このほど米テキサス州である父親が中学校に怒鳴り込み、娘をイジメている女子生徒を激しく叱責し、その頭を壁に強く押し付けた。「間違った方法ではあるが気持ちは分かる」と世の親たち。しかし父親がその後に取った行動はとても劣悪なものであった。裁判では重罪の扱いで裁かれようとしている。
事件はテキサス州サンアントニオのジョーダン中学校(Jordan Middle School)で昨年10月4日に起きた。学校に殴り込んでキャンパス内の警察官に逮捕されたのは、娘がイジメに遭っていると知ったジョン・デヴィッド・カスティーヨという32歳の父親とその妻。ある女子生徒を見つけると叱責し、彼女が女子トイレに入ったところ父親も侵入してさらに怒鳴りつけ、彼女の頭を壁に激しく押し付けるなどして軽い怪我をさせた疑いがもたれている。
裁判所に提出された宣誓供述書によれば、その事件のすぐ前に校内のある廊下で成人女性と3人の女子生徒、そして事件の被害者少女が激しく言い争いをしていたことが目撃されており、警察はその少女、カスティーヨと家族を別々の場所で事情聴取。そこで廊下で目撃された成人女性はカスティーヨの妻で、夫妻の娘が被害者少女にイジメられていたことが分かった。
しかし「消防車専用車線の部分に車を駐車させたため移動させたい」と告げたカスティーヨは、その場を離れることを許されると逃走してしまった。そして今月16日に再逮捕となり身柄は拘置所へ。女子トイレに不正に侵入し、未成年者を怪我させたばかりか取り調べの最中に逃亡を図ったカスティーヨは、第3級の重罪につき裁かれる予定だという。
可愛い娘が学校でイジメにあっていると知った時の父親の心境。イジメっ子を直接怒鳴りつけたこの父親の気持ちは、親であれば痛いほどよくわかるだろう。学校や担任が積極的に動いてくれないため業を煮やして―ということも考えられる。彼には正々堂々と警察の取り調べに応じ、自分の蛮行を反省して謝罪し、しかし娘をイジメから守り抜く姿勢を貫いて欲しかった。イジメに苦しむわが子のために親は何をすべきで何をすべきではないのか、正しい答えを探り出すのは非常に困難なことが多い。
画像は『KSAT.com 2018年3月18日付「Man attacks girl’s alleged bully in middle school restroom, police say」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
事件はテキサス州サンアントニオのジョーダン中学校(Jordan Middle School)で昨年10月4日に起きた。学校に殴り込んでキャンパス内の警察官に逮捕されたのは、娘がイジメに遭っていると知ったジョン・デヴィッド・カスティーヨという32歳の父親とその妻。ある女子生徒を見つけると叱責し、彼女が女子トイレに入ったところ父親も侵入してさらに怒鳴りつけ、彼女の頭を壁に激しく押し付けるなどして軽い怪我をさせた疑いがもたれている。
裁判所に提出された宣誓供述書によれば、その事件のすぐ前に校内のある廊下で成人女性と3人の女子生徒、そして事件の被害者少女が激しく言い争いをしていたことが目撃されており、警察はその少女、カスティーヨと家族を別々の場所で事情聴取。そこで廊下で目撃された成人女性はカスティーヨの妻で、夫妻の娘が被害者少女にイジメられていたことが分かった。
しかし「消防車専用車線の部分に車を駐車させたため移動させたい」と告げたカスティーヨは、その場を離れることを許されると逃走してしまった。そして今月16日に再逮捕となり身柄は拘置所へ。女子トイレに不正に侵入し、未成年者を怪我させたばかりか取り調べの最中に逃亡を図ったカスティーヨは、第3級の重罪につき裁かれる予定だという。
可愛い娘が学校でイジメにあっていると知った時の父親の心境。イジメっ子を直接怒鳴りつけたこの父親の気持ちは、親であれば痛いほどよくわかるだろう。学校や担任が積極的に動いてくれないため業を煮やして―ということも考えられる。彼には正々堂々と警察の取り調べに応じ、自分の蛮行を反省して謝罪し、しかし娘をイジメから守り抜く姿勢を貫いて欲しかった。イジメに苦しむわが子のために親は何をすべきで何をすべきではないのか、正しい答えを探り出すのは非常に困難なことが多い。
画像は『KSAT.com 2018年3月18日付「Man attacks girl’s alleged bully in middle school restroom, police say」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)