エリザベス女王の崩御から2年目を迎えたことを記念し、北アイルランドに新たな銅像が披露された。女王の銅像は頭にスカーフを巻いた姿で表現されており、故エディンバラ公フィリップ王配と2匹の愛犬の銅像が並んでいる。制作を依頼した自治区議会は「気品と堅実さ、そして生涯をかけた公共サービスへの献身を映し出している」とコメントした。一方で、SNSでは「女王にまったく似ていない」「陛下への侮辱だ」「ミセス・ダウトみたい」と酷評が相次いだ。
北アイルランドのアントリム城庭園で現地時間6日、エリザベス女王の2回目の命日を記念する新たな銅像の除幕式が行われた。
女王は96歳で、2022年9月8日にスコットランドのバルモラル城で静かに息を引き取った。
銅像は、エリザベス女王が夫エディンバラ公フィリップ王配と並んでおり、足元には愛犬だった2匹のコーギーが座っている。
女王の銅像は、頭にスカーフを巻いた姿で表現されており、キルティングのジャケットとスカートにブーツを合わせ、ハンドバッグを提げている。生前、女王は愛犬と散歩する際、頭にスカーフを巻いている姿がよく目撃された。
王配の銅像は、スーツ姿でネクタイを締めた紳士的な装いで、両手を背後に回し、少し前かがみの姿勢で立っている姿を表現している。
これらの銅像は、アントリム&ニュータウンアビー自治区議会が地元アーティストのアント・ブレナンさんに作品の制作を依頼した。
区議会は完成した作品について、「威厳あるポーズで、彼女の気品と堅実さ、そして生涯をかけた公共サービスへの献身を映し出している」とコメントしており、ポール・ダンロップ副市長は「銅像にはエリザベス女王のプライベートが反映されている」と述べ、このように話した。
「エリザベス女王は、特に田園地帯を散歩したり、愛犬と一緒に過ごすなど、アウトドアライフを楽しんでいる時が一番幸せだったのかもしれません。」
新たな銅像に、SNSでは「美しい」「実際に観に行くのが楽しみ」といったコメントが寄せられた。しかし、多くの人々ががっかりしたようで「まったく似ていない」という酷評が相次いだ。
「この作品を許可した人物は、視力検査をするべきだ。これは良くない。私なら撤去する。女王陛下を偲ぶものになっていない。」
「女王にはまったく似てないよ。犬とフィリップ殿下は素敵だけど、これは女王に見えない。」
「こんなに面白いものを見たのは、久しぶりだ!」
「これは陛下の思い出を侮辱するようなものだ。」
このほかにも、エリザベス女王の銅像が映画『ミセス・ダウト』(1993年米公開)に登場する女装したナニー“ミセス・ダウト”に似ているという声もあがった。
こういった批判を受け、アントリム&ニュータウンアビー自治区議会のヴェラ・マクウィリアム議員は、「正直言って、女王には似ても似つきませんね」と同意を示した。
また、ダンロップ副市長は、「個人の好みによって意見が分かれるでしょう。大切なのは、彫刻が何を表しているかということです」と語った。
ニュータウンアビー行政区の広報担当者は、英メディア『The Independent』の問い合わせに対し、「アントリム城庭園の新しいエリザベス女王2世の彫刻に対する、おおむね好意的な反応に、議会は喜んでいます」と述べ、こう続けた。
「芸術が多様な意見を呼び起こすことは認めますが、この彫刻を実際に目にした人々から、温かく受け入れられていることを強調するのが重要です。」
「この彫像は、女王陛下の気品と堅固さを見事に捉えており、その並外れた人生と治世にふさわしい賛辞として建立されているのです。」
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画像は『Balmoral Castle Instagram「Today The Queen and The Duke of Rothesay were joined by school children of Crathie Primary at Balmoral」』『AN Borough Council Instagram「On 6 September 2024, a bronze statue of Her Late Majesty Queen Elizabeth II was unveiled in Antrim Castle Gardens.」』『Mrs. Doubtfire the Musical Instagram「Go behind-the-scenes with @mcclurerob and @avery.sell」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
北アイルランドのアントリム城庭園で現地時間6日、エリザベス女王の2回目の命日を記念する新たな銅像の除幕式が行われた。
女王は96歳で、2022年9月8日にスコットランドのバルモラル城で静かに息を引き取った。
銅像は、エリザベス女王が夫エディンバラ公フィリップ王配と並んでおり、足元には愛犬だった2匹のコーギーが座っている。
女王の銅像は、頭にスカーフを巻いた姿で表現されており、キルティングのジャケットとスカートにブーツを合わせ、ハンドバッグを提げている。生前、女王は愛犬と散歩する際、頭にスカーフを巻いている姿がよく目撃された。
王配の銅像は、スーツ姿でネクタイを締めた紳士的な装いで、両手を背後に回し、少し前かがみの姿勢で立っている姿を表現している。
これらの銅像は、アントリム&ニュータウンアビー自治区議会が地元アーティストのアント・ブレナンさんに作品の制作を依頼した。
区議会は完成した作品について、「威厳あるポーズで、彼女の気品と堅実さ、そして生涯をかけた公共サービスへの献身を映し出している」とコメントしており、ポール・ダンロップ副市長は「銅像にはエリザベス女王のプライベートが反映されている」と述べ、このように話した。
「エリザベス女王は、特に田園地帯を散歩したり、愛犬と一緒に過ごすなど、アウトドアライフを楽しんでいる時が一番幸せだったのかもしれません。」
新たな銅像に、SNSでは「美しい」「実際に観に行くのが楽しみ」といったコメントが寄せられた。しかし、多くの人々ががっかりしたようで「まったく似ていない」という酷評が相次いだ。
「この作品を許可した人物は、視力検査をするべきだ。これは良くない。私なら撤去する。女王陛下を偲ぶものになっていない。」
「女王にはまったく似てないよ。犬とフィリップ殿下は素敵だけど、これは女王に見えない。」
「こんなに面白いものを見たのは、久しぶりだ!」
「これは陛下の思い出を侮辱するようなものだ。」
このほかにも、エリザベス女王の銅像が映画『ミセス・ダウト』(1993年米公開)に登場する女装したナニー“ミセス・ダウト”に似ているという声もあがった。
こういった批判を受け、アントリム&ニュータウンアビー自治区議会のヴェラ・マクウィリアム議員は、「正直言って、女王には似ても似つきませんね」と同意を示した。
また、ダンロップ副市長は、「個人の好みによって意見が分かれるでしょう。大切なのは、彫刻が何を表しているかということです」と語った。
ニュータウンアビー行政区の広報担当者は、英メディア『The Independent』の問い合わせに対し、「アントリム城庭園の新しいエリザベス女王2世の彫刻に対する、おおむね好意的な反応に、議会は喜んでいます」と述べ、こう続けた。
「芸術が多様な意見を呼び起こすことは認めますが、この彫刻を実際に目にした人々から、温かく受け入れられていることを強調するのが重要です。」
「この彫像は、女王陛下の気品と堅固さを見事に捉えており、その並外れた人生と治世にふさわしい賛辞として建立されているのです。」
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画像は『Balmoral Castle Instagram「Today The Queen and The Duke of Rothesay were joined by school children of Crathie Primary at Balmoral」』『AN Borough Council Instagram「On 6 September 2024, a bronze statue of Her Late Majesty Queen Elizabeth II was unveiled in Antrim Castle Gardens.」』『Mrs. Doubtfire the Musical Instagram「Go behind-the-scenes with @mcclurerob and @avery.sell」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)