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【エンタがビタミン♪】『こびとづかん』作者が描き下ろし 「オハヨーゴレ」がキモかわいい!

TechinsightJapan 2017年7月21日 20時3分

こびと研究家・なばたとしたか氏による絵本『こびとづかん』。2006年に初めて刊行され、今やその関連書籍の発行部数は累計で270万部を超える人気だ。「自然界には、人知れずこびとという生き物がたくさん存在している」という独自の世界観が支持され、テレビアニメやゲームソフトにも広がりを見せているが、その作者、なばたとしたか氏が描き下ろした新作動画が公開された。キモかわいいレトロタッチの新キャラクターが、独特のインパクトを放っている。

『こびとづかん』のなばたとしたか氏が完全に描き下ろしたオリジナル作品 「朝のお肌に住むヨゴレたち“オハヨーゴレ”」()は、花王・ビオレとコラボした、朝洗顔をキモくかわいく啓発する動画である。水やお湯だけの朝洗顔ではきちんと汚れを落とすのは難しいと判明していることから、朝も洗顔料を使って洗うことの大切さを伝えている。



動画では朝、顔についている汚れ「オハヨーゴレ」を、その種類ごとに「ヒシヨーゴレ」(過剰な皮脂汚れ)、「カクシツヨーゴレ」(角質汚れ)、「アセヨーゴレ」(汗汚れ)としてキャラクター化し、分かりやすく表現している。

それぞれのプロフィールは次の通り。

【ヒシヨーゴレ】



■生息地:おでこ、鼻、Tゾーンなど
■特徴:皮脂腺から現れる半流動性のあぶら。時間がたつと、ニキビの原因になったり、毛穴を目立たせたりするので、人間に嫌われがち。けれどその裏では、肌や髪の乾燥を防ぐという、わりと大事な役目をこなしているが、なかなか理解してもらえず、油性の涙をこぼしている。

【カクシツヨーゴレ】



■生息地: 鼻、あごなど
■特徴: 肌にダラダラと居座り、肌をくすませたり、ゴワゴワさせたりするので、めんどうな存在だと思われている。しかし、そもそも角質とは、肌の表面を覆う肌組織である。しかし、古くなった不要なカクシツをきちんとケアしない人も中にはいると、常日頃、主張している。

【アセヨーゴレ】



■生息地: 鼻まわり、おでこなど
■特徴: 皮脂やホコリとタッグを組み、雑菌を繁殖させ、肌荒れを引き起こしたりする。夏はやたらと現れるため、人間にとにかく毛嫌いされがち。けれど実は、冬でも寝ている間にこっそりと、コップ一杯分も現れると言われており、なかなか油断できない存在。

作者のなばたとしたか氏は、今回のキャラクターを描くにあたり、「普段、美容とは無縁の生活を送っているので、最初はキャラクターのイメージが湧かず苦労しました」と明かしたが、「“気がついていないけれど、いつもひっそりと私たちのそばにいる存在”という所が、どこかこびとに似ているなと考え始めてから、自然とオハヨーゴレ達を生み出すことが出来ました」とこびととの共通点を見つけたようだ。そして「皮脂・汗・角質というのは、普段は常に嫌がられる存在ですが、もともとは自分自身から生まれているものなので、憎たらしくもどこか愛おしい、そんな愛すべきキャラクターになればいいなと思い制作いたしました」とその思いを語った。

なお、動画に流れる曲は、元・the brilliant greenの松井亮が作曲したもの。明るく爽やかなメロディーで朝にふさわしく元気が出る仕上がりになっている。



(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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