ヒンドゥー教徒にとって一年で最も重要な祭り「ディワリ(Diwali)」は、光の祭典と呼ばれ、花火が重要な役割を果たす。インドのみならず、世界各地でも祝われるが、南アフリカではディワリ用の大量の花火が盗まれた。さらに、盗品は花火を売る寺院に運ばれていた。南アフリカのニュースメディア『The Citizen』などが伝えている。
南アフリカ警察のロバート・ネティウンダ大佐(Robert Nethiunda)によると、クワズール・ナタール州キャンパーダウン(Camperdown)にある会社で数日前に強盗が押し入った。武装した強盗は警備員を縛り上げ、トラック2台を持ち込み、敷地内のトレーラー2台を連結して盗み出した。トレーラーには大量の花火が積まれており、これらの花火は南アフリカで10月31日に行われるヒンドゥー教の最大の祭り「ディワリ」で使われる予定だった。
地元の警察から被害報告を受け、南アフリカ警察の経済基盤タスクチームが、盗品の一部があると見られる場所の情報を得た。そして、ダーバン都市警察の麻薬チームと南アフリカ警察による合同捜査が行われた。
その結果、捜査チームは10月22日にダーバンから車で20分ほどの場所にある、インド系移民が多く住むフェニックス(Phoenix)という町のヒンドゥー教寺院に向かったところ、アフリカ系の男3人がトラックから花火の箱を降ろしているのを目撃し、すぐに取り押さえた。
この寺院は、花火を販売する目的で用意されていたと報じられている。強盗被害に遭った会社の社長は、押収された花火に自社のブランドマークが付いているのを確認した。その数は560箱、およそ400万ランド(約3400万円)相当だった。他にも強盗らが使用した70万ランド(約600万円)相当のトラックも押収された。
爆発物とみなされる花火の処理にあたるため、南アフリカ警察の爆発物処理班も出動し、寺院は緊張感に包まれた。警察は34~42歳の3人の容疑者を盗品所持の容疑で逮捕したが、発見に至っていない花火とトレーラーの行方を引き続き捜索している。
画像は『IOL 「Outrage over R4m worth of stolen fireworks found in Phoenix temple」(SAPS)』より
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)
南アフリカ警察のロバート・ネティウンダ大佐(Robert Nethiunda)によると、クワズール・ナタール州キャンパーダウン(Camperdown)にある会社で数日前に強盗が押し入った。武装した強盗は警備員を縛り上げ、トラック2台を持ち込み、敷地内のトレーラー2台を連結して盗み出した。トレーラーには大量の花火が積まれており、これらの花火は南アフリカで10月31日に行われるヒンドゥー教の最大の祭り「ディワリ」で使われる予定だった。
地元の警察から被害報告を受け、南アフリカ警察の経済基盤タスクチームが、盗品の一部があると見られる場所の情報を得た。そして、ダーバン都市警察の麻薬チームと南アフリカ警察による合同捜査が行われた。
その結果、捜査チームは10月22日にダーバンから車で20分ほどの場所にある、インド系移民が多く住むフェニックス(Phoenix)という町のヒンドゥー教寺院に向かったところ、アフリカ系の男3人がトラックから花火の箱を降ろしているのを目撃し、すぐに取り押さえた。
この寺院は、花火を販売する目的で用意されていたと報じられている。強盗被害に遭った会社の社長は、押収された花火に自社のブランドマークが付いているのを確認した。その数は560箱、およそ400万ランド(約3400万円)相当だった。他にも強盗らが使用した70万ランド(約600万円)相当のトラックも押収された。
爆発物とみなされる花火の処理にあたるため、南アフリカ警察の爆発物処理班も出動し、寺院は緊張感に包まれた。警察は34~42歳の3人の容疑者を盗品所持の容疑で逮捕したが、発見に至っていない花火とトレーラーの行方を引き続き捜索している。
画像は『IOL 「Outrage over R4m worth of stolen fireworks found in Phoenix temple」(SAPS)』より
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)