カミラ王妃(77)が肺感染症から回復中のため、週末に開催される戦没者追悼記念イベントに欠席することが正式に発表された。王妃の容態は心配には及ばないものの、他者への感染リスクを抑えるため出席を見送ったという。現在英ウィルトシャーの自宅で医師の指導のもと療養しており、来週にも公務復帰が見込まれている。
バッキンガム宮殿は5日(以下、日付はすべて現地時間)に声明を発表し、カミラ王妃が肺感染症を患って体調を崩したため、いくつかの公務を取りやめる旨を伝えていた。
英国と英連邦加盟国では、1918年11月11日の休戦協定締結を記念し、この日を戦没者追悼記念日「リメンバランス・デー」と定めている。毎年、記念日前の週末に追悼イベントが開催される。
カミラ王妃は、7日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われた「フィールド・オブ・リメンバランス」のオープニングセレモニーと、同日夜のバッキンガム宮殿でのチャールズ国王(75)主催のレセプションパーティへの出席を見送った。
しかし、9日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで戦没者追悼記念コンサート「フェスティバル・オブ・リメンバランス」が、10日にはホワイトホール大通りにある戦没者慰霊碑“セノタフ”前で戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」のセレモニーが行われる。
カミラ王妃は毎年恒例の戦没者追悼記念イベントへの出席を強く希望しており、声明ではこのように述べられていた。
「陛下は今週の公務を辞退せざるを得ませんでした。しかし彼女は、今週末の追悼行事に出席できるよう、回復を切に願っています。」
だが、9日にバッキンガム宮殿が新たな声明を発表し、王妃の欠席を正式に伝えた。
宮殿の広報担当者は、声明で「医師の指導に従い、季節性肺感染症からの完全回復を目指し、感染リスクを最小限に抑えるため、陛下は今週末の追悼行事に出席しません」と述べ、次のように続けた。
「このことは王妃にとって大きな落胆であるものの、彼女は来週早々公務に復帰したいと考えています。」
現地メディアによると、カミラ王妃の容態は悪化しておらず、問題はないとのことだ。周囲の人々に感染症を移すリスクを最小限に抑えるため、外出しないよう配慮したそうだ。
カミラ王妃は現在、英ウィルトシャーに所有する自宅で医師の指導のもと療養している。早ければ来週にも仕事に復帰し、今年のブッカー賞候補作家を招いて、クラレンス・ハウスでレセプションを主催する予定だ。
なお、チャールズ国王は現在もがん治療を続けているが、体調は安定しており、「フェスティバル・オブ・リメンバランス」と「リメンバランス・サンデー」の追悼セレモニーには通常通り出席する予定だ。
また、キャサリン皇太子妃(42)は9月にがんの化学療法を終了したことを報告し、その後徐々に王室公務に復帰している。
バッキンガム宮殿は8日に声明で、皇太子妃が「フェスティバル・オブ・リメンバランス」と「リメンバランス・サンデー」の両イベントに出席すると発表していた。
画像は『The Royal Family Instagram「Each year in the grounds of Westminster Abbey a ‘Field of Remembrance’ is created」「The King, as Commander in Chief of the Armed Forces, salutes The Cenotaph after laying a wreath on behalf of the nation during the annual Service of Remembrance on Remembrance Sunday.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
バッキンガム宮殿は5日(以下、日付はすべて現地時間)に声明を発表し、カミラ王妃が肺感染症を患って体調を崩したため、いくつかの公務を取りやめる旨を伝えていた。
英国と英連邦加盟国では、1918年11月11日の休戦協定締結を記念し、この日を戦没者追悼記念日「リメンバランス・デー」と定めている。毎年、記念日前の週末に追悼イベントが開催される。
カミラ王妃は、7日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われた「フィールド・オブ・リメンバランス」のオープニングセレモニーと、同日夜のバッキンガム宮殿でのチャールズ国王(75)主催のレセプションパーティへの出席を見送った。
しかし、9日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで戦没者追悼記念コンサート「フェスティバル・オブ・リメンバランス」が、10日にはホワイトホール大通りにある戦没者慰霊碑“セノタフ”前で戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」のセレモニーが行われる。
カミラ王妃は毎年恒例の戦没者追悼記念イベントへの出席を強く希望しており、声明ではこのように述べられていた。
「陛下は今週の公務を辞退せざるを得ませんでした。しかし彼女は、今週末の追悼行事に出席できるよう、回復を切に願っています。」
だが、9日にバッキンガム宮殿が新たな声明を発表し、王妃の欠席を正式に伝えた。
宮殿の広報担当者は、声明で「医師の指導に従い、季節性肺感染症からの完全回復を目指し、感染リスクを最小限に抑えるため、陛下は今週末の追悼行事に出席しません」と述べ、次のように続けた。
「このことは王妃にとって大きな落胆であるものの、彼女は来週早々公務に復帰したいと考えています。」
現地メディアによると、カミラ王妃の容態は悪化しておらず、問題はないとのことだ。周囲の人々に感染症を移すリスクを最小限に抑えるため、外出しないよう配慮したそうだ。
カミラ王妃は現在、英ウィルトシャーに所有する自宅で医師の指導のもと療養している。早ければ来週にも仕事に復帰し、今年のブッカー賞候補作家を招いて、クラレンス・ハウスでレセプションを主催する予定だ。
なお、チャールズ国王は現在もがん治療を続けているが、体調は安定しており、「フェスティバル・オブ・リメンバランス」と「リメンバランス・サンデー」の追悼セレモニーには通常通り出席する予定だ。
また、キャサリン皇太子妃(42)は9月にがんの化学療法を終了したことを報告し、その後徐々に王室公務に復帰している。
バッキンガム宮殿は8日に声明で、皇太子妃が「フェスティバル・オブ・リメンバランス」と「リメンバランス・サンデー」の両イベントに出席すると発表していた。
画像は『The Royal Family Instagram「Each year in the grounds of Westminster Abbey a ‘Field of Remembrance’ is created」「The King, as Commander in Chief of the Armed Forces, salutes The Cenotaph after laying a wreath on behalf of the nation during the annual Service of Remembrance on Remembrance Sunday.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)