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【海外発!Breaking News】ユナイテッド航空、オーバーブッキングで席を諦めた乗客に100万円の旅行券渡す(米)

TechinsightJapan 2018年3月25日 21時31分

乗客を機内から引きずり降ろしたり、ペットを荷物棚の中で死なせるなどユナイテッド航空の不祥事が絶えない。そんな中、同航空でオーバーブッキングが発生してしまった。ところが座席を諦めるように言われた米ワシントン在住の女性は、かなり満足する対応を受けたようだ。『Inside Edition』『ABC News』『CNBC』などが伝えている。

3月22日午前、ワシントン在住のアリソン・プレイスさんは「バチェロッテ・パーティー(女性が結婚前に行う独身最後のパーティー)」を週末に行うテキサス州の友人のもとを訪れるため、ワシントン・ダレス国際空港からオースティン・バーグストロム国際空港へ向かうユナイテッド航空の搭乗手続きを行った。

ところがユナイテッド航空側は、オーバーブッキングを告知。席を諦めてくれる乗客を探していたが誰も名乗り出ず、アリソンさんも予約したフライトを逃したくなかった。しかしアリソンさんは最安値で航空券を購入しており、フライトを諦めるよう言われた。

そんなアリソンさんは当初、ユナイテッド航空から2,000ドル(約21万円)の旅行券をオファーされたが、航空券代分の650ドル(約68,000円)を現金で受け取りたいと申し出た。それに対し同航空は断固として旅行券のオファーをすすめ、結局アリソンさんには1万ドル(約105万円)の旅行券が渡され、次のフライトの搭乗手続きをされたという。

このやりとりを自身のツイッターに投稿していたアリソンさんは、「ユナイテッド航空は、意地でも現金を返金しなかったけど、結局1万ドルの旅行券をオファーされて、フライトが遅れるという経験の中で最高のものとなったわ。私は飛行機から引きずり降ろされたわけでもないし、飼い犬を機内で殺されたわけでもないし」と皮肉たっぷりにツイートしたが、ユナイテッド航空の対応には満足しているようだ。

この件でユナイテッド航空側は、昨年4月に改訂されたポリシーに従ってアリソンさんに1万ドルの旅行券を進呈したことを認めている。最近の度重なる不祥事で、同航空が汚名返上を試みたのかどうかは定かではないが、世間の信頼を取り戻すにはまだまだといったところだろう。

画像は『Inside Edition 3月23日付「United Gives Passenger a Staggering $10,000 Voucher to Give Up Seat」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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