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【エンタがビタミン♪】道重さゆみ “モー娘。って今何してるの?”と言われ「悔しかった」

TechinsightJapan 2017年10月1日 18時45分

モーニング娘。の結成20年を記念し9月23日のNHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』では“モーニング娘。20周年特集 つんく♂語っちゃいましたSP”と題して、現役のモーニング娘。’17にOGの中澤裕子、矢口真里、高橋愛、道重さゆみをスタジオに迎えた。さらに総合プロデューサーのつんく♂が映像で出演した。

そんななかでOGが過去のエピソードを明かした“モーニング娘。20年事件簿”には現役メンバーでさえ驚いており、先輩たちの苦労を思い知ったようだ。

当初、モーニング娘。は『ASAYAN』の女性ロックヴォーカリストオーディションで不合格となった落ちこぼれ5人を集めてつんく♂が結成した。それぞれがソロで歌うつもりなので「仲良くやろうなんて雰囲気は全くなかった」「レコーディングの時も会話がなかった」と1期の中澤裕子が明かす。

ピリピリした空気は2期メンバーが入ってからも変わらず、レコーディングスタジオで2期が歌っているのを1期が外から腕組みでソファに座って見ていた。矢口真里も2期メンバーになったばかりでまだ若く「足をがくがくさせながら歌って、怖さで声が出なかった」と振り返る。

その矢口は当時、あまりに忙しくて半年で一日ほどしか休みがなかったという。ある日、洗面所に立った彼女は「頭のなかが真っ白になって」気づくと自分で洗面台に頭を「ゴーン、ゴーン」と打ち付けていたそうだ。強烈なエピソードにMCのバナナマンが「ヤバいやつじゃん」と心配するが矢口は「末期! 末期!」と笑っていた。

5期の高橋愛は「1回謝っただけでは許されない」と切り出した。たとえば遅刻すると全員に向けて「すいませんでした!」と謝った後、先輩後輩に関わらず1人ずつに謝らなければいけないという。それを聞いて反射的に「はーい!」と挙手したのが、現役メンバーの10期・佐藤優樹である。

彼女は「1人が学校に遅刻したら9期・10期全員の連帯責任になるんです」というのだ。「でも学校の遅刻なんて分からないでしょ?」と不思議そうなバナナマンに、佐藤は「それが、私たちの会社は怖くて、分かってるんです!」と返して笑いを誘った。

モー娘。20年の歴史で最も在籍期間が長かった道重さゆみは「モーニング娘。って今何してるの?」と言われたことを明かす。「AKB48やももクロなどアイドルがたくさん出てきて、それまでモー娘。が当たり前のように出演していた歌番組に出られなくなった」と現実を振り返る道重。周りの人々から「モーニング娘。って今何してるの?」と言われた悔しさが忘れられないようだ。

道重の話を受けて高橋は「つんく♂さんから“こんな時代だから技術を磨け”と言われた」という。道重も在籍した高橋リーダー時代のメンバーが後に“プラチナ期”と呼ばれて高く評価されるのはその努力からだろう。ただ、高橋が「私たち(現役の時)は“プラチナ期”って言われなかった」とこぼせば、道重も「後から評価するくらいならその時に言って欲しかった」と訴えた。

やがて道重リーダーの時代となりフォーメーションが流れるようなダンスを極めた『Help me!!』(2013年1月)は3年8か月ぶりに週間ランキング1位を記録する。この頃から“フォーメーションダンス”は「今のモーニング娘。」の大きな武器となった。

とはいえ『LOVEマシーン』のように広く愛されるヒット曲を出して「モーニング娘。って今何してるの?」と言われる状況を打開したい。数あるアイドルグループでも歌とダンスは定評があるだけに、技術を磨いていればその日は遠くなさそうだ。

画像は『道重さゆみ 2017年9月28日付Instagram「……!! きゃわいい、、、、」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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