俳優エドワード・ノートンが監督・脚本・主演を務める新作映画の撮影が米ニューヨークにて行われていたが、現場のビルから火災が発生した。この火事で駆けつけた消防士の1人が死亡、2人の消防隊員が重度の火傷を負った。米メディア『Fox 5 NY』『PEOPLE.com』『6abc Action News』などが伝えている。
3月22日の午後11時頃、ニューヨーク市消防局にハーレムにある5階建てビルから火災が発生したとの通報が入った。そのビルではジョナサン・レセム原作のクライム映画『Motherless Brooklyn(原題)』の撮影が行われており、ブルース・ウィリス、ウィレム・デフォー、アレック・ボールドウィンらの共演で、俳優エドワード・ノートンが監督・脚本・主演を務めていた。撮影をしていたエリアには住民が住んでいなかったとされている。
1920年代に建築されたこのビルの消火活動にあたったニューヨーク市消防局の消防士マイケル・デヴィッドソンさん(37歳)は、真っ先にホースを持ち込み火事が起こった地下に向かった。しかし炎の勢いは激しく、同僚らは一旦ビルから引きあげたが、マイケルさんは彼らとはぐれてしまった。その後、マイケルさんは大量の煙を吸入して意識不明の状態のところを発見され、急きょハーレム病院に搬送されたが、数時間後の23日未明に死亡した。この消火活動では、他に2名の消防士が重度の火傷を負ったという。
マイケルさんの死亡を発表したニューヨーク市消防局理事のダニエル・ニグロー氏は、勤続15年のベテラン消防士の死を悼み、火災の原因については現在も調査中であることを述べた。父と兄も消防士だったというマイケルさんには、妻のアイリーンさんとの間に7歳、6歳、3歳、1歳の4人の子供がいた。
撮影現場での火事にエドワード・ノートンは大きなショックを受けており、後に「セットに煙があがってきたことに気付きすぐに消防署へ通報し、住民らにも呼びかけてスタッフや役者らを避難させた。亡くなった消防隊員のご家族には心よりお悔やみ申し上げます」と声明を発表している。
画像は『FDNY 2018年3月25日付Twitter「.@NYCMayor Bill de Blasio and Fire Commissioner Daniel A. Nigro today announced the posthumous promotion of Firefighter Michael R. Davidson to Lieutenant」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
3月22日の午後11時頃、ニューヨーク市消防局にハーレムにある5階建てビルから火災が発生したとの通報が入った。そのビルではジョナサン・レセム原作のクライム映画『Motherless Brooklyn(原題)』の撮影が行われており、ブルース・ウィリス、ウィレム・デフォー、アレック・ボールドウィンらの共演で、俳優エドワード・ノートンが監督・脚本・主演を務めていた。撮影をしていたエリアには住民が住んでいなかったとされている。
1920年代に建築されたこのビルの消火活動にあたったニューヨーク市消防局の消防士マイケル・デヴィッドソンさん(37歳)は、真っ先にホースを持ち込み火事が起こった地下に向かった。しかし炎の勢いは激しく、同僚らは一旦ビルから引きあげたが、マイケルさんは彼らとはぐれてしまった。その後、マイケルさんは大量の煙を吸入して意識不明の状態のところを発見され、急きょハーレム病院に搬送されたが、数時間後の23日未明に死亡した。この消火活動では、他に2名の消防士が重度の火傷を負ったという。
マイケルさんの死亡を発表したニューヨーク市消防局理事のダニエル・ニグロー氏は、勤続15年のベテラン消防士の死を悼み、火災の原因については現在も調査中であることを述べた。父と兄も消防士だったというマイケルさんには、妻のアイリーンさんとの間に7歳、6歳、3歳、1歳の4人の子供がいた。
撮影現場での火事にエドワード・ノートンは大きなショックを受けており、後に「セットに煙があがってきたことに気付きすぐに消防署へ通報し、住民らにも呼びかけてスタッフや役者らを避難させた。亡くなった消防隊員のご家族には心よりお悔やみ申し上げます」と声明を発表している。
画像は『FDNY 2018年3月25日付Twitter「.@NYCMayor Bill de Blasio and Fire Commissioner Daniel A. Nigro today announced the posthumous promotion of Firefighter Michael R. Davidson to Lieutenant」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)