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【海外発!Breaking News】501本をペロリ! 「手羽先大食い大会」で30代女性が驚異の記録(米)

TechinsightJapan 2018年2月5日 11時59分

米フィラデルフィアの名物にもなっている「手羽先大食い大会」で、このほど501本という驚異的な記録で30代女性が優勝した。細い体の腹部に凄まじいスピードで詰め込まれていく大量の手羽先。人々はもう目を白黒させながらその様子を見守ったという。

ペンシルベニア州フィラデルフィアで2日、第26回目となる「ウイングボウル(Wing Bowl)」がウェルズ・ファーゴ・センター(Wells Fargo Center)にて開催された。これは30分間にどれほど多くの手羽先を食べつくすことができるかを競うもので、優勝したのはカリフォルニア州で幼い子4人を育てている30代のママ“モリー・スカイラー(Molly Schuyler)”さん。これはフードファイターとしての芸名で、本名などは明らかにしていない。

過去の最高記録は2015年に優勝したパトリック・バートレッティさんが打ち立てた444本。これはスカイラーさんによる2016年の429羽という記録にも勝るもので、常勝者であったプライドと執念を見せたスカイラーさんは今回501本を食べつくし、再びチャンピオンの座に返り咲いた。2kgのステーキ肉を3分未満でたいらげたこともあるスカイラーさんは、2014年にあるインタビューで「心がけているのは顔を上げ口から喉までできるだけまっすぐに保つこと、そして水分をまめに摂ること」と語っていた。食物を分解する上で唾液の役目は大きいが、あまりにも大量の肉を早食いするため分泌がまったく追い付かないからだそうだ。

このニュースを伝えたオンラインマガジン『Inverse』は、米国レントゲン線学会の機関誌「American Journal of Roentgenology(AJR)」に2007年に寄せられたマーク・レヴィーン氏による論文を引用。こうした大食い大会出場者の胃は特別な訓練によって弛緩する嚢(袋)と化し、想像を絶するほど大量の食べ物を収容することができるようになると説明した。大食いイベントに出場する人の多くが、次の日はまる一日何も食べないとのこと。じっと栄養分の消化と空腹感の回復を待つというから野生を生き抜く肉食動物さながらだ。

また「やせの大食い」とはよく言ったもの。体格の良い大柄な人のほうが小柄あるいは痩せた人よりたくさん食べるという印象があるが、実はその逆。巨大な嚢(袋)と化す胃袋を収めることから、腹部の脂肪は少ない方が有利だそうだ。ちなみにスカイラーさんも「その食べ物に飽き飽きしてムカムカし、“もうひと口も食べたくない、食べられない”という気分になる」と語る。そのため、大食いイベントではそうなる前にできるだけスピーディーに大量の食べ物を胃に落とすことが必要になるという。

画像は『Inverse 2018年2月2日付「How Record-Breaking Wing Eater Molly Schuyler Hacks Anatomy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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