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【海外発!Breaking News】泣きわめく自閉症の男の子に寄り添い、気持ちを落ちつかせる愛情深い犬(ブラジル)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年7月16日 15時17分

犬は人の感情を感じ取ったり、病気を察知したりすると言われている。ブラジルのある家庭で飼われている犬は、激しく泣いている自閉症の男の子のそばにやってきて、まるで慰めるように寄り添い、その男の子を落ち着かせた。ブラジルの動物情報メディア『Amo meu pet』などが動画とともに伝えている。

ブラジル在住のパメラ・ボルドリーニさん(Pamela Boldrini)が今月5日、5歳になる息子ホアキン君(Joaquim)の動画をInstagramに投稿したところ、これまでに240万回以上の視聴回数を記録した。パメラさんによると、ホアキン君は自閉症を抱えていてコミュニケーションや社会的な交流が困難な状態だという。

動画には、ホアキン君がかんしゃくを起こして床に座り込み、激しく泣きわめく様子が映っている。しかし、飼い犬の“カイラ(Kyra)”が心配そうにホアキン君のそばにやってきて、彼の膝の上に座りこんだ。その瞬間、ホアキン君はピタリと泣き止み、安心したかのように落ち着くとカイラを両手で抱きしめたのだった。

カイラはまるでホアキン君を慰めるために、そばに寄り添ったかのように見えた。そんな愛情深いカイラとホアキン君の動画に、パメラさんは次のような言葉を添えている。

「私の息子は自閉症で、感情をコントロールできずに泣きわめいていました。しかしカイラはそれを敏感に感じ取って、息子を落ち着かせてくれたのです。」

またパメラさんはこの動画で、自閉症であろうとなかろうと、子供にとってペットの存在がどれほど有益であるかを伝えたかったそうだ。



そして視聴者はカイラの行動に胸を打たれたようで、このような声が寄せられた。

「カイラの行動はなんて素晴らしいんだろう。とても感動したよ。」
「本当に動物って素晴らしいわ。カイラは愛情を持って行動し、彼が落ち着くのをじっと待っていた。」
「なんて愛らしいんだ。ペットを虐待する人がまだいるけど、この子が犬と一緒にいて落ち着く姿はとても美しく見える。」



ちなみにブラジルの動物情報メディア『Amo meu pet』によると、ペットは自閉症の子供の社会性を促し、不安を軽減して幸福感を与えることができると研究で示されているという。またイギリスに拠点を置く、自閉症の子供のための介助犬のトレーニングを行う団体「Autism Dogs Charity」の公式ウェブサイトには、「自閉症介助犬は、自閉症の人々とその家族の生活を向上するのに役立つ高度なスキルを持っています」と書かれており、自閉症介助犬は以下のことについて役立っているそうだ。

・健康的な睡眠を促進する
・食生活や運動習慣を改善させる
・かんしゃくを起こす頻度とその度合いを軽減するのに役立つ
・言語の発達を促す
・運動能力とソーシャルスキルを向上させるのに役立つ

今回、注目を集めたカイラは自閉症介助犬とは紹介されていないが、それでもホアキン君にとってかけがえのない存在であることは間違いないようだ。

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画像は『Pamela Boldrini - Maternidade & Gravida Instagram「Esse vídeo é sobre olhar a vida com os olhos dos nossos filhos…」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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