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【エンタがビタミン♪】映画 『ソニータ』 アフガン難民の少女が歌う“売られる花嫁”が胸に刺さる

TechinsightJapan 2017年10月26日 18時35分

映画 『ソニータ』はアフガニスタンのタリバンから逃れてきた難民の少女ソニータが運命に立ち向かう姿を描いたものだ。ソニータはイランの首都テヘランの子ども保護施設でラッパーとしての成功を夢見ながらも、親は16歳になった彼女を見ず知らずの男性に嫁がせようとする。花嫁の値段は「9,000ドル」と彼女がラップで訴える“売られる花嫁”からは、今の日本では考えられないような現実があることを思い知らされる。

歌手のMay J.は公開前日、『May J.(MayJamileh)ツイッター』で「歌うことや好きな人と結ばれること、私たち女性に当たり前に与えられている権利のない社会で、ラップを通して自由を訴える彼女にとても感銘を受けました」とつぶやいた。また、ラッパーの環ROYは「同じ時代にあっても、ひどく遠い世界はいくらでもある。僕の日常に『ソニータ』が差し込まれ、改めてそう思いました。知ること以外、なにもできないとしても、忘れないでいたい」とコメントを寄せている。

ユナイテッドピープル(cinemo)のYouTubeチャンネルでは『ソニータ 「売られる花嫁」- Sonita“brides for sale”」』日本語字幕版が公開されており、「少女たちは閉じ込められ、まるで食用に育てられた羊」と訴える魂のラップは、心が痛いながらも聞き流せぬ重さをともなって刺さってくる。

世界から注目され、サンダンス映画祭2016グランプリ&観客賞をダブル受賞した映画 『ソニータ』は10月21日からアップリンク渋谷他にて公開スタートした。



画像は『ユナイテッドピープル(cinemo) 2017年9月22日公開 YouTube「ソニータ 「売られる花嫁」- Sonita“brides for sale”」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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