10月28日の夜、ナイアガラの滝の展望台から33歳の母親が身を投げた。母親は生後5か月の娘と9歳の息子を連れて、安全柵を乗り越えており、3人の生存は絶望的と見られている。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
先月28日午後9時頃、アメリカ側のナイアガラの滝「アメリカ滝」と「ブライダル・ベール滝」の間に位置するルナ島の展望台から、キアンティ・ミーンズさん(Chianti Means、33)が飛び降りた。
キアンティさんは安全柵を乗り越え、一緒だったローマン・ロスマン君(Roman Rossman、9)とメッカ・ミーンズちゃん(Mecca Means、生後5か月)も、落差約60メートル(200フィート)の滝の中へと消えたという。
通報を受けて、ニューヨーク州公園警察や州警察、犯罪捜査局が現場に駆けつけ、対応にあたった。州警察は10月30日、「捜査の結果、この一件は事実上、意図的であると判断した。ただし、この件の調査は継続中である。捜索・救助活動は行われたものの、3人はまだ発見されていない」と報告した。
親子はナイアガラフォールズ市民で、ビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」のプロフィールによれば、キアンティさんは家庭内暴力カウンセラーとして働き、ニューヨーク州バッファロー近郊にある大学を卒業していた。最近では、SNSでメッカちゃんの父親と別れて絶望感に浸っていることを明かしており、「私は彼を愛しているが、彼は違う。私は家族を取り戻したい」などと綴っていた。
なお2023年2月にも、ナイアガラの滝近くの崖から米イリノイ州の母親が飛び降りて死亡したが、一緒だった5歳の男児は救助され、一命を取り留めていた。しかしながら今回、すでに3日以上が経過しているため、3人の生存は絶望視されている。このニュースには、以下のような感想が寄せられた。
「なぜこんなことを…。これは無理心中だろう。」
「生後5か月の子は自分で飛び降りることなどできない。それに9歳の子は混乱して亡くなったに違いない。子供たちがかわいそうだ。」
「母親、子供、そして飛び降りるのを見た全ての人に同情する。メンタルヘルスの支援が必要だよ。」
「私たちには、その母親の苦しみを完全には理解できない。どうか安らかに。」
「コミュニティには必ず希望と支援がある。どうか一人で苦しまないで、助けを求めて!」
ちなみに10月12日にはニューヨーク市内で、80歳の女性がマンションの28階から飛び降りて命を落とした。動機は明らかになっていないものの、女性の痛ましい死を複数の人が目撃しており、「どうか命を絶つことは考えないで」「自殺を考えている人は助けを求めて」など様々な声があがっていた。
画像は『ABC News 「Mother, 2 children die after going over Niagara Falls safety rail: Police」(Seth Wenig/AP, FILE)』『Metro.co.uk 「Mom and her two young children die after jumping over Niagara Falls」(Picture: LinkedIn)、「Mom’s distressing last posts before jumping over Niagara Falls with her two kids」(Picture: Facebook)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
先月28日午後9時頃、アメリカ側のナイアガラの滝「アメリカ滝」と「ブライダル・ベール滝」の間に位置するルナ島の展望台から、キアンティ・ミーンズさん(Chianti Means、33)が飛び降りた。
キアンティさんは安全柵を乗り越え、一緒だったローマン・ロスマン君(Roman Rossman、9)とメッカ・ミーンズちゃん(Mecca Means、生後5か月)も、落差約60メートル(200フィート)の滝の中へと消えたという。
通報を受けて、ニューヨーク州公園警察や州警察、犯罪捜査局が現場に駆けつけ、対応にあたった。州警察は10月30日、「捜査の結果、この一件は事実上、意図的であると判断した。ただし、この件の調査は継続中である。捜索・救助活動は行われたものの、3人はまだ発見されていない」と報告した。
親子はナイアガラフォールズ市民で、ビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」のプロフィールによれば、キアンティさんは家庭内暴力カウンセラーとして働き、ニューヨーク州バッファロー近郊にある大学を卒業していた。最近では、SNSでメッカちゃんの父親と別れて絶望感に浸っていることを明かしており、「私は彼を愛しているが、彼は違う。私は家族を取り戻したい」などと綴っていた。
なお2023年2月にも、ナイアガラの滝近くの崖から米イリノイ州の母親が飛び降りて死亡したが、一緒だった5歳の男児は救助され、一命を取り留めていた。しかしながら今回、すでに3日以上が経過しているため、3人の生存は絶望視されている。このニュースには、以下のような感想が寄せられた。
「なぜこんなことを…。これは無理心中だろう。」
「生後5か月の子は自分で飛び降りることなどできない。それに9歳の子は混乱して亡くなったに違いない。子供たちがかわいそうだ。」
「母親、子供、そして飛び降りるのを見た全ての人に同情する。メンタルヘルスの支援が必要だよ。」
「私たちには、その母親の苦しみを完全には理解できない。どうか安らかに。」
「コミュニティには必ず希望と支援がある。どうか一人で苦しまないで、助けを求めて!」
ちなみに10月12日にはニューヨーク市内で、80歳の女性がマンションの28階から飛び降りて命を落とした。動機は明らかになっていないものの、女性の痛ましい死を複数の人が目撃しており、「どうか命を絶つことは考えないで」「自殺を考えている人は助けを求めて」など様々な声があがっていた。
画像は『ABC News 「Mother, 2 children die after going over Niagara Falls safety rail: Police」(Seth Wenig/AP, FILE)』『Metro.co.uk 「Mom and her two young children die after jumping over Niagara Falls」(Picture: LinkedIn)、「Mom’s distressing last posts before jumping over Niagara Falls with her two kids」(Picture: Facebook)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)