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【海外発!Breaking News】麻薬取締官トップ、密輸に加担しては賄賂を受け取り刑務所へ(フィンランド)

TechinsightJapan 2017年1月6日 19時30分

フィンランドのヘルシンキで30年にわたりベテラン麻薬取締官として活動し、ついにトップの座に就いていた男が麻薬密輸に関わっていたことが発覚し、2013年にその座から転落した。職権乱用のうえ麻薬密輸の悪事に手を染め、多額の賄賂を受け取っていた日々。注目の裁判がついに結審したもようだ。

『フィンランド国営放送/Yle』が伝えたところによれば、麻薬密輸に関する数々の犯罪が明るみに出て逮捕されていたのは、ヘルシンキの麻薬取締官のトップを務めていたJari Aarnio(59)。麻薬密輸組織と水面下で深い関わりを持ち、2011年から2012年にかけ、樽に隠した800kg近いハシシ(大麻樹脂)をオランダからスムーズに密輸できるよう加担していた疑いがもたれていた。

職務の性質上どうしても起こり得る状況、任務においては必要な行動などとしてすべての容疑を否認していたAarnio被告。その裁判がこのほどヘルシンキ地方裁判所で行われ、薬物絡みの22もの罪状につき裁かれた同被告には懲役10年の実刑判決が言い渡された。職権乱用のうえ賄賂を受け取っていた悪徳ぶり、公務員倫理規定違反についても昨年10月に懲役3年の判決を受けていた。

出典:http://www.thenational.ae
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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