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【エンタがビタミン♪】“部族アース”ナスDが観光部族の暮らしに密着 バラエティとは思えぬ展開に

TechinsightJapan 2017年7月3日 13時16分

毎週火曜夜11時15分より放送されているリアル冒険バラエティ番組『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系)より“部族アース”をフィーチャーしたゴールデン特番『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて 大アマゾン2時間半スペシャル』が7月2日の18:30より放送された。先住民の村でもらった果実を塗って顔や手足が黒紫になってしまったロケディレクター・ナスDはアマゾン川を移動するヘンリー号に乗船、当初は皆に怖がられたがやがて「黒いやつ」と呼ばれて人気者になる。彼の気さくな人柄やほとんど眠らずに荷物の積み下ろしを手伝う誠意が通じたのだろう。しかしそんな日々が彼の心身を酷使したのか、目的の港に着いた時は気絶してしまい担がれて降ろされる状態だった。

レギュラー放送では、ホテルのベッドに寝かされ意識のないナスDに通訳のホルヘが「冗談じゃないよ、笑いごとじゃないからね」「大丈夫? 命を懸けて助ける」と声をかける緊迫した場面で終わっていた。『大アマゾン2時間半スペシャル』ではその続きが見どころと思われたものの、翌日の朝には「ハーイ!」と元気に姿を見せたナスD、船で気絶したことや担がれて運ばれホテルに寝かされたことまで「全く覚えていない」という。ヘンリー号のレナン船長から「大丈夫か? あの日本人は?」と電話があったことを聞いて、それほど深刻だったのかと驚いていた。ホルヘから当時の映像を見せられた彼は「カットすればいい」と親指を立てるが、包み隠さずに公開するのが同番組の魅力でもある。

スタジオゲストのAmiが「ナスDの気絶をこれだけ引っ張ってきたのに“こんにちは!”みたいな感じで…」と拍子抜けすると、司会の小峠英二も「今日のために3週間引っ張りました」と明かす。それだけにその後の見どころが心配されたが、次の部族との出会いは予想を超える展開となり伊集院光も「こんなところ普通は映さないよね! 面白い!」と感心したほどだ。

ナスD一行が小舟で細い川を抜けて会えたのは、ボラ部族だった。男女とも上半身裸で歓迎の踊りを立て続けに披露してくれると、一行と並んで記念写真、そこから民芸品を売りつけてきた。ナスDは手に取るものを次々と購入して大喜びされるが、ホルヘはそんなに買って何に使うのかと呆れていた。意外だったのはその後である。ナスDたちが次に移動しようと小舟に乗ったところ、先ほどまで裸だった一家が普通にTシャツを着て乗り込んでくるではないか。民芸品が売れてお金が入ったので家族そろって街に行くという。

「観光部族」と呼ばれる存在は『イッテQ!』などのロケでも目にすることがある。しかし「観光」の仕事を終えた彼らを追うケースは珍しい。「観光部族」のロケは本意でなかったナスDたちが「他の部族に会いたい」と聞いて紹介してもらった村を訪れた。船で移動した先ほどの村とは全く違う場所である。ところがそこに現れたのは、見覚えのある子どもや上半身裸の男女ではないか。歓迎の踊りが始まるとナスDは「デジャヴュ?」と狐につままれたようだった。ほぼ同じ流れで民芸品販売へとなりナスDはまたしても手当たり次第に購入、ホルヘが「なんで断らないの?」と呆れるシーンまでどこかで見た記憶がある。

ただ、そこで終わらないのが“部族アース”の凄いところだ。「観光部族」は仕事を終えて林に置いていた服を身に着けると船に乗って本当に住む村に戻るという。その船にナスDたちも乗せてもらいおよそ2時間かけて彼らが暮らす村を訪れた。そこには船で漁に出たりするこれまでに見てきた先住民たちと同じような姿があったのだ。

一方、U字工事のチームは「戦闘部族」と呼ばれるカンドシ族の村へ向かった。外国人が来たのは初めてで「日本人なんて聞いたこともない」というだけに警戒心が強く、今にも襲われそうな緊迫した空気となる。しかし村長が取材を許可すると人々も心を開いてくれた。彼らの暮らしは「観光部族」とは対照的で、土をこねて器を焼いたり銃や吹き矢で猟をして鳥や猿を見事に仕留める貴重な場面が見られた。

ナスDのインパクトに押されがちなU字工事ではあるが、彼らが怯えたり辛そうにする姿は逆に新鮮で一般的な反応を知るうえで必要だ。これからもシャツにネクタイというスタイルを崩さずに頑張ってほしい。

『大アマゾン2時間半スペシャル』では、予告映像でアピールしていたナスDが部族のシャーマン(祈祷師)にお祓いされる場面が全く進まなかった。レギュラー放送の時間帯でなければ流し難い映像なのだろうか? ナスDの今後が気になる。

画像は『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて 2017年7月2日付Twitter「いよいよ今夜6時30分からは大アマゾンSPです!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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