中国広東省の歩道で先月下旬、気分が悪くなった高齢男性が突然、後ろ向きに転倒した。当時の様子は監視カメラに記録されており、近くにいた米屋の店主が間一髪で男性を救う瞬間が映っていた。中国のニュースメディア『中工网』などが報じた。
11月29日午前11時頃、広東省韶関市のある米屋の前で、買い物を終えたばかりの高齢男性が突然よろめいて、後ろ向きに倒れた。
当時の監視カメラの映像では、左側から通行人の男性が、右側からは米屋の店主デン・ベンチャンさん(鄧本展、51)が男性に駆け寄る様子が映っていた。
デンさんはまるでスライディングをしているかのように滑り込み、男性の後頭部の下に左足をすっぽりと入れているのが分かり、男性はデンさんの機転により頭を強打せずに済んだ。
デンさんは男性が倒れるのが目に入り、仕事の手を止めて店から飛び出したそうで「店の前は坂になっていてね。男性はきっと、ショッピングカートに入っていた野菜が重くて支えきれなかったのだと思う」と当時のことを語った。
デンさんによると、男性は転倒後も普通に会話ができて、親切な人が持ってきた椅子に座り、30分ほど店の前で休息した後、迎えに来た娘に連れられて帰宅したという。
なおこの動画はSNSで拡散し、韶関市、粤北人民医院の神経外科主任グオ・ミン医師(郭铭)は、もしデンさんの足がクッションの役割を果たしていなければ、後頭部の骨折や脳出血に繋がった可能性があること、脳震盪により生命に危険が及ぶこともあったと指摘した。
実はデンさんは退役軍人で、優秀な軍人として表彰された経験もあり、後に「咄嗟の反応は本能的な行動だった」と明かした。市場で仕事をするようになって10年になり、これまでにも強盗被害にあった女性の鞄を取り戻したり、心筋梗塞を起こした高齢男性の応急処置をしたことがあるそうで、人々からは「あなたこそ真のヒーロー」と称賛されている。
ちなみに危機一髪の救出といえば、昨年、強風に煽られて交通量の多い車道に向かって動き出したベビーカーを、近くにいた男性がすんでのところで止めた。当時の様子は監視カメラが捉えており、この男性も「ヒーロー」と称えられていた。
画像は『中工网 「老人摔倒瞬间大哥滑铲接住头部」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
11月29日午前11時頃、広東省韶関市のある米屋の前で、買い物を終えたばかりの高齢男性が突然よろめいて、後ろ向きに倒れた。
当時の監視カメラの映像では、左側から通行人の男性が、右側からは米屋の店主デン・ベンチャンさん(鄧本展、51)が男性に駆け寄る様子が映っていた。
デンさんはまるでスライディングをしているかのように滑り込み、男性の後頭部の下に左足をすっぽりと入れているのが分かり、男性はデンさんの機転により頭を強打せずに済んだ。
デンさんは男性が倒れるのが目に入り、仕事の手を止めて店から飛び出したそうで「店の前は坂になっていてね。男性はきっと、ショッピングカートに入っていた野菜が重くて支えきれなかったのだと思う」と当時のことを語った。
デンさんによると、男性は転倒後も普通に会話ができて、親切な人が持ってきた椅子に座り、30分ほど店の前で休息した後、迎えに来た娘に連れられて帰宅したという。
なおこの動画はSNSで拡散し、韶関市、粤北人民医院の神経外科主任グオ・ミン医師(郭铭)は、もしデンさんの足がクッションの役割を果たしていなければ、後頭部の骨折や脳出血に繋がった可能性があること、脳震盪により生命に危険が及ぶこともあったと指摘した。
実はデンさんは退役軍人で、優秀な軍人として表彰された経験もあり、後に「咄嗟の反応は本能的な行動だった」と明かした。市場で仕事をするようになって10年になり、これまでにも強盗被害にあった女性の鞄を取り戻したり、心筋梗塞を起こした高齢男性の応急処置をしたことがあるそうで、人々からは「あなたこそ真のヒーロー」と称賛されている。
ちなみに危機一髪の救出といえば、昨年、強風に煽られて交通量の多い車道に向かって動き出したベビーカーを、近くにいた男性がすんでのところで止めた。当時の様子は監視カメラが捉えており、この男性も「ヒーロー」と称えられていた。
画像は『中工网 「老人摔倒瞬间大哥滑铲接住头部」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)