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【イタすぎるセレブ達】ウィリアム皇太子の年収は46億円! 相続したコーンウォール公領からの収入

TechinsightJapan 2024年7月25日 14時22分

ウィリアム皇太子(42)が、所有するコーンウォール公領(Duchy of Cornwall)からおよそ46億円の個人年収を得ていたことが年次報告書で明らかになった。皇太子は2022年に父チャールズ国王の即位に伴い、広大なコーンウォール公領の土地を相続した。公領からの収入は、ウィリアム皇太子夫妻の王室公務や慈善活動、子ども達との私生活などに使われる。今回の報告書では、皇太子の新たなパトロン就任や夫妻のスタッフ数が増加したことなども発表されている。

バッキンガム宮殿が現地時間23日、「ソブリン・グラント(王室助成金)」に関する年次報告書の詳細を発表した。

「ソブリン・グラント」とは、王室公務の支援や宮殿の維持管理のために提供される資金だ。毎年発表される報告書では、クラウン・エステート(君主の公の不動産)からの利益に加え、バッキンガム宮殿の電気料金や清掃コスト、海外公務の費用など、納税者から資金提供を受けた王室の1年間の収入と支出が公表される。

新たに公開されたのは、2023年4月1日から2024年3月31日までの1年間にわたる年次報告書だ。

この中で、ウィリアム皇太子が所有するコーンウォール公領から2300万ポンド(約46億円)の個人所得を得ていたことが報告された。

皇太子は2022年9月にエリザベス女王が崩御してチャールズ国王が即位したことに伴い、王位継承者として広大な土地コーンウォール公領を相続した。

コーンウォール公領は英国にある二つの王室公領のうちの一つで、代々君主の長男に引き継がれてきた。土地と不動産、投資を含むすべての資産は10億ポンド(約2009億円)以上になると言われ、王位継承者に収入をもたらしている。

ウィリアム皇太子は公領の相続とともにコーンウォール公爵の称号を与えられ、農場や森林、住宅開発、7つの城、商業用不動産や海岸線など23のカウンティにわたる土地を保有する、英国有数の土地所有者となった。

皇太子は公領の余剰利益を受け取る権利があり、コーンウォール公としての最初の会計年度となる2023年から2024年にかけての全額を受け取った。

この資金は、皇太子とキャサリン皇太子妃(42)、そして子ども達であるジョージ王子(11)、シャーロット王女(9)、ルイ王子(6)の王室公務行事や慈善活動、私生活のために使われる。

昨年、ウィリアム皇太子がコーンウォール公領から得た年収は約600万ポンド(約12億円)だった。これは皇太子が、会計年度の途中でコーンウォール公領を引き継いだためだ。さらに公領の地所の管理事務所は、領地運営のために余分な割合の保持を求めていた。

なお今回の報告書では、ウィリアム皇太子が新たなパトロンの役職に就任したことも発表された。

サッカーの大ファンである皇太子は、2006年からイングランドのサッカーを統括する「サッカー協会(Football Association、FA)」の会長を担ってきたが、今後はパトロン(後援者)を務めることになる。この変更は、王位の法定推定相続人としての年功序列を反映したものとみられる。

さらに皇太子は「Welsh Guards Charity(ウェールズ近衛連隊慈善団体)」と「Royal Cornwall Agricultural Association(王立コーンウォール農業組合)」のパトロンになり、「Victoria Cross and George Cross Association(ヴィクトリア十字勲章とジョージ十字勲章協会)」の総裁に就任した。チャリティ団体「Fields in Trust」では、会長からパトロンに転身する。

また、皇太子夫妻が雇用するスタッフは前年度の50人から66人に増加し、少数民族出身の職員は前年度の16.3%から14%と減少したことも報告された。

現地メディアによると、コーンウォール公領で秘書や記録の管理を務めるアラステア・マーティン氏は、以前のコーンウォール公だったチャールズ国王と、新世代のウィリアム皇太子との違いについて、こう語っている。

「おふたりには、サステナビリティへの情熱という共通点があります。しかし、国王はいつも電話で連絡をくれましたが、皇太子はWhatsApp(メッセージアプリ)を利用しているのです。」

アラステア氏は、王位継承者であるウィリアム皇太子に将来のことを説明するため、約10年前から一緒に仕事をしていた。そして2022年9月8日にエリザベス女王が崩御すると、翌日に電話をかけて「ようこそ、あなたの公国へ」と伝えたそうだ。

するとウィリアム皇太子は、「僕の携帯電話の番号を教えるから、必要なら連絡してくれ。メッセージをくれればいい」と答えたという。

アラステア氏は「それが彼のやり方だし、とても熱心なんです。週末に2桁に及ぶWhatsAppのメッセージが届くことがあっても、私は迅速に対応しています」と述べた。

そして、“ボス”である皇太子と固い信頼関係で結ばれていることを付け加えた。

「何かがうまくいったり、そうでなかった場合にも、私はボスに伝えたいと思っています。彼ならすぐに返信してくれますから。」

今年2月にウィリアム皇太子は、ホームレスの人々を支援するため、父チャールズ国王から引き継いだコーンウォール公領の土地内に住宅を建設すると発表した。プロジェクトはコーンウォール地方のホームレス支援団体とのパートナーシップで、9月から土地開発を開始し、2025年秋には完成予定だという。

皇太子は2023年に英マンチェスターの慈善団体を訪問した際、11歳の少年から現在の貯金額を尋ねられるという、微笑ましいハプニングがあった。少年の無邪気な質問に皇太子は大笑いし、「知らないんだよ」とだけ答えていた。

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画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A pleasure to be at Royal Ascot @ascotracecourse for a thrilling afternoon of racing.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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