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【海外発!Breaking News】赤ちゃんカバに餌を与えようと飼育舎に入った飼育員、母カバに襲われ死亡(印)

TechinsightJapan 2024年7月29日 17時43分

インド北東部ジャールカンド州ランチの動物園「バグワン・ビルサ生物学公園」で今月25日午後(一部報道では26日とも)、カバ舎に入った飼育員の男性が母カバに襲われて重傷を負い、数日後に死亡した。男性はカバの赤ちゃんに餌をあげるため、舎の外に連れ出そうとしていたという。印ニュースメディア『Times of India』などが伝えた。

亡くなったのはサントーシュ・クマール・マトーさん(Santosh Kumar Mahto、54)で、生まれて間もないカバの赤ちゃんに餌やりをするため、飼育舎の外に連れ出そうとしたところ、母カバ“リリー(Lily)”に襲われた。

サントーシュさんはリリーに手足を押し潰されて大量出血し、体中に怪我をしたそうで、翌26日に手術を受け、一時は危機を脱したと思われていた。ところが28日朝、怪我が致命傷となって死亡が確認され、動物園の園長ジャバー・シン氏(Jabbar Singh)は、家族に入院費を含む約91万円(50万ルピー)の補償金を支払った。

さらにジャバー氏は、サントーシュさんの親族への政府の仕事の供給、約366万円(200万ルピー)の経済的援助を要請する要望書を州政府に提出し、家族に寄り添う姿勢をみせていた。

ところが、同園の112人のスタッフや飼育員はその後、「事故が起きたのは園の管理体制に問題があったため」と声をあげ、同園の正門を閉鎖して抗議した。ただ、抗議活動は長く続かず、園との話し合いの結果、スタッフらは間もなく仕事を再開したそうだ。



インドの動物園では、昨年12月にも飼育舎を清掃しようとした飼育員がカバに襲われて死亡しており、「カバはとても危険な動物。アフリカではライオンやワニよりも多くの人間を殺していることで知られている」「カバを責めることはできない。そもそもカバは動物園にいるべきではない。自由を奪ったのは人間だからね」「まるでホラー。なんて痛ましい事故。こんな死に方はしたくないね」「安全管理体制はどうなっていたのか」「しっかりした捜査が必要だね」といったコメントが寄せられた。

ちなみに過去には、メキシコの小さな動物園で飼育員の男性がトラに襲われ、4日後に病院で死亡した。檻の金網の間からトラを撫でようとして右手に食いつかれ、そのまま檻の中に腕を引きずり込まれたという。

画像は『Birsa Biological Park, Ranchi Facebook「The hippopotamus or “river horse” is the third largest land mammal.」』『New York Post 「Zookeeper viciously mauled to death by raging mother hippo when he tries to feed calf: reports」(birsazoojharkhand.in)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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