米オハイオ州在住の女性は、毎年大規模なハロウィンの飾り付けを自宅の庭で行っており、今年は8月の第二週から飾り付けを始めた。女性がこれほど早く飾り付けを始めたのには理由があり、近隣住民は納得して女性を応援しているが、季節を先取りし過ぎた行動に、一部の人から市に苦情が寄せられている。米ニュースメディア『FOX19』などが、その理由の詳細を伝えた。
米オハイオ州フェアフィールド市バイブリー通りに住むマリアン・ピーターズさん(Marianne Peters、56)は、毎年早めに準備を始めるが、今年は8月の第二週からハロウィンに向けた飾り付けを始めた。マリアンさんはこの7年間、毎年大規模なハロウィンの飾り付けを行っている。広い庭に設置された骸骨や狼男などの様々なデコレーションは子ども達に大人気で、マリアンさんは地元で“ハロウィンの女王(Queen of Halloween)”と呼ばれるほどの認知度だ。
毎年工夫を凝らして違う飾り付けを行っているといい、これほどの大規模な飾りにもかかわらず、訪れた人々は無料で楽しむことができる。「子ども達の反応を見るのが好きで、この飾りを行っています。大人達だって楽しんでくれていますよ」と、マリアンさんは周囲の反応を楽しみに飾り付けを行っていると話す。
今年のハロウィンも気合いを入れて飾り付けを行う予定だったのだが、いつも一緒に準備をしている夫が、昨年がん(中皮腫)と診断されてしまった。マリアンさんは、「夫は1年前にがんと診断されて以降、化学療法を受けた後は、大抵2週間ほど寝込んでしまい、ほとんど何もできない状態になってしまいます」と説明する。
闘病する夫を支えながらも、毎年楽しみにしてくれている子ども達のために、ハロウィンの飾りを中止したくはなかったマリアンさん。ハロウィンの準備や片付けには100時間以上かかるため、ハロウィン当日に間に合うようにと、マリアンさんは8月の第二週から飾り付けを開始した。
コツコツと庭に飾りを出し始めたのだが、季節外れのハロウィンの飾りを見て、市に苦情の声が寄せられてしまった。例年、苦情を受けたことはなかったマリアンさんだったが、今年は市の職員から苦情が届いているとの連絡を2回も受けた。
「苦情があったのは辛いですね。私の家に来て理由を聞いてくれれば、なぜこんなに早くハロウィンの準備を始めたのか説明しますよ」とマリアンさんは苦情を受けたことに納得しておらず、ハロウィンの準備を中断せずにそのまま続けている。
マリアンさんはフェアフィールド市のFacebookグループにて、今回苦情が来たことをシェアし、「毎年楽しんでくれている人がいるか知りたいです」と投稿してみた。すると300件近いコメントが寄せられ、「この地域のほとんどの人は、間違いなくあなたの家のハロウィンの飾りが大好きですよ」「いったいどんな苦情がくるの?」「あなたをハッピーにしてくれることなら、それは続けるべき」「誰も傷つけない限り、あなたはあなたの好きなことをすればいいと思う」「他の人を楽しませようと思ってやっていることに文句を言うなんて考えられない」など、ポジティブな声が殺到した。
このコメントを見たマリアンさんは、「涙が出ましたよ。ハロウィンの飾り付けに多くの時間を割いていますし、これは私にとって大切なことなんです」と、ポジティブなコメントに励まされたと話す。
マリアンさんは、今年のハロウィンではモンスターを演じる役者を用意することを考えており、合計300人ほどの訪問者を見込んでいる。また、「来年も大掛かりな飾り付けを続けたい」と、すでに来年への意欲を見せている。
ちなみに2021年11月には米フロリダ州にて、11月上旬からクリスマスイルミネーションを飾り始めたところ、10万円超の罰金を請求された男性が注目を集めていた。この男性は、前年に業者に依頼するのが遅く飾り付けができなかったため、早めに依頼して飾り付けを行ったと説明していた。
画像は『FOX19 「Fairfield Halloween display receives complaints, homeowner says」(Source: WXIX)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
米オハイオ州フェアフィールド市バイブリー通りに住むマリアン・ピーターズさん(Marianne Peters、56)は、毎年早めに準備を始めるが、今年は8月の第二週からハロウィンに向けた飾り付けを始めた。マリアンさんはこの7年間、毎年大規模なハロウィンの飾り付けを行っている。広い庭に設置された骸骨や狼男などの様々なデコレーションは子ども達に大人気で、マリアンさんは地元で“ハロウィンの女王(Queen of Halloween)”と呼ばれるほどの認知度だ。
毎年工夫を凝らして違う飾り付けを行っているといい、これほどの大規模な飾りにもかかわらず、訪れた人々は無料で楽しむことができる。「子ども達の反応を見るのが好きで、この飾りを行っています。大人達だって楽しんでくれていますよ」と、マリアンさんは周囲の反応を楽しみに飾り付けを行っていると話す。
今年のハロウィンも気合いを入れて飾り付けを行う予定だったのだが、いつも一緒に準備をしている夫が、昨年がん(中皮腫)と診断されてしまった。マリアンさんは、「夫は1年前にがんと診断されて以降、化学療法を受けた後は、大抵2週間ほど寝込んでしまい、ほとんど何もできない状態になってしまいます」と説明する。
闘病する夫を支えながらも、毎年楽しみにしてくれている子ども達のために、ハロウィンの飾りを中止したくはなかったマリアンさん。ハロウィンの準備や片付けには100時間以上かかるため、ハロウィン当日に間に合うようにと、マリアンさんは8月の第二週から飾り付けを開始した。
コツコツと庭に飾りを出し始めたのだが、季節外れのハロウィンの飾りを見て、市に苦情の声が寄せられてしまった。例年、苦情を受けたことはなかったマリアンさんだったが、今年は市の職員から苦情が届いているとの連絡を2回も受けた。
「苦情があったのは辛いですね。私の家に来て理由を聞いてくれれば、なぜこんなに早くハロウィンの準備を始めたのか説明しますよ」とマリアンさんは苦情を受けたことに納得しておらず、ハロウィンの準備を中断せずにそのまま続けている。
マリアンさんはフェアフィールド市のFacebookグループにて、今回苦情が来たことをシェアし、「毎年楽しんでくれている人がいるか知りたいです」と投稿してみた。すると300件近いコメントが寄せられ、「この地域のほとんどの人は、間違いなくあなたの家のハロウィンの飾りが大好きですよ」「いったいどんな苦情がくるの?」「あなたをハッピーにしてくれることなら、それは続けるべき」「誰も傷つけない限り、あなたはあなたの好きなことをすればいいと思う」「他の人を楽しませようと思ってやっていることに文句を言うなんて考えられない」など、ポジティブな声が殺到した。
このコメントを見たマリアンさんは、「涙が出ましたよ。ハロウィンの飾り付けに多くの時間を割いていますし、これは私にとって大切なことなんです」と、ポジティブなコメントに励まされたと話す。
マリアンさんは、今年のハロウィンではモンスターを演じる役者を用意することを考えており、合計300人ほどの訪問者を見込んでいる。また、「来年も大掛かりな飾り付けを続けたい」と、すでに来年への意欲を見せている。
ちなみに2021年11月には米フロリダ州にて、11月上旬からクリスマスイルミネーションを飾り始めたところ、10万円超の罰金を請求された男性が注目を集めていた。この男性は、前年に業者に依頼するのが遅く飾り付けができなかったため、早めに依頼して飾り付けを行ったと説明していた。
画像は『FOX19 「Fairfield Halloween display receives complaints, homeowner says」(Source: WXIX)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)