Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】酔って車内で嘔吐 高速道路上で降ろされた女性客、タクシー運転手に怒り(英)

TechinsightJapan 2017年12月5日 15時1分

12月にもなればいつにも増して週末の酔客は増える。このほど羽目を外して飲みすぎた女性が、タクシーで帰路につこうとするも車内で嘔吐してしまった。激怒した運転手は女性を高速道路のど真ん中で降ろしたが、このことに女性は憤りを露わにしている。英メディア『Liverpool Echo』『The Sun』『Metro』などが伝えた。

英マージーサイドのモートンに住む市役所勤務のヴィッキー・アボットさん(30歳)は12月1日、友人らとリバプールで飲んだ帰りにタクシーを拾った。ヴィッキーさんはタクシーに乗り込んだ後、気分が悪くなってしまった。

乗り合わせた友人が降りた後で、ヴィッキーさんは思わず車内に嘔吐してしまった。ヴィッキーさん曰く嘔吐は「少量」だったというが、黒キャブのタクシー運転手は怒った口調で「40ポンド(約6,000円)払え」と請求したのだ。

じゅうぶんなお金を持ち合わせていなかったヴィッキーさんは、「家から取って来るし車も掃除するから自宅まで送ってほしい」と運転手に伝えた。ところが運転手は「ならば警察署に連れて行く」と言い、車内のドアをロックした。そして周りの人を呼び止め、近くの警察署がどこかを尋ねた後「あんたをリバプールまで連れて行く」と怒鳴った。

ヴィッキーさんの自宅前の道路を素通りし、リバプールに向かう高速道路を走っていた運転手は「俺の車を汚しやがって!」と叫んで急ブレーキを踏むと「車から降りろ!」と怒鳴り、高速道路でヴィッキーさんを降ろすとそのまま走り去ったという。

明かりも路肩もない高速道路の真ん中で突然降ろされたヴィッキーさんは、時速100km以上のスピードで走行する他の車に怯えながらなんとか安全地帯まで歩き、母親に迎えに来てほしいと電話をした。その後、ヴィッキーさんはドライバーに怒りを露わにし、このように語っている。

「自分が悪いことをしたという非は認めます。確かにあの日は飲みすぎました。でも40ポンドも持っていなかったし、家に取りに帰るって何度も運転手に伝えたのです。掃除もちゃんとするからって。なのに運転手は私を高速道路のど真ん中に放り出したんです。悪いことをしたとは思うけど、だからといってそんなことされていいはずありません。車に轢かれていたかもしれないでしょう。自分だったらどんなに嫌いな人にでもここまではしませんよ。何とかしてこのタクシーの登録ナンバーを追跡できないものかと思っています。」

これに対し、世間からは賛否両論の声が寄せられた。

「吐くまで飲むな。典型的なイギリス女だな。」
「タクシーの運転手が悪い。客を途中で降ろすのは違法だぞ。」
「運転手が途中で客を降ろしたのは、嘔吐した女のせいだろう。女が悪い!」
「嘔吐しておいて文句はないでしょう。この運転手の立場からすれば、車を綺麗にするまで仕事ができないのよ。生活がかかってんだから。」
「まぁ、タクシーの運転手だったら週末は特にこういうリスクを背負わないといけないってことを覚悟しておくべきだね。」
「私の父はタクシーの運転手だけど、父のエリアでは車を汚されたら100ポンド(約15,000円)の迷惑料を取る決まりみたいよ。もしお客が払わなければ警察に通報してもOKなんだって。」
「稼ぎ時の金曜の夜に、たった1人の客に仕事を台無しにされたのは気の毒だな。」
「2人とも、間違った行為だろ。明かりも路肩もないって…女も相当泥酔してたんだろうな。でも高速道路で客を放り出す運転手も運転手だ。」
「運転手が怒るのも理解できるけど、高速道路で放ったらかしはダメでしょう。怪我人が出なくてよかったわ。」
「この女もすぐにメディアで報告か。最近は誰もかれもやること同じだな。」

なお、ヴィッキーさんは「今後私のような目に遭う人がないように、必ずタクシーのナンバーや運転手の名前を控えておくことをおすすめします」と話している。

画像は『Liverpool Echo 2017年12月2日付「Drunk woman who vomited in taxi says she was thrown out on MOTORWAY」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

この記事の関連ニュース