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【エンタがビタミン♪】セカオワ、ラジオ番組で「売れないんじゃない!?」と言われた過去

TechinsightJapan 2017年6月27日 16時30分

SEKAI NO OWARI(セカオワ)が7月5日にニューシングル『RAIN』をリリースする。同曲はスタジオジブリ出身の米林宏昌監督によるアニメ映画『メアリと魔女の花』(7月8日公開)の主題歌に決定しており、広く愛されるナンバーとなるだろう。そんなセカオワの4人が6月24日放送のバラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)で“買い物の達人”コーナーに出演した。

セカオワがまだデビューする前、2006年から自分たちで廃工場を改装してライブハウス“club EARTH”を作って活動していた。FukaseとNakajinが中心となり、Saoriはまだメンバーでなかったが「ほっとけなくて」ライブハウスの改装費用を出したり会計のようなことをして協力していた。ある日、Fukaseが彼女に「お前は嫌だったけど誰もいないからお前でいいや」と声をかけてメンバーに入れる。

2人は幼稚園からの幼なじみですぐケンカになるためお互いに「本当に嫌だった」という。たとえばSaoriが他の女子たちと白玉を作りながら「きな粉つける?」と盛り上がっていたところ、カチンときたFukaseが「白玉作るためにライブハウス作ったんじゃねえんだよ!」とキレたこともある。それでもそうやってSaoriが加わり、後にDJ LOVE(二代目)が入って今のメンバーが揃う。

当時はライブに知り合いしか来なかったので、携帯のメールで直接予約を受けていた。ある日Saoriの携帯に全く知らないアドレスから「1枚チケット下さい」とメールが届く。その相手こそ現在のマネージャーである。番組で初めて彼らのライブを観た時の感想を聞いたところ「正直演奏はまだまだだったが、ステージの4人から出てくる雰囲気と佇まいにゾクゾクした」「ライブ後にすぐ声をかけなければと思い“もう一生新人探しをしなくていい!”と興奮でワクワクした」という。

そのマネージャーがまだインディーズデビュー前のセカオワ(当時はまだ“世界の終わり”と表記していた)の楽曲『幻の命』(2010年2月10日発売)をラジオ局に持ち込み先行オンエアが決定する。歓喜したメンバーはオンエアされる日にclub EARTHに集まってラジオ前に待機していた。Fukaseなどはバイト先の店長に「今日はラジオで曲がかかるかもしれないんですよ!」と急いで駆け付けたほどだ。ところがラジオで『幻の命』をオンエアした後にパーソナリティの口から出た言葉が「売れないんじゃないか!?」だったのである。

番組ではそのラジオ放送の音声を探し出した。人気FM番組『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)で当時のパーソナリティはやましげ校長(山崎樹範)とやしろ教頭(家城啓之・マンボウやしろ)である。

『幻の命』を聴いてやしろ教頭が「いいっすね! 不器用な感じで世の中にご挨拶するんでしょうな」と好感触と思えるコメントをしつつ「だいぶいいですよね…売れねぇんじゃないかな?」と口にした。それを受けてやましげ校長が「だいぶいいですよ! そりゃまったくいいですけど…なんと?」と振るので「売れねえんじゃねえかな!」と教頭。校長が「売れようが売れなかろうが好きなもんは好き! それだけで別にかまわないわけで」とフォローした。

本音で話すのが魅力のパーソナリティだけにそうした言葉も飛び出したが、批判的には感じられない。Nakajinは「愛のある発言」と受け止めたもののFukaseは「なんで売れないなんて言うんだ」とショックだった。今思い出しても「だって初めてかかったんだよ!」「そこで言わなくてもいいじゃん!」と納得できないようだ。

そんな『SCHOOL OF LOCK!』をきっかけにセカオワは注目を浴びてヒット曲を連発する。やがて同番組に“セカオワ先生”として出演するのだから分からないものである。

画像は『Fukase 2017年5月28日付Instagram「#endoftheworld #sekainoowari #interview」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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