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【海外発!Breaking News】「自撮りキング」を自称する男性、撮影は一日200回!(英)

TechinsightJapan 2018年3月3日 21時35分

自撮りに夢中になり、自分の姿を毎日ソーシャルメディアに投稿している人が存在するが、イギリスのジュナイド・アーメッドさんもその一人だ。彼は自身のインスタグラムに「いいね!」が多く集まるような自撮りを投稿しており、一日に200回も撮影するという。『BBC News』『The Sun』『Oddity Central』などが伝えている。

エセックス州に暮らすジュナイド・アーメッドさん(22歳)のインスタグラムには、現在5万人を超えるフォロワーがいる。その投稿のほとんどが自分の姿を撮影したものだ。元モデルというジュナイドさんは、一日200枚を撮影しインスタに投稿。しかし「いいね!」が600以下であれば、その投稿は削除しているという。最も人気が高い自撮りのみをインスタに残すというこだわりを持っているようだ。

「投稿した時は、最初の1~2分でだいたい100の“いいね!”を貰うんだ。それがすごく嬉しくて。スマホにひっきりなしに表示されるのを見るといい気分になるよ。」

実はジュナイドさんがこのように自撮り中毒になってしまったのは、過去の辛い経験が原因だという。

「僕はどうやら学校で容姿が良い生徒の一人だったんだ。みんなはそんな僕が気に入らなかったようで、いじめられてしまって。容姿が良いからという理由で『お前の顔に火をつけて燃やす』とも言われたりしたよ。なんで僕なんだ、いったい僕が何をしたって言うんだ、なぜ嫌われるんだと思ったことを今でも思い出すね。結局みんな、僕のようにはなれないというジェラシーだったんだろうけど。」

こうした過去の経験が逆にバネとなり、自分に自信を見出すためにも自撮りにハマっているもようだ。ソーシャルメディア上で否定的なコメントを寄せられることもあるが、ジュナイドさんは以前ほど気にしなくなったと話す。また投稿することへのプレッシャーのために、ジュナイドさんは整形手術も行ったことを認めている。

「何年も前の僕はこんな容姿ではなく、もっと自然体だった。でもソーシャルメディアにハマってからは自分を更にアップグレードさせたいという気持ちがあるんだ。注目を浴びるなら整形だって価値あることだと思っているからね。」

ジュナイドさんはこれまでべニアによる審美歯科治療を施し、顎、顎のライン、頬、唇にフィラーを注入、目の下や頭にはボトックス注射をし、眉タトゥーも入れ脂肪冷却施術も行ってきた。週ごとの手入れは欠かせず、自撮りタイムになると鏡の前で入念なメイクも必須だ。自撮りをするまでにたっぷり準備時間を必要とするジュナイドさんに、仲のいい友人らは呆れ気味のようだ。

「『写真ばっかり撮ってないで食事にでも出かけられないの?』と言われるんだけど、『ダメダメ。準備に3時間かかるんだから』って答えるんだ。時々僕の自撮り中毒が、大切な人たちとの間に摩擦を起こしてしまうことはわかってはいるんだけどね。」

自分を美しく見せようと必死になり自撮りにハマるこうした症状は、最近では「Selfitis(セルファイティス)」と呼ばれている。英ノッティンガム・トレント大学とインドのティヤガラージャスクール・オブ・マネジメント(Thiagarajar School of Management)の研究者らによると、1日6回以上の自撮りをしてソーシャルメディアに投稿する人は、慢性的なセルファイティス症状であるという。

自らを「自撮りキング」と称するジュナイドさんは、ソーシャルメディアがどれほどネガティブなものになり得るかということをじゅうぶん理解しているそうだ。

「ソーシャルメディアで見えるものは真実ではないからね。使い方が正しければ楽しいだろうけど、それにどっぷりと人生がはまり込んでしまうのは良くないことだと思う。インスタグラム上の誰かになりたいと思ったりして影響されることは、価値のないことだから。」

このニュースを知った人は「自撮りって結局、ナルシストで自分を見せびらかしたい人がやっていることだからね。彼のような自撮り中毒者を煽るような社会も社会だ」「美しい人というのは、まず中身で判断されることだから。それがわからない人は悲しいよね」「ハンサム過ぎていじめられた? なんか違うような気がするけど…」「彼を見ているとただただ困惑する」といった声があがっている。

画像は『Junaid Ahmed 2017年10月16日Instagram「Smile & watch how the universe works.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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