返していた。
「女性が野心的であったり、目標を持っていたり、それらを達成した時には間違いなく別の場所に分類されてしまう。目標達成の方法について、否定的な意味合いを持たれるのよ。」
セリーナは女子テニス協会(WTA)でシングルス73勝、ダブルス23勝を記録。シングルスとダブルスともに4大大会すべてを制覇した唯一の選手で、世界ランキング1位となった。2022年には引退を示唆したが、その後、復帰する可能性があるとも語っている。
プライベートでは、夫でインターネット起業家のアレクシス・オハニアン氏との間に長女アレクシス・オリンピアちゃん(6)と次女アディラ・リバーちゃん(生後11か月)をもうけている。
画像は『Serena Williams Instagram「It’s almost showtime」』『ESPN X「Paying tribute to our host’s Grand Slam winning fashion」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)