3月29日、TBS系で放送された音楽特番『UTAGE!春のリクエスト祭り』でNMB48の山本彩がギターとブルースハープによる弾き語り、舞祭組の千賀健永が「今までのなかで最高難度でした」というピアノ演奏にチャレンジした。それぞれ楽器経験の背景は違うものの、「一生懸命」な姿に多くが感動する『UTAGE!』ならではのステージとなった。
昨年9月14日の放送で「夏休みの宿題」をテーマに山本彩、千賀健永、梅沢富美男がそれぞれ課題に挑戦したが、今回は「もう一度“宿題コーナー”を」とリクエストがあったものだ。特に山本は前回、『歌うたいのバラッド』(斉藤和義)を弾き語りながら途中で手が止まってしまう。そこから続けて完奏はしたものの「頭が真っ白になって」と悔し涙を見せた。
今回はリベンジという形だが、彼女はさらにブルースハープを吹いてゆずの『いつか』を弾き語る。ブルースハープのホルダーを「寝る時もつけて寝たぐらい」練習したそうだ。
山本が見事に歌い終えると、ゲストの谷村新司がそのパフォーマンスを「この緊張の中で、でもすごい堂々とやっていて、ビンビンと思いが伝わってきた」と称賛、指原莉乃や柏木由紀は「自慢のメンバー」「AKBグループの誇りですね」と感動していた。
一方、千賀健永は『いい日旅立ち』を山口百恵に楽曲提供した谷村新司とコラボした。谷村は前回、千賀がX JAPANのToshlと『Forever Love』をコラボするのを見て「千賀くんの一生懸命さに震えた」という。
ただ、谷村はリハーサルで千賀を見て「右手でコードを弾く際に大変そうだった」と苦戦を明かしていた。千賀自身も「今までのピアノ演奏のなかで最高難度でした」というほどで、まだ一度も完奏したことがない状態で本番に臨む。リハーサルで谷村から「自分のペースでいいよ、ぼくが合わせるから」と優しく言葉をかけられ、「自分の中で変わることができた」という千賀。本番で彼を見守るように歌いかける谷村の姿はその言葉通りだ。
千賀は無事に演奏を終えるとしばし顔を上げられず、ようやく立ち上がると感極まって谷村とハグした。その光景にスタジオは大きな拍手に包まれる。
感想を求められた谷村は「何かにチャレンジしているっていうのは、それだけで胸がいっぱいになる」と答え、千賀とのコラボを「指先が震えているのが分かり、できるだけリラックスして、あれだけ練習したのだから皆に喜んでもらえるようにという気持ちで」歌ったという。彼が「今日はすごい良い演奏だったよね」と声をかけると、千賀も「ありがとうございます」と嬉しそうである。
それに続き“宿題”に挑んだのが、梅沢富美男、瀬川瑛子、武田鉄矢である。合計年齢「205歳」の3人が郷ひろみの『GOLDFINGER ’99』を完コピしようと真剣に練習を重ねて臨んだ。
本番では踊りに精一杯で、3人の歌がずれてしまう。なかでも「自分の脈拍より速いテンポはちょっと…」と話していた瀬川のパフォーマンスが際立った。
中居正広はステージを見終えると「最高! カッコいい!」「今年一番笑いましたよ」と大ウケするが、「笑っては失礼かもしれないけど、お三方が一生懸命やっているからですよ」と説明した。山本彩や千賀健永とはまた違う、大御所ならではの「一生懸命」なステージがスタジオを笑いに包んだのである。
番組最後のコメントで、谷村新司は「上手なものが必ずしも人の心を打つとは限らない。でも、下手でいいというものでもない。一生懸命にやってることが何よりも大事。今日は僕もそれを一番感じたし、とても良い刺激になりました」と話していた。
本番収録で、もし失敗してもやり直しは出来ないというコンセプトだからこそ「一生懸命」な姿が見られる。それが『UTAGE!』の魅力と言えるだろう。
画像は『山本彩 2018年3月29日付Twitter「間もなく20時~TBS『UTAGE!春のリクエスト祭り』放送です」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
昨年9月14日の放送で「夏休みの宿題」をテーマに山本彩、千賀健永、梅沢富美男がそれぞれ課題に挑戦したが、今回は「もう一度“宿題コーナー”を」とリクエストがあったものだ。特に山本は前回、『歌うたいのバラッド』(斉藤和義)を弾き語りながら途中で手が止まってしまう。そこから続けて完奏はしたものの「頭が真っ白になって」と悔し涙を見せた。
今回はリベンジという形だが、彼女はさらにブルースハープを吹いてゆずの『いつか』を弾き語る。ブルースハープのホルダーを「寝る時もつけて寝たぐらい」練習したそうだ。
山本が見事に歌い終えると、ゲストの谷村新司がそのパフォーマンスを「この緊張の中で、でもすごい堂々とやっていて、ビンビンと思いが伝わってきた」と称賛、指原莉乃や柏木由紀は「自慢のメンバー」「AKBグループの誇りですね」と感動していた。
一方、千賀健永は『いい日旅立ち』を山口百恵に楽曲提供した谷村新司とコラボした。谷村は前回、千賀がX JAPANのToshlと『Forever Love』をコラボするのを見て「千賀くんの一生懸命さに震えた」という。
ただ、谷村はリハーサルで千賀を見て「右手でコードを弾く際に大変そうだった」と苦戦を明かしていた。千賀自身も「今までのピアノ演奏のなかで最高難度でした」というほどで、まだ一度も完奏したことがない状態で本番に臨む。リハーサルで谷村から「自分のペースでいいよ、ぼくが合わせるから」と優しく言葉をかけられ、「自分の中で変わることができた」という千賀。本番で彼を見守るように歌いかける谷村の姿はその言葉通りだ。
千賀は無事に演奏を終えるとしばし顔を上げられず、ようやく立ち上がると感極まって谷村とハグした。その光景にスタジオは大きな拍手に包まれる。
感想を求められた谷村は「何かにチャレンジしているっていうのは、それだけで胸がいっぱいになる」と答え、千賀とのコラボを「指先が震えているのが分かり、できるだけリラックスして、あれだけ練習したのだから皆に喜んでもらえるようにという気持ちで」歌ったという。彼が「今日はすごい良い演奏だったよね」と声をかけると、千賀も「ありがとうございます」と嬉しそうである。
それに続き“宿題”に挑んだのが、梅沢富美男、瀬川瑛子、武田鉄矢である。合計年齢「205歳」の3人が郷ひろみの『GOLDFINGER ’99』を完コピしようと真剣に練習を重ねて臨んだ。
本番では踊りに精一杯で、3人の歌がずれてしまう。なかでも「自分の脈拍より速いテンポはちょっと…」と話していた瀬川のパフォーマンスが際立った。
中居正広はステージを見終えると「最高! カッコいい!」「今年一番笑いましたよ」と大ウケするが、「笑っては失礼かもしれないけど、お三方が一生懸命やっているからですよ」と説明した。山本彩や千賀健永とはまた違う、大御所ならではの「一生懸命」なステージがスタジオを笑いに包んだのである。
番組最後のコメントで、谷村新司は「上手なものが必ずしも人の心を打つとは限らない。でも、下手でいいというものでもない。一生懸命にやってることが何よりも大事。今日は僕もそれを一番感じたし、とても良い刺激になりました」と話していた。
本番収録で、もし失敗してもやり直しは出来ないというコンセプトだからこそ「一生懸命」な姿が見られる。それが『UTAGE!』の魅力と言えるだろう。
画像は『山本彩 2018年3月29日付Twitter「間もなく20時~TBS『UTAGE!春のリクエスト祭り』放送です」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)