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【海外発!Breaking News】女性宅に侵入し使用済み下着を盗んだ判事 懲役15年の可能性も(米)

TechinsightJapan 2018年4月2日 16時28分

罪を裁く立場の者が一転、犯罪者となった。このほど米ニューヨーク州サフォーク郡で、判事の男が近所の女性宅に侵入し下着を盗んだ容疑で逮捕された。男は複数にわたり下着泥棒を働いていたことを認めているという。米メディア『abc13 News』『New York Post』などが伝えている。

3月29日の午前9時頃、ニューヨーク州サフォーク郡に住む同郡地区判事ロバート・サカーリ(49歳)は、同郡イースト・アイスリップに住む23歳女性宅に侵入し、その女性の使用済み下着をバスケットかごから盗んだ。

両親やきょうだいと一緒に住んでいるこの女性は事件当時、1人で自宅にいて就寝中だったという。しかし玄関のドアが開く音を聞いて目が覚めた女性は、声をかけ玄関を見に行くと男を発見した。男は女性に姿を見られた後、すぐに逃走した。

その後女性はドアを施錠し、母親に電話をした。母親の911通報によってすぐに駆けつけた警察官らが、女性に犯人の人相を尋ね周辺をパトロールしていたところ、女性宅から2軒先のドアをノックするふりをしていたロバートを目撃した。女性が述べた人相と酷似していたことから警察官は職務質問をしたところ、ロバートが数枚の女性用下着を持っていることが発覚、さらにその下着が通報先の女性のものであることが確認され、逮捕となった。

容疑を認めたロバートは、“衝動に駆られて”数回にわたり下着を盗んだことを供述。女性はアイスリップにある弁護士事務所でロバートが勤めていた頃に実習生として来ていたことがあり、ロバートは女性のことを見知っていたようだ。ロバートはその後、女性宛てに謝罪の手紙を綴り供述書に署名もしている。

3月30日、裁判所に出廷したロバートは第2級強盗罪で起訴され、5万ドル(約530万円)の保釈金が設定された。警察には窃盗の事実を認めておきながらも、法廷でロバートは無罪を主張したようだ。この件を担当したナッソー郡地区判事は、ロバートに精神的治療を受けさせる意向であることを述べている。また、被告弁護人のウィリアム・ウェクスラー氏は「被告の法廷での仕事は素晴らしいものであり、全ての判事や法律家が彼を尊敬している。この裁きがどのような結果を迎えるのか、ただ見守っていくしかない」と話している。現在、一時的に職に携わることを禁じられているロバートは、被害者女性に連絡することにも禁止令が出されており、保釈条件としてGPSモニターの装着が義務付けられることになるようだ。

既婚者であり、幼い3児の父でもあるロバートが起こした事件に近隣住民らはショックを受けているようだ。ウィリアム・ブルームさんは「なんか変態的な事件を起こしたと聞いたけど…信じられないよ。前にロバートさんと女性が話しているのを見たことはあるけど」と口にし、ジェイ・モセーリさんは「あの人が女性の下着を盗んで逃げたとは信じがたい。いつもジョギングしていて、近所の人たちみんなにフレンドリーに接していた。家庭的な人で、子供たちと外でバスケットボールをしてよく遊んでいたよ」と明かしている。

住民らの信頼を裏切っただけでなく職業倫理に反した行為を犯してしまったロバートには、今後15年の懲役刑が科せられる可能性があるという。

画像は『New York Post 2018年3月30日付「Judge accused of stealing dirty panties heads to court」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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