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【海外発!Breaking News】トランプ大統領の顔が刻印された合成麻薬 ドイツで押収される

TechinsightJapan 2017年8月24日 10時49分

そのアクの強さから国を問わずコメディやパロディの格好のネタになっている第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ氏であるが、まさか自分の顔が違法薬物に利用されるとは予想もしていなかったであろう。ドイツ北西部オスナブリュックで19日、合成麻薬のエクスタシー(MDMA)を運搬していた52歳と17歳の親子が拘束されたが、その錠剤全てにトランプ大統領の顔が刻印されていたのだ。

19日午後9時頃、アウトバーンA30号線を走るオーストリアナンバーのプジョー307をオスナブリュック交通警察が呼び止めた。警察官が車内検査をしたところ、エクスタシー約5000錠と大量の現金が見つかった。

その後の調査でエクスタシー錠剤はオランダのアムステルダムで製造されオーストリアへ運搬中であったこと、購入価格は1万1000ユーロ(約140万円)、末端価格においては3万9000ユーロ(約500万円)にも上ることが明らかとなった。車に乗っていた親子はその場で拘束され、翌20日には彼らに対して逮捕状が出されている。

エクスタシーはもともと白色結晶性の粉末だが、着色され、文字や刻印の入った錠剤の形で密売されていることが多い。その形状は様々であるが、今回発見された5000錠は全てオレンジ色であり、トランプ大統領の顔が刻印されていた。ちなみに錠剤の裏側には「Trump」の文字が入っていたという。

オスナブリュック警察のスポークスマンは「エクスタシーにトランプ大統領の顔が刻印されていたのは初めてのことです」と話したものの、今年7月にはイギリスでも同様の錠剤が流通していたことが判明している。またネット上にはびこる闇サイトでは、トランプ氏の大統領選時のスローガン「アメリカを再び偉大にしよう(Make America Great Again)」を茶化した「トランプ氏はパーティーを再び偉大なものにする(Trump makes partying great again)」というキャッチコピーのもと、こうした合成麻薬が氾濫しているという。

画像は『Neue Osnabrücker Zeitung 2017年8月21日付「Autobahnpolizei Osnabrück findet 5000 Ecstasy-Pillen mit Trump-Konterfei」(Foto: Polizei Osnabrück/dpa)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)

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