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【海外発!Breaking News】兄のように慕っていた同居犬を亡くした猫、空のベッドを見つめる後ろ姿が切ない(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2024年10月2日 18時55分

毎日顔を合わせている仲間が突然いなくなれば、猫も人間と同じように寂しがるようだ。このほどアメリカのある女性が、飼い猫の動画をSNSに投稿したところ、多くの人々を感動させた。猫は兄のように慕っていた同居犬が亡くなったことに気付き、嘆き悲しんでいるようだった。米ニュースメディア『Newsweek』などが伝えた。

米ミネソタ州クロウウィング郡ブレイナード在住のブリー・Wさん(Bree W)は9月11日、TikTokに動画を投稿した。そこには、ブリーさんの飼っている猫“スタッシュ(Stache)”が、最近亡くなった同居犬“バーニー(Barney)”のベッドを見つめる姿が映っていた。

ブリーさんは、実家を出て大学に通い始めた19歳の誕生日に、当時2歳だったバーニーの写真を見て、運命を感じた。そして、翌日にルームメートと一緒に迎えに行き、飼い始めた。それ以来、12年間をともに過ごしてきたバーニーについて、ブリーさんはこのように語っている。

「バーニーはボール遊びや水遊びが大好きで、いつもおやつのある戸棚まで誰かを連れて行こうとするのです。それに、私たちの食事の残り物をねだったり、鳥やリスを観察するのが好きで、中庭に通じるドアや窓の近くでの日光浴も大好きでした。」

バーニーを飼い始めてから7年が経った2019年のこと、ブリーさんは保護猫だったスタッシュを引き取り、家族に迎え入れた。その日はちょうどバーニーを迎え入れた日と同じだった。まだ生後6か月のスタッシュは、バーニーを兄のように、あるいは父親のように慕って甘えるようになった。バーニーと一緒に育ったため、スタッシュは犬のような行動をすることもあった。ブリーさんは2匹についてこう明かした。

「2匹はすぐに打ち解けて仲良くなり、ソファで寄り添ったり戯れ合ったりしていました。私はよく、部屋の中でテニスボールを放り投げてバーニーと遊んでいました。スタッシュは当初、バーニーの後を追うだけでしたが、それからしばらくして、スタッシュはヘアゴムを持ってきて、私の目の前に落とすようになったのです。」

「ある日、スタッシュが持ってきたヘアゴムを何気なく放り投げたら、スタッシュはそれを追いかけて私のところへ持ってきました。スタッシュもバーニーのように遊びたかったんです。」

「私が知る猫は、臆病でシャイで人を避けるイメージでした。だけどスタッシュはバーニーと育ったので、フェッチ(物を投げて取ってくる遊び)をしたり、帰宅時に玄関に挨拶をしに来たりと犬のような行動を見せてくれるのです。」

仲睦まじいバーニーとスタッシュだったが、今年の夏にバーニーは骨肉腫と診断された。バーニーは治療を続けるも、どんどん衰弱していった。手の施しようがなくなったバーニーを楽にさせるため、ブリーさん家族は決断を下さなければならなかった。

そしてバーニーは先月6日、安楽死の処置を受け、ブリーさんたちが見守る中で静かに息を引き取った。ブリーさんたちが帰宅すると、スタッシュはすぐにバーニーを探し始めたという。さらに、バーニーが亡くなってから4日後のこと、スタッシュはバーニーが生前使っていたベッドに頭をうなだれながら座っていた。



ブリーさんは、「4日後にバーニーのベッドに座っているスタッシュを見て、『バーニーがもういないことに気づいたんだな』と思いました」と語った。この時の様子を捉えた動画は多くの人々の涙をさそい、ユーザーからは次のようなコメントが集まった。

「スタッシュにバーニーがいない理由を説明できないのが辛いところだ。」
「動画の中の『親友を失ったのは私だけじゃなかった』って言葉が刺さる(泣)」
「うちも3週間半前に愛犬が突然亡くなったんだけど、生前使っていたベッドに今まで近寄ることもなかった14歳の猫が、そこで寝るようになったよ。」



バーニーが亡くなってから1週間後、ブリーさんはバーニーの遺灰が入った骨壷と首輪を持って帰った。するとスタッシュは、骨壷と首輪のニオイを嗅いで擦り寄ってきた。ブリーさんは「スタッシュは元気そうにしているけど、やっぱりバーニーが恋しいんだと思います」と明かしているが、彼女もバーニーを失った悲しみに今も耐えているという。ブリーさんがTikTokに投稿した直近の動画には、スタッシュとバーニーの仲睦まじい姿が映っている。



画像は『Bree TikTok「#petloss #rainbowbridge #petgrief」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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