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【イタすぎるセレブ達】ウィリアム皇太子夫妻、新たな私設秘書補佐官を募集 採用条件に“特別なスキル”を求める

TechinsightJapan 2024年7月21日 14時50分

ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が、新たな私設秘書補佐官を募集していることが明らかになった。その職務内容は、ウェールズ公と公妃の称号を持つ夫妻のために、ウェールズ地方に重点を置いた公務計画を主導するものだ。ウェールズ地方では英語とウェールズ語が公用語であるため、採用条件としてウェールズ語を流暢に話せることを必須としている。皇太子はウェールズ語を話せないようで、2022年に同地方を訪問した際にはウェールズ語のフレーズを学んでいることを明かしていた。

ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が、人材紹介会社を通して、ウェールズと英国での公務計画を担当する私設秘書補佐官(assistant private secretary)を募集していることが分かった。

オンラインで掲載された募集要項では、職務内容について「ケンジントン宮殿の献身的なチームに加わり、皇太子殿下と皇太子妃殿下をサポートする素晴らしい機会です」と紹介されている。

新たな私設秘書補佐官は、ウェールズ公と公妃の称号を持つウィリアム皇太子夫妻の影響を“最大化”するため、公務活動の計画と実施を主導するという任務を担う。

さらに必要とするスキルについて、次のように説明されている。

「この役割には、優れたコミュニケーション能力と組織力、そして幅広い個人や組織との関係を構築できる、実績のある能力が必要です。少人数で機動的なチームの中で、積極的かつ実践的なアプローチが求められます。」

なお、この職務はウェールズに重点を置くものであるため、採用条件として特別なスキルを求めている。

「ウェールズのコミュニティ、問題、政府、ビジネスに対する強い理解が求められます。ウェールズ語の会話は必須です。書き言葉、話し言葉ともに流暢であることが望ましい。」

採用プロセスは、人材紹介会社「Odgers Berndtson」に委託されており、応募は現地時間21日午後11時59分に締め切られる。

ウェールズ地方では英語とウェールズ語が公用語であるため、道路標識は2言語で表示されている。ウェールズ語は英国最古の言語で、現地の学校ではウェールズ語の授業があるほか、テレビやラジオ番組、新聞などでも使用されている。

ウェールズ公(プリンス・オブ・ウェールズ)は、英王室の王位継承権第1位となる王子に与えられる称号だ。

1952年にエリザベス女王が即位後、1958年には当時9歳だった長男チャールズ3世にウェールズ公の称号が与えられた。チャールズ3世はウェールズ大学で言語と歴史を学び、21歳だった1968年に正式に叙任された。

2022年9月にエリザベス女王が崩御後、チャールズ3世が君主に即位すると、彼の長男ウィリアム王子(当時)がウェールズ公の称号を継承。妻キャサリン妃(当時)にはウェールズ公妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)の称号が与えられた。

その後、ウィリアム皇太子はウェールズ語を学んでいるようで、2022年9月にウェールズ公としてウェールズ地方を初訪問した際、言語を学び始めたことを明かしていた。

同地方の都市スウォンジーにある聖トーマス教会のスティーヴン・バンティング牧師は、米メディア『People.com』の取材に応じ、ウィリアム皇太子夫妻と対面した時の会話をこう語っていた。

「彼はウェールズ語を学ぶことについて話してくれました。そして、習得しようとしているウェールズ語のフレーズをいくつか教えてくれたのです。」

バンティング牧師によると、皇太子は紅茶のカップを意味する「paned」と、伝統的なウェールズ茶のパン「bara brith」というフレーズを練習中だったという。

キャサリン皇太子妃は現在、がん治療中のために回復するまで王室公務を控えている。6月にはチャールズ国王の公式誕生日「トゥルーピング・ザ・カラー」で公務に復帰し、今月14日にはウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝の試合を観戦した。

皇太子妃は6月に声明を発表した際、「私は順調に回復しています」と述べるも「私の治療は継続中で、あと数か月は続くことになります」と伝えており、正式に公務に復帰できる時期については未定のままだ。

画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「Fantastic to be two of the 300,000 racegoers attending #Ascot this week to celebrate Britain’s most popular race meeting」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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