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【海外発!Breaking News】妊娠に気付かず腹痛で病院に搬送された女性、20分後に出産(スコットランド)

TechinsightJapan 2017年7月29日 21時10分

妊娠すると体調や体型に変化が起こるのは自然なことだろう。しかしそうした変化が全くなく、分娩するまで「妊娠したことに気付かなかった」という女性は確かに存在する。昨年12月にも、スコットランドの女性が出産20分前まで妊娠を知らず、突然母親になったことを英メディア『The Sun』『Metro』などが伝えた。

2016年12月23日、スコットランドのアバディーンに住むアデル・ダンカンさん(23歳)は、耐え難い腹痛に目を覚まし救急車で病院に搬送された。そこで医師に「妊娠していますよ」と言われ、驚く間もないまま分娩室へ案内され20分後に女児を出産した。

介護施設で働くアデルさんは、クリスマスの迫った23日も朝7時に出勤し、精力的に仕事をしていた。腰痛を感じたが、もともと介護の仕事は体を使うためそれほど気にしていなかったそうだ。しかしその日の腰痛は陣痛の前触れであった。

妊娠していることなど全く知らなかったアデルさんは勤務後、クリスマスプレゼントを買いに出かけてマクドナルドで夕食を済ませた。帰宅して22時半頃に就寝したが激しい腹痛に目が覚め、トイレに行くと大量に出血していた。

母親のルイーズさん(49歳)がすぐに999通報をし、アデルさんは救急車でアバディーン・ロイヤル・インファーマリーへ搬送された。そこで自分が初めて妊娠していることを知り、わずか20分後の23時43分、3217グラム(7ポンド1.5オンス)の元気な女児メイシーちゃんを出産した。

メイシーちゃんは、8万人に1人の出生児に起こる非常に珍しい現象とされる羊膜嚢に包まれた状態で生まれてきたという。突然のサプライズに喜ぶダンカンさん一家であったが、赤ちゃんを迎える準備など全くしていなかったためベビーベッドや衣類などの準備を大慌てで行い、祖母となったルイーズさんはクリスマス前ということもあり大急ぎでスーパーにメイシーちゃんのおむつをまとめ買いに行ったりしたそうだ。

25日にメイシーちゃんと自宅へ戻ったアデルさんは、自身のFacebookで「私同様みんなも驚くと思うけど、ベイビー・ダンカンを紹介するわ。まだ何が起こったのか頭の整理がつかないけど、母子ともに元気よ。サンタが2日早く私にクリスマスプレゼントをくれたの」と友人らに向けて喜びのメッセージを綴った。

昨年12月に出産したアデルさんは、遡ると3月か4月に妊娠したことになる。メイシーちゃんの父親となる男性は、アデルさんの友人の1人だそうで名前は明かされていない。避妊をしなかったことをアデルさんは認めているが、まさか妊娠するとは思っていなかったと明かしている。妊娠の自覚がなかった9か月間は1日30本のタバコを吸い、飲酒もしていた。しかも9月の自分の誕生日には、ウォッカなどを飲んだりしていたようだ。偶然にもその後、禁酒をしたが健康を気遣ってのことではなく節約目的だったという。

「服のサイズも全く変わりませんでした。もともと生理不順だったので妊娠に気付かなかったんです」と言うアデルさんには、腰痛が少しあった程度でその他の妊娠の兆候は一切なかった。アデルさんは「こんなご褒美を授かるなんて、介護の仕事はとてもハードですがやり甲斐があると思いました。他のどんなご褒美よりも、メイシーの母に慣れたことが何より嬉しいです」と話している。

現在7か月になるメイシーちゃんには、アデルさんの姉がメイシーちゃん誕生の1週間後に出産したこともあって、早速いとこができたようだ。アデルさんは「姉は、私と違って妊娠を知っていました」と笑っている。

なお米マサチューセッツ州でも2015年に、出産の1時間前まで妊娠していることに全く気付かなかった女性(当時47歳)が結婚22年目の夫との間に第1子となる元気な赤ちゃんを出産したことが話題になった。

画像は『Metro 2017年7月27日付「Woman rushed to hospital with stomach pain had a baby 20 minutes later」(Collect/PA Real Life)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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