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【海外発!Breaking News】オスカー・ピストリウス事件が映画化 家族は「寝耳に水」で法的措置も

TechinsightJapan 2017年10月11日 11時12分

義足のランナーオスカー・ピストリウス受刑者が禁錮6年の実刑判決を受けてから1年以上が経過した。静かに刑に服しているピストリウス受刑者だが、ここにきて不穏なニュースが持ち上がった。家族も知らないうちに、ピストリウス受刑者の事件が映画化されたことが発表されたのだ。

米「Lifetime Films」制作の映画タイトルは『オスカー・ピストリウス:ブレードランナー・キラー(Oscar Pistorius: Blade Runner Killer)』。2013年バレンタインの日に、南アフリカの両足義足のスプリンター、オスカー・ピストリウスがガールフレンドだったリーバ・スティーンカンプさんを銃殺したとされる実話をもとにした映画である。

2013年の事件直後にもセレブ主演での映画化が噂されたが、結局実現されることはなかった。

今回は主演のオスカー・ピストリウス役に南アフリカ出身のアンドレアス・ダム、スティーンカンプ役にはモデルとして活躍するトニ・ガーンが抜擢された。11月11日のアメリカでの公開を前に今月2日、その予告編が発表されたが「B級映画」「予告編でさえパッとしない」といった声があがっているもよう。しかも事件関係者の家族から「寝耳に水」と強い抗議があったようだ。

ピストリウス受刑者の兄カール・ピストリウス氏は3日、声明を発表し「オスカーは逮捕後1か月間、専門家による精神鑑定を毎日のように強いられた。だが彼が殺人をするような状態であったとは結論付けられていない」と述べており、今回の映画について「検察側の視点で描かれた映画。真実が捻じ曲げられている」として法的措置を取る意向を示している。

一方でスティーンカンプさんの遺族も2日、「映画制作に関しては何も聞いていない。また映画の内容は事実とは異なる」との声明を発表している。

ピストリウス受刑者の量刑に対しては、検察側が6年では軽すぎるとして上訴しており、11月3日に最高裁判所でのヒアリングが予定されているという。



画像は『IOL News 2017年10月2日付「Watch the trailer for ‘Oscar Pistorius: Blade Runner Killer’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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