市内の4つ星老舗ホテルが気に入り、自宅からさほど遠くないにもかかわらず頻繁に宿泊を重ねていた10代カップル。しかしこのほどホテル側が「割引サービスを悪用している」として、2人の宿泊を禁じた。英メディア『Mirror』『The Sun』などが伝えている。
英ウェールズに暮らすルーク・ドノヴァンさん（19歳）とパートナーのテイラー・パーキンスさん（18歳）は昨年、カーディフ市内にある4つ星ホテル「Royal Hotel（ロイヤルホテル）」に宿泊した。それ以来2人は同ホテルが気に入り、約10km以内に自宅があるにもかかわらず、今年に入ってからも頻繁に宿泊を重ねていた。
しかし2月18日と19日に宿泊した際、部屋の鍵がかからずシャワーが冷水だったことから、2人はホテル側に苦情を伝えた。するとホテルのマネージャーから、もう宿泊しないでほしいと言われたのである。
「僕たちは『Booking.com』でホテルの予約をしていたんですが、サイトがオファーするサービスを悪用しすぎだと言われました。それに宿泊サイトからではなく、直接ホテルに支払いをしてもらった方がありがたいとも言われました。僕たちはホテル宿泊がただ好きなだけなんです。3日間滞在すればワイン1本貰えるサービスがあるし、10日間宿泊すればデラックス・アップグレードや無料宿泊もできるんです。今年に入って1月から9日間宿泊して、2月には6回も利用しました。僕たちは暇な時に、お金を払ってこうしてホテル宿泊を楽しんでいるのに、常連客であることを理由にサービスを悪用しているしスタッフにも迷惑だと言われたのです。こちらは泊まる権利があるし、何も問題はないはずです。それなのにマネージャーは、僕たちに45ポンド（約6,600円）返金するので二度と来ないでほしいとまで言いました。」
ホテル側の対応には納得できないと不快感を露わにし「言われなくとももう2度と利用しない」と怒るルークさんだが、一方でホテル側はこのように述べている。
「お客様とスタッフのプライバシーに関することなので、こうした件について直にコメントすることは控えさせて頂きます。当ホテルは創業1866年の老舗で、創業以来全てのお客様に質の高いサービスを提供していることに誇りを持っています。多くのお客様に繰り返し利用して頂けることはホテル側にとって非常に嬉しい限りですが、こちらが最高のおもてなしをご提供するのと同時に、お客様にも我々スタッフをリスペクトして頂きたいという思いがあります。不適切な態度を取る客がいれば、他のお客様とスタッフを守ることは当ホテルにとっては必要不可欠であり、『お客様とスタッフの相互リスペクトこそが価値あること』という信念を持つ我々にとって、いかなる場合もその信念を妥協させるつもりはありません。」
一般的な回答ゆえ、実際にホテル側とカップルにどのようなやり取りがあったのかは不明な部分も多いが、このニュースを知った人からは「安いサイトを利用して泊まる客に不服なら、最初からサイトに登録しなければいいだけのこと。どんな客でも苦情に対応するのはホテル側なら当然のことよ。サービス悪用と苦情を言うなら、予約で埋まらず空っぽの部屋のホテルで満足していればいいじゃない」「ホテルの値段が高ければ客は来ない。この季節、熱いシャワーが出にくいのだから苦情があれば適切に対応すべきであって、来るなというのはおかしい。ビジネスの仕方が間違っている」「まともにこの件に回答せず一般的な回答をすること自体がもうダメ。ホテル側をサポートできない」「割引クーポンやサービスがあるからホテルを利用する客がいるんだろうが」といったホテルへの非難の声があがっている。
画像は『Mirror 2018年3月4日付「Teenage couple claim they were banned from hotel because they were taking advantage of discount offers」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 エリス鈴子）
英ウェールズに暮らすルーク・ドノヴァンさん（19歳）とパートナーのテイラー・パーキンスさん（18歳）は昨年、カーディフ市内にある4つ星ホテル「Royal Hotel（ロイヤルホテル）」に宿泊した。それ以来2人は同ホテルが気に入り、約10km以内に自宅があるにもかかわらず、今年に入ってからも頻繁に宿泊を重ねていた。
しかし2月18日と19日に宿泊した際、部屋の鍵がかからずシャワーが冷水だったことから、2人はホテル側に苦情を伝えた。するとホテルのマネージャーから、もう宿泊しないでほしいと言われたのである。
「僕たちは『Booking.com』でホテルの予約をしていたんですが、サイトがオファーするサービスを悪用しすぎだと言われました。それに宿泊サイトからではなく、直接ホテルに支払いをしてもらった方がありがたいとも言われました。僕たちはホテル宿泊がただ好きなだけなんです。3日間滞在すればワイン1本貰えるサービスがあるし、10日間宿泊すればデラックス・アップグレードや無料宿泊もできるんです。今年に入って1月から9日間宿泊して、2月には6回も利用しました。僕たちは暇な時に、お金を払ってこうしてホテル宿泊を楽しんでいるのに、常連客であることを理由にサービスを悪用しているしスタッフにも迷惑だと言われたのです。こちらは泊まる権利があるし、何も問題はないはずです。それなのにマネージャーは、僕たちに45ポンド（約6,600円）返金するので二度と来ないでほしいとまで言いました。」
ホテル側の対応には納得できないと不快感を露わにし「言われなくとももう2度と利用しない」と怒るルークさんだが、一方でホテル側はこのように述べている。
「お客様とスタッフのプライバシーに関することなので、こうした件について直にコメントすることは控えさせて頂きます。当ホテルは創業1866年の老舗で、創業以来全てのお客様に質の高いサービスを提供していることに誇りを持っています。多くのお客様に繰り返し利用して頂けることはホテル側にとって非常に嬉しい限りですが、こちらが最高のおもてなしをご提供するのと同時に、お客様にも我々スタッフをリスペクトして頂きたいという思いがあります。不適切な態度を取る客がいれば、他のお客様とスタッフを守ることは当ホテルにとっては必要不可欠であり、『お客様とスタッフの相互リスペクトこそが価値あること』という信念を持つ我々にとって、いかなる場合もその信念を妥協させるつもりはありません。」
一般的な回答ゆえ、実際にホテル側とカップルにどのようなやり取りがあったのかは不明な部分も多いが、このニュースを知った人からは「安いサイトを利用して泊まる客に不服なら、最初からサイトに登録しなければいいだけのこと。どんな客でも苦情に対応するのはホテル側なら当然のことよ。サービス悪用と苦情を言うなら、予約で埋まらず空っぽの部屋のホテルで満足していればいいじゃない」「ホテルの値段が高ければ客は来ない。この季節、熱いシャワーが出にくいのだから苦情があれば適切に対応すべきであって、来るなというのはおかしい。ビジネスの仕方が間違っている」「まともにこの件に回答せず一般的な回答をすること自体がもうダメ。ホテル側をサポートできない」「割引クーポンやサービスがあるからホテルを利用する客がいるんだろうが」といったホテルへの非難の声があがっている。
画像は『Mirror 2018年3月4日付「Teenage couple claim they were banned from hotel because they were taking advantage of discount offers」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 エリス鈴子）