スペインのバレンシア州カステリョン県で11日夜、ペットのハムスターに噛まれた女性(38)が、治療のために訪れた病院の前で倒れて死亡した。女性の死因は明らかにされていないが、アレルギー反応でも特に重篤な「アナフィラキシー」を起こした可能性が高いという。スペインのニュースメディア『Noticias de Gipuzkoa』などが報じた。
11日午後10時半頃、バレンシアの北に位置するジャレアルの保健センターの前で38歳の女性が倒れ、駆けつけた医療スタッフが蘇生を試みた。
女性はその夜、ハムスターに噛まれており、目撃した17歳の娘や11歳の息子と一緒に同センターの救急外来に向かった。ところが、入り口まであと数メートルのところで意識を失い、心停止した。
女性はコロンビア国籍で、当局は検死のために遺体が運び出される前に現場を封鎖し、2人の子供たちのケアにあたった。現時点での女性の検死結果は不明だが、当局はハムスターが噛んでできた傷に焦点を当て調査を進めている。
なお、ハムスターに噛まれた場合、まれではあるが狂犬病や細菌感染症などを発症することがある。ただ女性のケースでは、噛まれてから短時間で症状が表れていることから、当局は傷口からハムスターの唾液が体内に入り、急激なアレルギー反応である「アナフィラキシー」を起こしたと推測している。
親族は、女性について「喘息を患い、ストレスを抱えていた」と明かしており、女性がアナフィラキシーショックによって急激な血圧低下や意識障害を起こし、喘息を患っていたため呼吸困難に陥って死亡した可能性が高いとみられている。
ちなみに珍しいケースでは過去に、ドイツ在住の60代の男性が、飼い犬に舐められたことで感染症にかかり、入院16日目に多臓器不全で死亡した。敗血症で壊疽が四肢全体に広がっていた。
画像は『Noticias de Gipuzkoa 「Una mujer de 38 años muere tras ser mordida por su hámster」(Freepik)』『Olive Press News Spain 「Pet hamster ‘kills’ mother-of-two in Spain: 38-year-old collapsed in front of her terrified children after being bitten」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
11日午後10時半頃、バレンシアの北に位置するジャレアルの保健センターの前で38歳の女性が倒れ、駆けつけた医療スタッフが蘇生を試みた。
女性はその夜、ハムスターに噛まれており、目撃した17歳の娘や11歳の息子と一緒に同センターの救急外来に向かった。ところが、入り口まであと数メートルのところで意識を失い、心停止した。
女性はコロンビア国籍で、当局は検死のために遺体が運び出される前に現場を封鎖し、2人の子供たちのケアにあたった。現時点での女性の検死結果は不明だが、当局はハムスターが噛んでできた傷に焦点を当て調査を進めている。
なお、ハムスターに噛まれた場合、まれではあるが狂犬病や細菌感染症などを発症することがある。ただ女性のケースでは、噛まれてから短時間で症状が表れていることから、当局は傷口からハムスターの唾液が体内に入り、急激なアレルギー反応である「アナフィラキシー」を起こしたと推測している。
親族は、女性について「喘息を患い、ストレスを抱えていた」と明かしており、女性がアナフィラキシーショックによって急激な血圧低下や意識障害を起こし、喘息を患っていたため呼吸困難に陥って死亡した可能性が高いとみられている。
ちなみに珍しいケースでは過去に、ドイツ在住の60代の男性が、飼い犬に舐められたことで感染症にかかり、入院16日目に多臓器不全で死亡した。敗血症で壊疽が四肢全体に広がっていた。
画像は『Noticias de Gipuzkoa 「Una mujer de 38 años muere tras ser mordida por su hámster」(Freepik)』『Olive Press News Spain 「Pet hamster ‘kills’ mother-of-two in Spain: 38-year-old collapsed in front of her terrified children after being bitten」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)