このほど、インフルエンサーが機内で粉や水を混ぜ合わせてパン作りを行った動画をInstagramで公開した。インフルエンサーは、「周囲の人に迷惑をかけないよう、最善の注意を払った」としており、実際に客室乗務員や他の搭乗客とトラブルになることは無かった。それでも、動画を見た人々から、「ここまでして注目を集めたいの?」「馬鹿げてる」などの呆れる声が寄せられている。米ニュースメディア『Fox News Digital』などが伝えた。
物議を醸している動画を投稿したのは、米テキサス州ダラス在住で、コンテンツクリエーターのマリア・バラデルさん(Maria Baradell、37)だ。5児の母親であるマリアさんは、普段からパン作りに関する動画を頻繁にInstagramへ投稿している。
先日、マリアさんはスペイン北東部カタルーニャ州バルセロナに住む姉妹のもとを訪れることになった。6年振りの再会になると言い、何かサプライズをしたかったマリアさんは、作り立てのパンを用意することにした。
スペイン行きの飛行機に乗り込んだマリアさんは、自分の座席につくと、早速パン作りを始めた。当時の様子を動画で撮影しており、エコノミークラスと思われる座席の小さなテーブルを広げ、折り畳み式のシリコン製のボウルを用意する様子が映っている。
サワードウという種類のパンを作ろうとしているマリアさんは、水や小麦粉などの材料を順番に入れ、ひとまとまりの生地になるまで混ぜ合わせた。その後、混ぜ合わせた生地に布巾をかけ、フライト中に時々折り返しながら発酵させた。
それから約8時間発酵させたが、高度や湿度、機内の気温などが影響しているせいか、理想の発酵状態にはなっていなかった。飛行機が目的地に到着したため、マリアさんは生地と一緒に飛行機を降りた。
姉妹の家に到着してから生地を休ませ、最終的な形に整えた。そこからさらに20時間の低温発酵を行い、最後にオーブンで焼き上げた。パンはこんがりと美味しそうに焼けており、焼き立てのパンを姉妹で楽しんだ。
マリアさんにとって良い思い出となったものの、上空でのパン作りの様子を撮影した動画をInstagramに投稿すると、「SNSがなかったら、絶対にこんなことしてないでしょ」「機内の雑菌とかすごそう」「飛行機は料理をする場所じゃない」「機内にグルテンアレルギーの人がいたらどうするの? 配慮が足りない」「馬鹿げてる」「注目を浴びたいために、ここまでするのか」など理解しがたいという声が相次いだ。
一方で、少ないながらも「空の上でパン作りなんてすごい」「私は飛行機で緊張しちゃうから、隣でパンを作ってたらなんだか安心するかも」など、ポジティブなコメントも寄せられていた。
米ニュースメディア『Fox News Digital』のインタビューに対しマリアさんは、「誰にも迷惑をかけないように、かなり気をつけていました。隣の人が来る15分前に搭乗したので、隣の人が来る前にすべての材料を混ぜ合わせることができました」と説明している。
マリアさんは隣の人が来てからパンのことについて説明し、理解を得ていた。また、客室乗務員や他の搭乗客と特にトラブルになることは無かったと言い、マリアさんは「誰もパンのことに気づいていなかったと思います」と話す。
マリアさんは次の投稿にて、「他のクリエイターが機内でパスタを作っているのを見て、私もクリエイティブになろうとしました。しかし皆さんのコメントのおかげで、これはあまり良いアイディアではないことに気づきました」と説明した。
また、アレルギーを持つ人へのリスクに関して、「機内食でパンが提供されるので大丈夫だと思っていましたが、間違いでした。機内では空気が循環しているため、搭乗客の中にセリアック病(グルテンに対する遺伝性の不耐症)の人がいたらリスクになることにも気づかされたので、二度と同じことはしません」と断言した。
ちなみに昨年8月にはブラジルの空港にて、ビキニ姿で搭乗しようとしたインフルエンサーが、搭乗を拒否されたケースが注目を集めていた。インフルエンサーは不満を漏らしていたが、「常識がなさすぎる」などSNSでは大炎上していた。
この投稿をInstagramで見る Maria Baradell(@leafandloafco)がシェアした投稿
画像は『Maria Baradell Instagram「Do you want to see the final results?」』『Maria Baradell Instagram「#milehighsourdoughclub won’t be a thing. 」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
物議を醸している動画を投稿したのは、米テキサス州ダラス在住で、コンテンツクリエーターのマリア・バラデルさん(Maria Baradell、37)だ。5児の母親であるマリアさんは、普段からパン作りに関する動画を頻繁にInstagramへ投稿している。
先日、マリアさんはスペイン北東部カタルーニャ州バルセロナに住む姉妹のもとを訪れることになった。6年振りの再会になると言い、何かサプライズをしたかったマリアさんは、作り立てのパンを用意することにした。
スペイン行きの飛行機に乗り込んだマリアさんは、自分の座席につくと、早速パン作りを始めた。当時の様子を動画で撮影しており、エコノミークラスと思われる座席の小さなテーブルを広げ、折り畳み式のシリコン製のボウルを用意する様子が映っている。
サワードウという種類のパンを作ろうとしているマリアさんは、水や小麦粉などの材料を順番に入れ、ひとまとまりの生地になるまで混ぜ合わせた。その後、混ぜ合わせた生地に布巾をかけ、フライト中に時々折り返しながら発酵させた。
それから約8時間発酵させたが、高度や湿度、機内の気温などが影響しているせいか、理想の発酵状態にはなっていなかった。飛行機が目的地に到着したため、マリアさんは生地と一緒に飛行機を降りた。
姉妹の家に到着してから生地を休ませ、最終的な形に整えた。そこからさらに20時間の低温発酵を行い、最後にオーブンで焼き上げた。パンはこんがりと美味しそうに焼けており、焼き立てのパンを姉妹で楽しんだ。
マリアさんにとって良い思い出となったものの、上空でのパン作りの様子を撮影した動画をInstagramに投稿すると、「SNSがなかったら、絶対にこんなことしてないでしょ」「機内の雑菌とかすごそう」「飛行機は料理をする場所じゃない」「機内にグルテンアレルギーの人がいたらどうするの? 配慮が足りない」「馬鹿げてる」「注目を浴びたいために、ここまでするのか」など理解しがたいという声が相次いだ。
一方で、少ないながらも「空の上でパン作りなんてすごい」「私は飛行機で緊張しちゃうから、隣でパンを作ってたらなんだか安心するかも」など、ポジティブなコメントも寄せられていた。
米ニュースメディア『Fox News Digital』のインタビューに対しマリアさんは、「誰にも迷惑をかけないように、かなり気をつけていました。隣の人が来る15分前に搭乗したので、隣の人が来る前にすべての材料を混ぜ合わせることができました」と説明している。
マリアさんは隣の人が来てからパンのことについて説明し、理解を得ていた。また、客室乗務員や他の搭乗客と特にトラブルになることは無かったと言い、マリアさんは「誰もパンのことに気づいていなかったと思います」と話す。
マリアさんは次の投稿にて、「他のクリエイターが機内でパスタを作っているのを見て、私もクリエイティブになろうとしました。しかし皆さんのコメントのおかげで、これはあまり良いアイディアではないことに気づきました」と説明した。
また、アレルギーを持つ人へのリスクに関して、「機内食でパンが提供されるので大丈夫だと思っていましたが、間違いでした。機内では空気が循環しているため、搭乗客の中にセリアック病(グルテンに対する遺伝性の不耐症)の人がいたらリスクになることにも気づかされたので、二度と同じことはしません」と断言した。
ちなみに昨年8月にはブラジルの空港にて、ビキニ姿で搭乗しようとしたインフルエンサーが、搭乗を拒否されたケースが注目を集めていた。インフルエンサーは不満を漏らしていたが、「常識がなさすぎる」などSNSでは大炎上していた。
この投稿をInstagramで見る Maria Baradell(@leafandloafco)がシェアした投稿
画像は『Maria Baradell Instagram「Do you want to see the final results?」』『Maria Baradell Instagram「#milehighsourdoughclub won’t be a thing. 」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)