オーストラリア南東部のビーチで今年7月、サメに右脚を噛みちぎられたフリーサーファーの男性(23)が、約3か月ぶりに海に戻ってきた。男性は事故後に「必ず復帰する」と宣言しており、その約束をしっかり果たした。豪ニュースメディア『PerthNow』などが報じた。
先月下旬、豪ニューサウスウェールズ州ポートマッコリー近くのノース・ショア・ビーチに、右脚を失う事故に遭ったカイ・マッケンジーさん(Kai McKenzie、23)がサーフボードを持ってやってきた。
7月23日、同ビーチでサーフィン中だったカイさんは、全長3メートルのホホジロザメに襲われ、右脚を噛みちぎられた。そしてニューサウスウェールズ州ニューカッスルのジョンハンター病院で、岸に打ち上げられた脚の再接着手術が試みられたが成功せず、右脚は膝の上で切断された。
カイさんはその後、1か月以上の入院を強いられたが、サーフィンへの情熱が消えることなく「できるだけ早く復帰する」と宣言し、前向きな姿勢を崩さなかった。そして先月には義足を装着して歩けるようになり、先月21日にInstagramで次のように報告した。
「これはおそらく、私がこれまで経験した中で最もクレイジーな感情の一つ。なぜなら先週、事故後初めて海に戻り、サメに噛まれた場所までパドリングしたんだ。」
なおその日の海は、サメに襲われた当時とほぼ同じ状況で、カイさんは「少し緊張した」と明かした。ただサメに襲われた場所にしばらく一人で留まり、気持ちの整理をした後は、大好きな両親や叔父、友人らと海を満喫した。カイさんは、投稿に「僕を海から引き離すことなんてできやしない」と綴った。
さらに事故から4か月後の今月23日には、サーフボードの上に片脚で立ち、波に乗る動画を投稿した。波に乗っていた時間は長くなかったものの、近い将来にはサーフィン専用の義足を着けて波に乗ることを考えているそうで、動画にはカイさんを称えるコメントが数多く寄せられていた。
「あなたはインスピレーション!」
「レジェンドだよ。」
「これはすごい。」
「彼はサメに襲われた時の恐怖を忘れられないだろう。こうやって海に戻ってくるなんて、本当に勇気がいることだ。」
「彼は若い。きっとすぐに順応するだろう。」
「サメに襲われた海に戻るという、一番大変な最初の一歩を踏み出した。これからはもう、良くなるだけだよ。」
「彼ならきっと、パラリンピックを目指せるよ。」
「あなたの固い決意、そしてどんなことにも負けずに立ち向かう姿を誇りに思う。」
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画像は『kai_mckenzie Instagram「Probably one of the craziest feelings I’ve had!」「We back bitches」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
先月下旬、豪ニューサウスウェールズ州ポートマッコリー近くのノース・ショア・ビーチに、右脚を失う事故に遭ったカイ・マッケンジーさん(Kai McKenzie、23)がサーフボードを持ってやってきた。
7月23日、同ビーチでサーフィン中だったカイさんは、全長3メートルのホホジロザメに襲われ、右脚を噛みちぎられた。そしてニューサウスウェールズ州ニューカッスルのジョンハンター病院で、岸に打ち上げられた脚の再接着手術が試みられたが成功せず、右脚は膝の上で切断された。
カイさんはその後、1か月以上の入院を強いられたが、サーフィンへの情熱が消えることなく「できるだけ早く復帰する」と宣言し、前向きな姿勢を崩さなかった。そして先月には義足を装着して歩けるようになり、先月21日にInstagramで次のように報告した。
「これはおそらく、私がこれまで経験した中で最もクレイジーな感情の一つ。なぜなら先週、事故後初めて海に戻り、サメに噛まれた場所までパドリングしたんだ。」
なおその日の海は、サメに襲われた当時とほぼ同じ状況で、カイさんは「少し緊張した」と明かした。ただサメに襲われた場所にしばらく一人で留まり、気持ちの整理をした後は、大好きな両親や叔父、友人らと海を満喫した。カイさんは、投稿に「僕を海から引き離すことなんてできやしない」と綴った。
さらに事故から4か月後の今月23日には、サーフボードの上に片脚で立ち、波に乗る動画を投稿した。波に乗っていた時間は長くなかったものの、近い将来にはサーフィン専用の義足を着けて波に乗ることを考えているそうで、動画にはカイさんを称えるコメントが数多く寄せられていた。
「あなたはインスピレーション!」
「レジェンドだよ。」
「これはすごい。」
「彼はサメに襲われた時の恐怖を忘れられないだろう。こうやって海に戻ってくるなんて、本当に勇気がいることだ。」
「彼は若い。きっとすぐに順応するだろう。」
「サメに襲われた海に戻るという、一番大変な最初の一歩を踏み出した。これからはもう、良くなるだけだよ。」
「彼ならきっと、パラリンピックを目指せるよ。」
「あなたの固い決意、そしてどんなことにも負けずに立ち向かう姿を誇りに思う。」
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画像は『kai_mckenzie Instagram「Probably one of the craziest feelings I’ve had!」「We back bitches」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)