歌手マドンナ(65)が、米ニューヨークで開催された映画『デッドプール&ウルヴァリン』のプレミア上映会にサプライズ登場した。同作の劇中では、マドンナの大ヒット曲『ライク・ア・プレイヤー』が使用されており、マドンナは双子の娘とともに会場を訪れた。同作で主演を務めたライアン・レイノルズ(47)はこの数日前、監督や共演者とマドンナの自宅を訪問し、楽曲の使用許可を得るために直接交渉したというエピソードを明かしている。
米ニューヨークのリンカーンセンターにあるデイヴィッド・H・コーク劇場で現地時間22日、映画『デッドプール&ウルヴァリン』のプレミア上映会が開催された。
ショーン・レヴィ監督がメガホンをとった本作は、マーベルコミックに登場するキャラクターを描いた映画『デッドプール』シリーズの第3弾だ。ライアン・レイノルズ演じる“デッドプール”と、ヒュー・ジャックマン(55)演じる“ウルヴァリン”がタッグを組み、世界を救うために大奮闘するアクション・エンターテイメントだ。
同作の劇中では、マドンナが1989年にリリースした大ヒット曲『ライク・ア・プレイヤー』が使用されている。そのため会場のレッドカーペットでは、マドンナがサプライズ登場し、レヴィ監督、ライアン、ヒューと並んで写真撮影をした。
マドンナは黒いブレザードレスを纏い、同色のストッキングとショートブーツを合わせている。緩くカールしたブロンドのロングヘアを下ろしてサングラスをかけ、首にはネックレスを重ね着けしていた。
マドンナは双子の養子、ステラちゃんとエスターちゃん(ともに11)も連れてきており、白いオーバーサイズのシャツを着た双子の娘達が、マドンナ、ヒュー、ライアンと並んで写真撮影に応じる姿も見られた。
“クイーン・オブ・ポップ”の異名を持つマドンナが自身の楽曲使用を許可し、レッドカーペットにまで登場したことに対し、多くのファンは映画『デッドプール&ウルヴァリン』に関わった人々をこのように称えている。
「マドンナを出させるなんて! 君達はゲームに勝ったんだ!」
「彼女は女王だ。君達はラッキーだよ。マドンナが自分の音楽の使用を許可することなんてないからね。」
「マドンナが登場するとは、最高のお墨付きだ。彼女は史上最大のスターなんだよ。」
「マーベルは、マドンナを映画に出すべきだ!」
マドンナのファンが指摘したように、彼女の楽曲を映画で使用するのは簡単なことではなかったようだ。
レヴィ監督、ライアン、ヒューは19日、米ラジオ局「SiriusXM」の番組収録でマドンナと直接交渉した時の緊張感あるエピソードを語っている。
3人は映画の制作スタッフを引き連れてマドンナの自宅豪邸を訪問したそうで、レヴィ監督は「彼女を個人的に訪ねて、『ライク・ア・プレイヤー』がどのシークエンスで使われるかを説明したんだ」と話した。
するとライアンが、「前もって事実を伝えておこう。マドンナはライセンス契約をしないんだ。特にあの曲に限ってはね」と付け加えた。
ライセンス契約とは、知的財産で保護されている著作物の権利者が、第三者に対して使用・実施することを認める使用許諾契約だ。
レヴィ監督によると、映画の制作チームはマドンナとの対面を「王族に会っているよう」と感じたそうで、ライアンはチームの一人に「マドンナって呼び捨てにして良いのかな? 『ハロー、マドンナ。ライアンです』で良いと思う?」と相談したという。
そして、ライアンはマドンナに会うと、『ライク・ア・プレイヤー』がどこでどのように使われるかについて、また使用する理由などを詳しく説明した。
その結果、マドンナは楽曲の使用を許可してくれた。さらに、楽曲を使用するシーンについてのアドバイスをメモに書き留め、手渡してくれたという。
ライアンはそのメモを受け取った時のことについて、このように振り返っている。
「彼女は素晴らしいメモをくれたよ。彼女は映画を観て、冗談抜きで『あなた達は、このメモに書いてあることをする必要がある』と助言してくれた。『あなた達にはこれが必要』と言ってくれたんだ。」
さらにライアンは、「もし彼女の指摘が的を射ていなかったら、どうしようかと思ったけどね」とジョークを加えた。
マドンナのメモを受け取ったレヴィ監督らは、その内容を実行するため、48時間以内にレコーディング・セッションに入った。その結果は素晴らしかったそうで、レヴィ監督は「おかげで、より良いシークエンスに仕上がったよ」と明かしている。
画像は『Madonna Instagram「Happy 4th of July!」』『Marvel Entertainment Instagram「down on our knees」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
米ニューヨークのリンカーンセンターにあるデイヴィッド・H・コーク劇場で現地時間22日、映画『デッドプール&ウルヴァリン』のプレミア上映会が開催された。
ショーン・レヴィ監督がメガホンをとった本作は、マーベルコミックに登場するキャラクターを描いた映画『デッドプール』シリーズの第3弾だ。ライアン・レイノルズ演じる“デッドプール”と、ヒュー・ジャックマン(55)演じる“ウルヴァリン”がタッグを組み、世界を救うために大奮闘するアクション・エンターテイメントだ。
同作の劇中では、マドンナが1989年にリリースした大ヒット曲『ライク・ア・プレイヤー』が使用されている。そのため会場のレッドカーペットでは、マドンナがサプライズ登場し、レヴィ監督、ライアン、ヒューと並んで写真撮影をした。
マドンナは黒いブレザードレスを纏い、同色のストッキングとショートブーツを合わせている。緩くカールしたブロンドのロングヘアを下ろしてサングラスをかけ、首にはネックレスを重ね着けしていた。
マドンナは双子の養子、ステラちゃんとエスターちゃん(ともに11)も連れてきており、白いオーバーサイズのシャツを着た双子の娘達が、マドンナ、ヒュー、ライアンと並んで写真撮影に応じる姿も見られた。
“クイーン・オブ・ポップ”の異名を持つマドンナが自身の楽曲使用を許可し、レッドカーペットにまで登場したことに対し、多くのファンは映画『デッドプール&ウルヴァリン』に関わった人々をこのように称えている。
「マドンナを出させるなんて! 君達はゲームに勝ったんだ!」
「彼女は女王だ。君達はラッキーだよ。マドンナが自分の音楽の使用を許可することなんてないからね。」
「マドンナが登場するとは、最高のお墨付きだ。彼女は史上最大のスターなんだよ。」
「マーベルは、マドンナを映画に出すべきだ!」
マドンナのファンが指摘したように、彼女の楽曲を映画で使用するのは簡単なことではなかったようだ。
レヴィ監督、ライアン、ヒューは19日、米ラジオ局「SiriusXM」の番組収録でマドンナと直接交渉した時の緊張感あるエピソードを語っている。
3人は映画の制作スタッフを引き連れてマドンナの自宅豪邸を訪問したそうで、レヴィ監督は「彼女を個人的に訪ねて、『ライク・ア・プレイヤー』がどのシークエンスで使われるかを説明したんだ」と話した。
するとライアンが、「前もって事実を伝えておこう。マドンナはライセンス契約をしないんだ。特にあの曲に限ってはね」と付け加えた。
ライセンス契約とは、知的財産で保護されている著作物の権利者が、第三者に対して使用・実施することを認める使用許諾契約だ。
レヴィ監督によると、映画の制作チームはマドンナとの対面を「王族に会っているよう」と感じたそうで、ライアンはチームの一人に「マドンナって呼び捨てにして良いのかな? 『ハロー、マドンナ。ライアンです』で良いと思う?」と相談したという。
そして、ライアンはマドンナに会うと、『ライク・ア・プレイヤー』がどこでどのように使われるかについて、また使用する理由などを詳しく説明した。
その結果、マドンナは楽曲の使用を許可してくれた。さらに、楽曲を使用するシーンについてのアドバイスをメモに書き留め、手渡してくれたという。
ライアンはそのメモを受け取った時のことについて、このように振り返っている。
「彼女は素晴らしいメモをくれたよ。彼女は映画を観て、冗談抜きで『あなた達は、このメモに書いてあることをする必要がある』と助言してくれた。『あなた達にはこれが必要』と言ってくれたんだ。」
さらにライアンは、「もし彼女の指摘が的を射ていなかったら、どうしようかと思ったけどね」とジョークを加えた。
マドンナのメモを受け取ったレヴィ監督らは、その内容を実行するため、48時間以内にレコーディング・セッションに入った。その結果は素晴らしかったそうで、レヴィ監督は「おかげで、より良いシークエンスに仕上がったよ」と明かしている。
画像は『Madonna Instagram「Happy 4th of July!」』『Marvel Entertainment Instagram「down on our knees」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)