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【海外発!Breaking News】葬儀場に侵入した男 故人の衣服と宝石を盗んで逃走(米)

TechinsightJapan 2017年9月25日 19時31分

貧すれば鈍するとはまさにこのこと。生活苦のためであろうか、葬儀場に忍び込み窃盗を働いた男。死者に対する敬意も畏れも忘れた男の話題が米ケンタッキー州から伝えられた。

ケンタッキー州のリッチフィールド警察および地元メディア『WAVE-TV』が明らかにしたところによると、この男が窃盗を働いたのはエリザベスタウン・ロードにある「Watson&Hunt Funeral Home」という葬儀場。上方に設置された防犯カメラが13日に起きた事件の一部始終を捉えており、そのビデオ映像が市民をひどく呆れさせている。

葬儀場に不正侵入を図った男は3時間ほどそこに滞在していたもよう。ソーダ、キャンディー、電子機器、そして小さなキャンドルといったものを盗み、さらにはうたた寝をする図々しさだ。カギを探し出した男は81歳で死亡したレイ・ドハーティさんの私物が納められているキャビネットを開け、スポーツタイプのグリーンのジャケット、カーキ色のズボン、下着などを奪うと臭いを嗅いでから自身がそれらに着替えている。また同様にジュエリー類も奪っているようだ。

リッチフィールド警察では「Watson&Hunt Funeral Home」からの情報をもとに逃走中の容疑者の特定が済んでいるもよう。男は同日の早い時間にウォルマートで起きた強盗事件にも関与した可能性があるとして市民に情報提供の協力を呼び掛けた。しかし同警察もドハーティさんの娘も犯人に対してはなかなか寛容であるもよう。犯人に対する彼らのメッセージからそれが見て取れる。

「あなたは何か大きな問題を抱え、このようなことをしなければならないほど困っているのではないでしょうか。私たちも忙しいなかではありますが、できる限りあなたには手を差し伸べたいと思っています」と発表した同警察。そしてドハーティさんの娘レベッカ・ミラーさんは「亡き父も私たち遺族にあなたを許すよう願っていると思います」と犯人に呼びかけ、自身の中にある正義感に気づいて欲しい、他の死者に同じようなことを決してしないで欲しいなどと訴えている。

画像は『Leitchfield Police Department 2017年9月15日付Facebook「The Leitchfield Police Department is currently investigating a burglary that occurred on 09-13-2017 at Watson & Hunt Funeral Home on Elizabethtown Road in Leitchfield.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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