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【海外発!Breaking News】親代わりに育ててくれた祖父へ恩返し 孫がウエディングドレス姿で記念撮影(中国)

TechinsightJapan 2018年3月16日 21時17分

離婚した親の代わりに育ててくれた祖父母。しかし祖父の容態は悪化し、このままでは将来自分の花嫁姿を見せることはできないと悟ったシングルの女性が、このほどウエディングドレス姿で祖父と記念撮影をした。中国メディア『Chengdu Business Daily』をはじめ、英メディア『Metro』『Mail Online』などが伝えている。

中国・四川省成都市に住むフー・スーウェイさん(25歳)は、10歳の時に両親が離婚して以来、祖父母に育てられた。スーウェイさんにとって祖父母は勉強のことや人間関係など何でも話せる親友のような存在で、互いに深い絆を築いてきた。

18歳の時、スーウェイさんはスイスとシンガポールの大学で勉強するために中国を離れた。その後は中国に戻り、現在は若き企業家としてキャリアを伸ばしている。そのためスーウェイさんに結婚の予定はまだないが、気になることは祖父のことであった。

祖父のフー・キクァンさん(87歳)は2年前に脳卒中で倒れ、3か月間入院した。昨年9月に再び体調が悪化し入院したが、スーウェイさんは大好きな祖父が心臓疾患を抱えていて長くはもたないことを医師から知らされた。このままでは自分の花嫁姿を祖父に見せてあげることができない―そう思ったスーウェイさんは、ウエディングドレス姿を祖父に見せてあげようと3,000元(約5万円)かけて記念写真を撮影することにした。

病院に検診に行く日、スーウェイさんは祖母に断りを入れキクァンさんを撮影に連れて行った。右腕に点滴をした状態でスタジオに現れたキクァンさんだったがおしゃれなスーツに着替え、美しいウエディングドレスに身を包んだスーウェイさんとカメラの前で微笑み合ったりダンスをしたりして記念撮影をし、小さな教会に移動した後はスーウェイさんとヴァージンロードを歩いた。



「突然、祖父がいなくなってしまう日が来ることに不安を感じました。自分の人生で一番大切な祖父には、私が本当に結婚する時にいてほしいけれど、それは叶わない可能性が高いので、どうしても今回ウエディングドレス姿を見せてあげたかったのです。」



スーウェイさんは、1月に愛する祖父の肖像画のタトゥーを腕に彫った。これまで親代わりに懸命に育ててくれた祖父への愛と感謝の気持ちを込めた記念写真を、スーウェイさんが中国のソーシャルメディアに投稿するとたちまち拡散、彼女の祖父への思いやりに多くの人が感動の声を寄せた。このニュースを知った人からも「素敵なニュース」「感動した」「思いやり溢れる行為だね」「とっても美しい花嫁だ」「おじいさん、長生きできるといいね」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年3月13日付「Single woman does wedding photoshoot with her poorly granddad ‘before it’s too late’」(Picture: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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