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【海外発!Breaking News】母の遺灰を空き巣犯に盗まれて 家族は「お願いだから返して」(英)

TechinsightJapan 2018年3月26日 21時57分

留守中、空き巣に侵入され大切なものを奪われることほど腹立たしく悲しいことはない。このほど英グレーター・マンチェスターのある家に侵入した空き巣犯は、貴重品だけでなく家族が大切に保管していた遺灰までを盗み去った。家族は怒りと悲しみを露わにし、「どうか返してほしい」と訴えている。英メディア『Manchester Evening News』が伝えた。

3月16日の午後1時から4時の間、グレーター・マンチェスターのベリーにあるウェイン・アレンさん宅に何者かが侵入した。空き巣犯らは、ウェインさんが仕事で家を空けていた間にパティオのドアのガラスを割って押し入り、テレビやラップトップパソコンなどを持ち去った。しかし家族が何より悲しんだのは、犯人が亡き母親の遺灰と亡き父親の形見まで盗み去ったことだ。

ウェインさんの弟アンドリューさん(58歳)は「なぜ、犯人が遺灰を盗んだのか理解できない。非常に腹立たしい」と怒りを露わにしている。アンドリューさんとウェインさんを含む3児の母であったエイドリアンさんは2016年5月、病により75歳で他界した。その1年半前にはエイドリアンさんの夫でアンドリューさん達の父でもあるギルバートさんが亡くなっており、家族らは今年後半に北アイルランドで両親の遺灰を散骨する予定を立てていたという。

紫色の蓋がついた透明のプラスチック容器に納められたエイドリアンさんの遺灰は、ボトル用の紙袋の中に入れられてウェインさんの台所の戸棚に保管されていた。犯人はその容器と、エイドリアンさんとギルバートさんの結婚指輪、ギルバートさんの形見の時計など家族にとって大切な品を奪っていったのだ。

「誰かが、悪意なしに遺灰を持ち去ったとしたら理解できません。家族全員が今は悲しみに沈んでいます。散骨の予定があったので、遺灰を取り戻すことは家族にとってはとても重要なのです。」

地元警察は捜査を続けており、ソーシャルメディアでも情報提供を呼びかけている。アンドリューさんも「目撃した人がいれば、どうか警察に伝えてください」と訴えているが、警察や家族の一番の不安は、犯人らが容器の中身が遺灰と知った時に捨ててしまうことであり、なんとかして無事に取り戻すことを願っている。

このニュースを知った人からは、「遺灰を盗むなんて最低中の最低行為」「なんて奴らなんだ。早く捕まえてほしい」「こんなニュース聞くとこの国が本当に嫌になる」といった声があがっている。

画像は『Manchester Evening News 2018年3月20日付「Burglars broke into a house and stole the ashes of a much-loved mum-of-three」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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