米サウスカロライナ州の一家に8月25日、4人目の女の子が誕生した。一家の長女、次女、三女は3歳違いで8月25日に誕生しており、4人全員が同じ誕生日になった。四女の出産予定日は9月25日だったため、母親は「今でも信じられません。こんなことになるとは思いませんでした」と驚愕していると、米ニュースメディア『TODAY』などが伝えた。
先月25日、米サウスカロライナ州在住のクリスティン・ラマートさん(Kristin Lammert、35)は、四女ヴァレンティーナちゃん(Valentina)を出産した。クリスティンさんと夫ニック・ラマートさん(Nick Lammert、36)の間には、長女ソフィアちゃん(Sophia、9)、次女ジュリアナちゃん(Giuliana、6)、三女ミアちゃん(Mia、3)がおり、3歳違いで同じ8月25日に生まれていた。
3姉妹は2年前の2022年、ミアちゃんが1歳の誕生日を迎えた時に初めて同じ誕生日を祝った様子が各メディアに取り上げられた。
今回、ヴァレンティーナちゃんは9月25日に誕生する予定だった。そのため、ヴァレンティーナちゃんが誕生して1か月が経とうとしている今でも、クリスティンさんは「本当に信じられないですよ」と驚いている。
ヴァレンティーナちゃんを妊娠してから、順調に過ごしていたクリスティンさんだったが、妊娠35週を迎えた頃、妊娠合併症の一つ「妊娠高血圧腎症(Preeclampsia)」の初期段階であると診断された。経過観察のため、何度も病院へ通い、必要な検査を受けた。
そして先月23日、クリスティンさんは最後の出勤日だった。今回の出産を機に退職することを決めていた彼女はこの日、仕事中に視界がぼやけてきたことに気づいた。
「午前中は問題なかったんです」と当時を振り返るクリスティンさんは、その日、同僚へ自分の業務の引継ぎをしていた。最終日にすべて終わらせたかったため、体調不良にありながらも数時間働いたが、上司に気遣ってもらい、仕事を終えて病院へ向かった。
病院へ向かう前、夫のニックさんから「入院になるかもしれないから準備をしたほうがいい」と言われたが、クリスティンさんは「きっと家に帰ることになるから」と考えていた。
病院に到着して担当医の診察を受けると、合併症が軽度から重度に進行していることが分かった。予定日より1か月以上も早かったが、クリスティンさんは出産に臨むことになった。
「当時は赤ちゃんや自分の健康が心配で、正直、誕生日のことは頭になかったです。多少は意識していましたが、赤ちゃんが無事かどうか、赤ちゃんに負担がかかっていないか、自分が大丈夫かどうかの方が重要だったんです」と、クリスティンさんは説明する。
24時間以内に生まれると考えられていたため、誕生日は8月24日になるだろうと思っていたが、なかなかその兆候は見られなかった。時刻が深夜0時を回り、日付は8月25日となった。クリスティンさんは、当時の心境を「日付が変わるにつれて、だんだん面白くなってきましたよ」と振り返る。
そして8月25日午前8時11分、2608グラム(5ポンド12オンス)でヴァレンティーナちゃんが誕生した。1か月早く生まれてきたため、身体は一回り小さかったものの、ヴァレンティーナちゃんは健康そのものだった。
ヴァレンティーナちゃんは、誕生の翌日に退院したが、クリスティンさんは回復に時間がかかったため、その2日後に自宅に戻った。退院してからも定期的に通院しているが、体調は元通りになり始めている。
クリスティンさんは、4人の子どもたち全員が同じ誕生日になったことについて「本当に、こんなことになるとは思いませんでしたよ」とただ驚いている。しかし一方で、長女のソフィアちゃんは、「私は妹が生まれてくるって分かってたよ」と語る。
実は、ヴァレンティーナちゃんが生まれる数日前、クリスティンさんは、長女ソフィアちゃんが「健康な妹が8月25日か9月25日に生まれますように」と星に願う様子を動画に撮影していた。妹3人を自分の誕生日に迎えてきたソフィアちゃんは、「妹が生まれる時には、『8月25日に生まれてくるよ』と言っていたの。だから魔法みたいなものね」と無邪気に話している。
同じ誕生日に生まれてきた妹のヴァレンティーナちゃんを、3人の姉はすでに溺愛している。喧嘩しながら誰が次に抱っこするかを決め、ミルクをあげたり、げっぷをさせたりと積極的に妹の世話をしているそうだ。
なお、きょうだいが同じ誕生日に生まれる確率について、フロリダ州オーランドにある病院「Orlando Health Winnie Palmer Hospital for Women & Babies」の産婦人科医クリスティン・グリーブスさん(Christine Greves)は、「非常に珍しいです。ギネス世界記録の記録保持者は、同じ日に5人のきょうだいが生まれた家族で、確率にして約170億分の1と言われています」と説明した。
奇跡的な出来事が各メディアに報じられると、「これはすごい偶然」「クレイジーなほどすごい」「同じ日に誕生日を祝えるから、節約になるね」といった声のほか、「3人きょうだいが1年違いで同じ誕生日の人に会ったことがあるよ!」「うちの3きょうだいは3歳違いで全員7月生まれだけど、日付はバラバラだな」「私の子は2人きょうだいで同じ誕生日だけど、4人はすごい!」などといったコメントも寄せられた。
画像は『TODAY 「Mom has given birth to 4 daughters over 9 years on the exact same day」(Courtesy Kristin Lammert)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
先月25日、米サウスカロライナ州在住のクリスティン・ラマートさん(Kristin Lammert、35)は、四女ヴァレンティーナちゃん(Valentina)を出産した。クリスティンさんと夫ニック・ラマートさん(Nick Lammert、36)の間には、長女ソフィアちゃん(Sophia、9)、次女ジュリアナちゃん(Giuliana、6)、三女ミアちゃん(Mia、3)がおり、3歳違いで同じ8月25日に生まれていた。
3姉妹は2年前の2022年、ミアちゃんが1歳の誕生日を迎えた時に初めて同じ誕生日を祝った様子が各メディアに取り上げられた。
今回、ヴァレンティーナちゃんは9月25日に誕生する予定だった。そのため、ヴァレンティーナちゃんが誕生して1か月が経とうとしている今でも、クリスティンさんは「本当に信じられないですよ」と驚いている。
ヴァレンティーナちゃんを妊娠してから、順調に過ごしていたクリスティンさんだったが、妊娠35週を迎えた頃、妊娠合併症の一つ「妊娠高血圧腎症(Preeclampsia)」の初期段階であると診断された。経過観察のため、何度も病院へ通い、必要な検査を受けた。
そして先月23日、クリスティンさんは最後の出勤日だった。今回の出産を機に退職することを決めていた彼女はこの日、仕事中に視界がぼやけてきたことに気づいた。
「午前中は問題なかったんです」と当時を振り返るクリスティンさんは、その日、同僚へ自分の業務の引継ぎをしていた。最終日にすべて終わらせたかったため、体調不良にありながらも数時間働いたが、上司に気遣ってもらい、仕事を終えて病院へ向かった。
病院へ向かう前、夫のニックさんから「入院になるかもしれないから準備をしたほうがいい」と言われたが、クリスティンさんは「きっと家に帰ることになるから」と考えていた。
病院に到着して担当医の診察を受けると、合併症が軽度から重度に進行していることが分かった。予定日より1か月以上も早かったが、クリスティンさんは出産に臨むことになった。
「当時は赤ちゃんや自分の健康が心配で、正直、誕生日のことは頭になかったです。多少は意識していましたが、赤ちゃんが無事かどうか、赤ちゃんに負担がかかっていないか、自分が大丈夫かどうかの方が重要だったんです」と、クリスティンさんは説明する。
24時間以内に生まれると考えられていたため、誕生日は8月24日になるだろうと思っていたが、なかなかその兆候は見られなかった。時刻が深夜0時を回り、日付は8月25日となった。クリスティンさんは、当時の心境を「日付が変わるにつれて、だんだん面白くなってきましたよ」と振り返る。
そして8月25日午前8時11分、2608グラム(5ポンド12オンス)でヴァレンティーナちゃんが誕生した。1か月早く生まれてきたため、身体は一回り小さかったものの、ヴァレンティーナちゃんは健康そのものだった。
ヴァレンティーナちゃんは、誕生の翌日に退院したが、クリスティンさんは回復に時間がかかったため、その2日後に自宅に戻った。退院してからも定期的に通院しているが、体調は元通りになり始めている。
クリスティンさんは、4人の子どもたち全員が同じ誕生日になったことについて「本当に、こんなことになるとは思いませんでしたよ」とただ驚いている。しかし一方で、長女のソフィアちゃんは、「私は妹が生まれてくるって分かってたよ」と語る。
実は、ヴァレンティーナちゃんが生まれる数日前、クリスティンさんは、長女ソフィアちゃんが「健康な妹が8月25日か9月25日に生まれますように」と星に願う様子を動画に撮影していた。妹3人を自分の誕生日に迎えてきたソフィアちゃんは、「妹が生まれる時には、『8月25日に生まれてくるよ』と言っていたの。だから魔法みたいなものね」と無邪気に話している。
同じ誕生日に生まれてきた妹のヴァレンティーナちゃんを、3人の姉はすでに溺愛している。喧嘩しながら誰が次に抱っこするかを決め、ミルクをあげたり、げっぷをさせたりと積極的に妹の世話をしているそうだ。
なお、きょうだいが同じ誕生日に生まれる確率について、フロリダ州オーランドにある病院「Orlando Health Winnie Palmer Hospital for Women & Babies」の産婦人科医クリスティン・グリーブスさん(Christine Greves)は、「非常に珍しいです。ギネス世界記録の記録保持者は、同じ日に5人のきょうだいが生まれた家族で、確率にして約170億分の1と言われています」と説明した。
奇跡的な出来事が各メディアに報じられると、「これはすごい偶然」「クレイジーなほどすごい」「同じ日に誕生日を祝えるから、節約になるね」といった声のほか、「3人きょうだいが1年違いで同じ誕生日の人に会ったことがあるよ!」「うちの3きょうだいは3歳違いで全員7月生まれだけど、日付はバラバラだな」「私の子は2人きょうだいで同じ誕生日だけど、4人はすごい!」などといったコメントも寄せられた。
画像は『TODAY 「Mom has given birth to 4 daughters over 9 years on the exact same day」(Courtesy Kristin Lammert)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)