ウィンザー城の地所内にある農園に2人の覆面男が不法侵入し、車両を盗んだことが明らかになった。ウィリアム皇太子一家は農園の近くにあるアデレード・コテージに居住しており、事件当時、皇太子の子どもたちは就寝中だった。夫妻の子どもたちが、出入り口として使用する農園のセキュリティゲートが男らによって破損された。事件は10月に発生したが、犯人は逮捕されておらず、地元警察による捜査が続いている。
英メディア『The Sun』が17日(以下、日付はすべて現地時間)、覆面の男2人がウィンザー城の地所内に不法侵入したと報じた。男らは10月13日の夜、およそ1.8メートルの塀をよじ登り、地所内にある農園の一つ「ショー・ファーム(Shaw Farm)」に侵入した。
男2人は、納屋にあったピックアップトラックと四輪バイクを盗み、ウィンザー城のセキュリティゲートを突破して逃走した。
事件が起きた農園の近くには、ウィリアム皇太子(42)とキャサリン皇太子妃(42)、ジョージ王子(11)、シャーロット王女(9)、ルイ王子(6)が暮らしているアデレード・コテージがあり、当時の一家は就寝中だった。
破壊されたゲートは、アデレード・コテージに最も近い出入口であり、3人の子どもたちが毎日通っていた。
事件当時、チャールズ国王とカミラ王妃はウィンザー城に不在だった。
この事件が起きた際、警報は作動した。しかし、侵入者の存在が発覚したのは、ショー・ファームのゲートのセキュリティーバリアが破壊された後だった。
ウィンザー城では、ショー・ファームのゲートおよび一般市民や業者用のメインエントランスにいた武装警察官の配置が減らされ、現在は衛兵交代式の時だけ城の正面に配備されている。
地所の周囲ではパトロールが続けられているが、侵入者たちが王室の敷地内でこれほど大胆な行動を取れた理由は今も解明されていない。
テムズ・バレー警察の広報担当者は16日に声明を発表し、事件が10月13日午後11時45分に発生したことを確認するとともに、次のように述べた。
「犯人は農場の建物に侵入し、いすゞの黒いピックアップトラックと赤い四輪バイクを持ち去った後、オールド・ウィンザー/ダチェット地区に向かって逃走した。逮捕には至っておらず、現在も捜査中である。」
ある情報筋は、同メディアの取材に応じ「犯人はしばらくの間、ウィンザー城を下見していたに違いない」と述べ、こう続けた。
「彼らは侵入する前、そこに車両が保管されていることを知っており、逃げるのに最適なタイミングを知っていたはずです。」
「ウィンザー城には警報機が複数設置されていますが、侵入者の存在が発覚したのは、犯人たちがショー・ファーム・ゲート出口のセキュリティーバリアを突き破った時でした。バリアはひどく損傷されており、取り替えなければなりません。」
また情報筋は、事件現場の近くではウィリアム皇太子夫妻の3人の子どもたちが眠りについた頃だったと明かした。
「学校がある週の日曜の夜で、アデレード・コテージでは子どもたちが就寝中だったと考えられます。」
なお、ウィリアム皇太子夫妻の広報担当者は同メディアからの問い合わせに対し、コメントを拒否した。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「2023」』『The Sun 「ROYAL RAID Major Windsor Castle security scare as masked men raid estate while William, Kate and their children sleep at home」(Credit: Doug Seeburg)』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
英メディア『The Sun』が17日(以下、日付はすべて現地時間)、覆面の男2人がウィンザー城の地所内に不法侵入したと報じた。男らは10月13日の夜、およそ1.8メートルの塀をよじ登り、地所内にある農園の一つ「ショー・ファーム(Shaw Farm)」に侵入した。
男2人は、納屋にあったピックアップトラックと四輪バイクを盗み、ウィンザー城のセキュリティゲートを突破して逃走した。
事件が起きた農園の近くには、ウィリアム皇太子(42)とキャサリン皇太子妃(42)、ジョージ王子(11)、シャーロット王女(9)、ルイ王子(6)が暮らしているアデレード・コテージがあり、当時の一家は就寝中だった。
破壊されたゲートは、アデレード・コテージに最も近い出入口であり、3人の子どもたちが毎日通っていた。
事件当時、チャールズ国王とカミラ王妃はウィンザー城に不在だった。
この事件が起きた際、警報は作動した。しかし、侵入者の存在が発覚したのは、ショー・ファームのゲートのセキュリティーバリアが破壊された後だった。
ウィンザー城では、ショー・ファームのゲートおよび一般市民や業者用のメインエントランスにいた武装警察官の配置が減らされ、現在は衛兵交代式の時だけ城の正面に配備されている。
地所の周囲ではパトロールが続けられているが、侵入者たちが王室の敷地内でこれほど大胆な行動を取れた理由は今も解明されていない。
テムズ・バレー警察の広報担当者は16日に声明を発表し、事件が10月13日午後11時45分に発生したことを確認するとともに、次のように述べた。
「犯人は農場の建物に侵入し、いすゞの黒いピックアップトラックと赤い四輪バイクを持ち去った後、オールド・ウィンザー/ダチェット地区に向かって逃走した。逮捕には至っておらず、現在も捜査中である。」
ある情報筋は、同メディアの取材に応じ「犯人はしばらくの間、ウィンザー城を下見していたに違いない」と述べ、こう続けた。
「彼らは侵入する前、そこに車両が保管されていることを知っており、逃げるのに最適なタイミングを知っていたはずです。」
「ウィンザー城には警報機が複数設置されていますが、侵入者の存在が発覚したのは、犯人たちがショー・ファーム・ゲート出口のセキュリティーバリアを突き破った時でした。バリアはひどく損傷されており、取り替えなければなりません。」
また情報筋は、事件現場の近くではウィリアム皇太子夫妻の3人の子どもたちが眠りについた頃だったと明かした。
「学校がある週の日曜の夜で、アデレード・コテージでは子どもたちが就寝中だったと考えられます。」
なお、ウィリアム皇太子夫妻の広報担当者は同メディアからの問い合わせに対し、コメントを拒否した。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「2023」』『The Sun 「ROYAL RAID Major Windsor Castle security scare as masked men raid estate while William, Kate and their children sleep at home」(Credit: Doug Seeburg)』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)